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「フィリピンの大学進学に興味がある!でも、手続きは複雑そうだし、試験の内容も全然分からない…」と困っていませんか?
実際に、フィリピンの大学の入学手続きはとても複雑。サポートなしで一人で手続きを進めるのは、とても大変です。
特に、入学試験については詳細な情報を得ることが難しいです。何から手を付けていいか分からず不安ですよね。
こちらの記事では、
についてまとめました。フィリピンの大学への留学を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!
日本の大学は、大抵1月〜3月頃に入学試験があり、4月に大学入学となります。一方、フィリピンでは、大学によって入試の時期・回数が異なります。特に、マニラにある一流大学と地方大学の入試時期は大きく異なるので注意が必要です。
入試は、入学予定日の1年前の7月に行われます。例えば、2020年の8月から大学に入学したければ、2019年の7月に行われる試験に合格する必要があります。受験から入学まで1年もの期間が開くため、多くの外国人学生にとってハードルが高いと言えます。
日本でいう「前期」・「後期」というものと似ています。試験は、入学日の1ヶ月前(7月か1月)に行われる場合がほとんどです。年に2回試験を受けるチャンスがあるので、外国人留学生でもチャレンジがしやすいと言われています。
まず、フィリピンの大学に入学するまでの大まかな流れを把握しましょう。実際は、大学ごとにスケジュールが違います。詳細なスケジュールについては、各大学の公式の発表を確認してください。
時期 | やること |
4月(または9月) | 必要書類3つを作成(英訳) |
公証印・法務局印を取得(公証人役場) | |
外務省印の取得(外務省) | |
レッドリボン認証の取得(フィリピン大使館・フィリピン領事館) | |
7月(または12月) | フィリピンへ渡航 |
希望大学に赴き、受験申請をする | |
入学試験&合格発表(合格発表は当日か1日後) | |
8月(または1月) ※マニラの一流大学の場合は翌年8月 |
大学生活スタート |
フィリピンの大学での入試を受けるために、どんな手続きが必要なのでしょうか?
必要書類は主に3つ。これらの書類を取得するためには、手間と時間が掛かります。できれば、申請書類の作成をサポートしてれるエージェントに頼るほうが無難ですが、その場合も必要書類について知識を持っておくことが必要です。
ここでは、ご自身で申請書類を作成する場合の費用とポイントを解説します。
マニラの一流大学の受験では、最低でも入学時期の1年2ヶ月前から、フィリピンの地方大学の受験では、入学時期の2ヶ月前から準備を始める必要があります。書類の準備は、はやめに行いましょう。
まずは、留学前に日本で大学の入学に必要な書類を取得しておく必要があります。
大学留学に最低限必要な書類は以下の3つです。
上記の資料は、すべて英訳が必要になります。卒業証明書と成績証明書に関しては、取得の際に英訳のデータをもらうことができます。一方、戸籍謄本の全部事項証明に関しては、ご自身で英訳をしないといけません。
公証人役場は、全国に300箇所設置されていますので、自宅近くの公証人役場でも手続きを行うことができます(全国の公証人役場一覧)が、東京・大阪の公証人役場に赴くと手続きの手間を省くことができます。
公証印、法務局印を取得した後は、外務省で外務省印を取得する必要があります。東京都内、大阪府内の公証人役場でしたら公証印、法務局印、外務省印を一気に取得できるため、東京都内か大阪府内に赴き、手続きをされることをお勧めいたします。
公認印・法務局印・外務省印(外務省印については、下で説明)の取得では、合計11,500円の費用が掛かります。
公証人役場で認証を得るときは、料金は部数ではなく回数ごとにとられるため、3つの書類はひとまとめにして一度に認証を得ることをお勧めいたします。
東京・大阪の公証人役場では、当日に取得できます。地方の公証人役場で申請した場合、公証人役場から外務省に書類を送付し、外務省からの返送を待つという手続きが必要なので、1週間ほどかかります。
