【2018版】予防接種はフィリピン留学前に受けるべき?いくらかかる?

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ロッキー

金融機関に勤務しながらフィリピンに魅せられ、週末渡航を繰り返すこと数十回。スラムに招待されたり、ホテルで荷物荒らしに遭ったりしながら、ついにはフィリピン人と結婚し、現地に家を購入。

フィリピン留学に関連したサイトやブログをサーフィンしていて気がつきました。

 

予防接種について「フィリピン留学の前に受けておくことをおすすめします」と書いているサイトはいくつもありますが「どの予防接種を、いくらで受けられるのか」という情報にまで踏み込んでいません。

 

マラリアに関しても似たようなもので、多くのサイトで病状の説明や蚊対策には触れていますが、マラリア予防薬の服用方法や価格にまでは言及されていません。

 

今回はフィリピン留学をお考えの方々向けに、類似サイトに書かれていない情報もてんこ盛りにして、予防接種などの解説をいたします。

 

 

フィリピン留学で予防接種を検討するべき病気は何?

フィリピン留学で予防接種を検討するべき病気は何?

フィリピン留学関連サイトの多くが、以下の5種類を挙げています。

 

  • 狂犬病
  • A型、B型肝炎
  • 日本脳炎
  • 破傷風

 

ここにもうひとつ「麻疹」(はしか)を加えるべきです。2016年に日本国内で麻疹騒ぎが起きたことをご記憶でしょうか?

 

関西国際空港の利用客のなかに麻疹感染者が1名いました。30名の空港従業員が感染し、そのなかには医師や救急隊員も含まれていました。また感染者がそのあと向かったライブ会場でも二次感染者が出てしまいました。

 

このように麻疹は、他の感染症と比較しても非常に強烈な感染力があります。麻疹の発症後は免疫力が低下するため、合併症により生命の危機に陥る可能性もあります。

麻疹

 

ところが日本人のなかでも、今年28歳~41歳の人の多くは「麻疹ワクチン空白世代」です。国際基準で2回の予防接種が必要なのに、受けていないのです。

またそれ以外の世代でも2回しっかり受けている率は100%ではありません。何人かに1人は麻疹が重篤化するリスクを抱えているのです。

 

そしてフィリピンにおける麻疹ですが、2014年前半に大流行が起きてしまい、約47,000人もの麻疹症例が報告されました。

 

麻疹は「空気感染」もするのが厄介です。潜伏期は10~12日で発症します。もしもフィリピン留学中に学校内に感染者が出てしまったら、あなたはどうしますか?

実際にフィリピンから帰国後に麻疹を発症したケースは、今でもまだ起きています。

 

もしあなたが麻疹ワクチンを2回接種していないなら、これを機会にぜひ受けましょう。日本国内においてさえ、他の世代の多くは受けているのですから。

 

 

フィリピン留学の前に予防接種を受けたらいくら必要?

フィリピン留学の前に予防接種を受けたらいくら必要?

前項で列挙した病気の予防接種ですが、定価はありません。医療機関によって価格が違うのです。以下は東京都内のある医療機関の、1回あたりの価格です。

 

麻疹 6,500円
狂犬病 15,000円
A型肝炎 8,000円
B型肝炎 7,000円
破傷風 3,500円
日本脳炎 6,500円

 

 

いかがですか?全部受けたら相当な出費になりますよね。

あなたが予防接種を受けるべきかどうか判断しやすいように、それぞれの病気について簡単に説明します。麻疹については、すでに2回の接種を受けていれば問題ないですね。

 

1)狂犬病

発症してしまったら致死率100%という怖い病気です。そしてフィリピンは、狂犬病による死者が毎年、世界のワースト10に入るハイリスク国なのです。2006年にフィリピンから帰国した後に発症したお二人の日本人が亡くなられています。

フィリピン留学における狂犬病のリスク
出典:厚生労働省「狂犬病

予防接種費用が高いこともありますが、狂犬病の場合、事後の適切なケアで発症はかなり高い確率で防ぐことが可能です。もし犬に咬まれたら、傷口を石鹸で入念に洗浄し、急ぎ病院でワクチンを接種します。

 

また狂犬病は犬だけでなく、サルやネコから感染することもあります。万一、フィリピン留学中に動物に口を舐められたりした場合は、同様の処置をするべきです。

 