公証印、法務局印が取得できたら、外務省に書類を送り、外務省印を取得します。
外務省印を取得する理由は、日本で公的に認められた嘘偽りのない書類であると証明するためです。
公認印・法務局印・外務省印(外務省印については、下で説明)の取得では、合計11,500円の費用が掛かります。
東京・大阪の公証人役場では、当日に取得できます。地方の公証人役場から外務省に書類を送付した場合、外務省からの返送を待つという手続きが必要なので、1週間ほどかかります。
公証印・法務局印・外務省印を取得できたら、東京にあるフィリピン大使館か大阪にあるフィリピン領事館で「レッドリボン認証」というものを受ける必要があります。
レッドリボン認証(別名アポスティーユ)は、「提出する書類が嘘偽りないことをフィリピン政府も認めますよ」という印になります。レッドリボン付きの必要書類でないと、大学側はイミグレーションに学生ビザの申請ができないのです。
フィリピン大使館(または領事館)でのやり取りはすべて英語になりますので、もしあまり英語が得意でないかは英語が話せる人の付き添いがあったほうがいいでしょう。
レッドリボンの申請料金は、3,250円になります。また、返送用の赤色のレターパック(540円)も事前に購入しておく必要があります。レターパックはコンビニや郵便局で購入可能です。
書類に問題がなければ、レッドリボンのついた書類が2週間以内にレターパックに書いた住所宛に届きます。
大学によっては、銀行口座の残高証明の提出を求めるところもあります。入学を希望する大学で、どんな書類が必要か、ウェブサイトで調べておきましょう。
費用 | |
公認印・法務局印・外務省印 | 合計11,500円 |
レッドリボン認証 |
3,250円(返送用のレターパック540円も購入の必要あり) |
合計 | 15,290円(レターパック代含む) |
申請書類が準備できたら、フィリピンへ渡航し、希望の大学に赴き受験申請を行います。
まず、現地の大学の外国人専用窓口か入試を管理するオフィスに直接赴き、「大学に入学するために入試を受けたい」という意思を伝えるところから始まります。試験を受けるには、必ず現地の大学に直接訪れる必要があります。
受験申請は、7月もしくは12月に行うことができますが、大学によって申請日は異なりますので、事前に大学に確認するようにしましょう。
受験申請の際に、日本のフィリピン大使館(または領事館)のレッドリボン認証を受けた
を提示するように求められる場合があります。
このときは、あくまで提示のみで提出はしません。
受験申請が終わると、大学から試験日のスケジュールなどを教えてもらえます。それに従って再度大学に行き、入学試験を受けます。
受験料がかかる大学(大学によっては7,000円ほどかかるところも)と受験料が無料の大学があります。受験料は大学ごとに異なりますので、しっかりとチェックしましょう。
試験当日は、指定された時間より前に大学に行き、試験会場周辺で待機するところから始まります。
恐らく大学内部の知識があまりないと思うので、事前に場所を調べておくか、当日1時間ほど前に大学入りして試験会場などを事前に調べておくようにしたほうがいいでしょう。
テストの数十分前には会場が開放されます。大学のスタッフが、試験の流れや注意事項の説明をしてくれますので、それを聞いて試験に挑みます。スタッフの説明は、英語です。
入学手続きは、試験合格日(多くの場合、試験当日か翌日に合格発表)に大学より手続き日が伝えられますので、その指示に従って再度大学を訪問します。
学費は、入学手続きを行う際に現地通貨で大学に直接支払います。
フィリピンには、日本のセンター試験のような統一テストの制度はありません。そのため、大学独自のテストを受ける必要がありますが、入学試験の内容は大学ごとに大きく異なります。
フィリピンのトップクラスの大学は、数学、科学、英語などフィリピン人の受講生と同じ複数の科目を受験する場合がほとんどです。こちらは、英語がすでにできるフィリピンの学生にとっても難関な試験ですから、日本人にはかなりハードルが高いです。