2)A型、B型肝炎

残念ながらフィリピンの衛生環境は日本と大きく異なります。市販されている飲料用の水でさえもA型肝炎ウイルスが混入していることがあります(加熱殺菌でかなり防げます)。飲み物だけでなく魚介類や野菜などからも、人の手を介して摂取した場合に感染しますので、不衛生な店での飲食は当然、避けるべきです。

 

フィリピン留学時のB型肝炎のリスク
出典元:WHO

しかし食中毒を考えてみますと、フィリピン留学をされた多くの諸先輩方が経験していることも事実です。「食中毒はフィリピン留学の通過儀礼」と言われるくらいですから、A型肝炎の感染リスクも相応にあります。

 

B型肝炎は使い回された注射針や性交渉で感染します。フィリピン留学中は品行方正にしていればリスクは高くないはずです。

 

先の予防接種価格は日本製品ですが、実はこのような海外製品もあり日本で接種できます。

 

・Havrix(Glaxo Smithkline社製)

Havrix720

 

A型肝炎のワクチンです。1回の接種で効果は約1年間。半年から1年後に2回目の接種をすると、なんと約20年も免疫力が持続します。フィリピン留学のあとも東南アジアなどに頻繁に出かける、或いは滞在する予定ならば選択肢のひとつでしょう。

 

・Twinrix Adult(Glaxo Smithkline社製)

Twinrix Adult

こちらはA型、B型肝炎の混合ワクチンです。接種は 3回必要ですが約5年持続します。

 

3)破傷風

 

一年を通して高温のフィリピンは菌が繁殖しやすい環境です。ちょっとしたケガでも破傷風にかかってしまう可能性はあります。

破傷風

多くの日本人は幼少期に(ジフテリア+百日咳+破傷風)の三種混合ワクチンを予防接種で受けています。しかし破傷風ワクチンの効果は20代の前半までしかありません。あなたがすでに20代後半以降でしたら、検討する価値はあるでしょう。

 

4)日本脳炎

 

農村部に行かなければ、感染リスクは低いとされています。

 

例えばバギオ留学される方の多くは、バナウェにある世界遺産の棚田観光に行く可能性はありますよね。日本脳炎は蚊が媒介する病気ですから、観光の際には念入りに蚊対策することをお勧めいたします。

 

予防接種が無いマラリア。予防薬はいくら?

予防接種が無いマラリア。予防薬はいくら?

フィリピン留学で怖い病気といえば、これまで説明したもの以外ではデング熱とマラリアでしょう。

どちらも蚊に刺されることでかかります。ゆえに最善の対策は、露出の多い服装を極力避けること(就寝中も)ですが、常夏のフィリピンで常に長袖・長ズボンみたいな恰好を続けるのはストレスでしょう。

 

フィリピン留学の関連サイトでは、日本から虫除けスプレーの持参を勧めていたりもしますが、ことマラリア防止策としては疑問符がつきます。

「マラリアを媒介するハマダラカに、日本の虫除けスプレーは効果が無い」とする医療関係者もいます。実は日本で市販されている製品には、有効成分のDEETが12%以下しかありません。ちなみにアメリカ軍が採用している虫除けクリームは、DEET 34.34%です。

 

 

では予防薬はどうでしょうか。

 

日本の医療機関で処方される抗マラリア薬では「マラロン」があります。副作用が極めて少ない特徴もあるからでしょう、世界中で広く使用されています。

マラロン
出典元:QLIFE

しかしマラロンは服用回数が問題です。

 

  • 渡航2日前から服用を始める
  • フィリピン滞在中は、毎日1錠を服用する
  • 帰国後も1週間は服用し続ける

 

飲むだけでも大変そうですが、問題は値段です。税抜きで1錠が750円もするのです!

ひと月のフィリピン留学だとしたら、総額で3万円ほどになります。もっと中・長期の留学となればコスト負荷は相当ですよね。2週間程度の留学であれば検討してもよろしいのではないでしょうか。

 

マラロンの他にも、週1錠の服用で済む抗マラリア薬があるのですが、副作用がけっこうあるため処方されないようです。

 

 

さいごに

 

フィリピン留学関連のサイトを読んでいて気になったことがあります。

セブ島の状況に関する記事内容なのに「フィリピン渡航時に予防接種は必要ない」と書いているケースが複数あったのです。セブシティは他地域よりリスクが低いのは確かですが、それをあたかもフィリピン全体が該当するかのように書くのはいかがなものでしょうか。

 



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