一方で、地方都市にある私立大学は、基本的に英語力診断テストが入学の合否を分ける基準となります。大学ごとに試験の形式は多少異なりますが、ほとんどの場合、英語の筆記試験と面談による実技のスピーキングテストになります。一部の学部(IT学部や理系の学部など)は、簡単な数学のテストを課される場合もあります。
そのため、日本の学生にとっては地方都市の大学、もしくは英語力診断テストのみを入学試験として課している大学への進学をおすすめしています。
テスト時間は、だいたい1時間から1時間半が目安です。試験会場は大学の一室で行われる場合がほとんどです。
英語力診断テストを課している地方大学の場合、試験の合否はその日のうちに出る場合が多いです。
午前中にテストを受け、午後には結果が出るという具合です。
結果は、試験の専用窓口の担当者から通知が渡されます。どの場所に試験結果を聞きに行くかは、テストの際にスタッフから教えてもらえますのでその指示に従ってください。そして、その合否の結果が分かった後はさっそく入学手続きを始められます。
入学手続きに必要なのは、日本のフィリピン大使館(または領事館)のレッドリボン認証を受けた
です。
大学によっては、「学生がしっかりと学費を払える資金力を持っているのか」を確かめるために銀行口座のコピーなどの提示を求めるところもあるので、事前にチェックしておきましょう。
英語力に関しては、大学により条件とする基準が大きく異なります。
例えば、マニラにあるフィリピン大学、デ・ラサール大学、アテネオ大学などの一流大学は基本的に英語力診断というものを行っていません。これは、「英語は話せて当たり前」というスタンスがあるからです。
そのため、指標が分かりませんが、恐らく最低でもIELTSで6.0から6.5のレベルでなければ入学は難しいでしょう。ただ、上記の一流大学の場合は、IELTSやTOEFLなどのスコアを入学条件に課しておらず、その代わりとしてSAT(アメリカの大学進学適性試験)のスコアの提示を求めるような大学が多いです。
一方で、地方の大学は、IELTS5.0から5.5ぐらいのレベルで合格できるかなといったところです。最低限それぐらいのレベルがなければ、大学に入ってから授業に着ていくのが大変ですから、指標としておくといいと思います。
TOEFLやIELTSのスコアが英語力を判断するうえで一種の判断基準になることはありえますが、英語力診断試験が免除されることはありません。あくまで大学の試験を受ける必要があります。
フィリピンの大学進学にあたって、「まだ英語が話せないけど、留学にチャレンジしたい」という人もいるでしょう。
もちろん日本でも英語学習対策を行うことは可能です。しかし、フィリピンの語学学校に事前に留学し、大学でも通用するレベルの英語力を養うのが最も効率的です。
フィリピンのバギオというエリアにあるBright Dimensionsという語学学校は、フィリピンの大学進学専用のコースを持っています。
現地での大学留学の手続きサポートも行ってくれますので、フィリピンの語学学校で半年ほど学び、しっかりと英語力をつけることをおすすめします。
いかがでしたか?フィリピンの大学留学試験に関する大まかな情報がお分かりいただけたと思います。
フィリピンの一流大学は、試験の内容がかなり難しい上に入学まで1年も待つ必要があるので現実的な進学先とは言えません。なので、日本人学生にはバギオやセブなどの地方大学か、マニラの中流の優良私立大学などがおすすめです。
フィリピンの大学は日本と違って柔軟性がある部分も魅力です。中流の大学からスタートしても、いい成績を残していれば、さらにレベルの高い大学に転校できる可能性も十分にあり得ます。
しかし、フィリピンの大学に進学するまでは書類の手続きや大学とのやりとりなど複雑で面倒な作業も多いです。できれば、そういった作業をサポートしてれる大学留学の専門エージェントを使うほうが無難です。
この記事を参考にフィリピンの大学留学にチャレンジする人が一人でも多く増えたら嬉しいです。
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