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先日、フィリピン留学から帰国したばかりの友人からフィリピンでの思い出を聞く機会がありました。
その友人は「必ずまたフィリピンに行きたい!」という強い気持ちを、たくさんの思い出話と一緒に意気揚々と話してくれました。
私自身、フィリピン(計1ヶ月半程)とカナダ(2年)留学を経験していますが、リピーターとしてもう一度訪れたいと強く思うのはフィリピンです。
最近では、大学生の間で有名になりつつあるフィリピン留学。
しかし、カナダ留学と比べると、「フィリピン留学は、取っ掛かりにくい」という印象を持っているのではないでしょうか?
そこで今回は、フィリピン留学とカナダ留学を経験している僕が、
などを、これから留学を考えている皆さんにお伝えしていきます!
まず、フィリピン留学の場合、ほとんどが語学学校内に設けられた寮で過ごすことになります。
さらに、スパルタコースなどの集中型のコースを受講する場合、月曜日から金曜日までの週日は、夜間にも授業が入っていたり、自習時間があったりと、授業が終わっても学校内にいなければいけません。
対して、その他の留学では、授業が終わると家に帰り、友達やホストファミリーとモールへ買い物に出かけたりと、学外での時間が多くなります。
留学生がみんな同じ環境内で生活し、常に英語での会話を用いて楽しみを見つけていくということは、これ以上ないほど、良い経験でした。
僕は、フィリピン留学の良い意味での自由のなさに魅力を感じました。
また、学外に出る機会が少ないということは、単純にお金の節約にも効果があると思います。
私がカナダで生活していた時、友達と暇を潰す為に、おしゃれなカフェに行ったり、ゲームをしたりと、毎日何かでお金を使ってしまっていたのを覚えています。
ただでさえお金のかかる留学なのに、さらに浪費してしまうのはいかがなものでしょう?
みなさんご存知かと思いますが、フィリピンって発展途上国なんです。
恐らく日本で普通に生活していて、発展途上国にどんなものがあるのか、ということを正確にイメージできる人は少ないと思います。
私の場合は、「虫が多そう…」それだけでした。笑
今となって考えてみると、日本でも田舎の方へ行けば虫はたくさんいます。
一つだけ言えるのは、自分たちが想像もできないような世界が広がっているということです。
など…。
これだけ聞くと、かなり危険な国のように感じますが、不思議と危険を感じるような事はありませんでした。
実際に、留学中に友人がトラブルに巻き込まれたというような話もほとんど聞いた事がありません。
現地の講師の方によると、ここ数年でフィリピンの治安はずいぶん良くなっているとのことで、過激な発言で知られるドゥテルテ大統領ですが、治安の面では彼の政策が功を奏しているのは明らかだと思います。
「発展途上国って危険じゃないの?」と不安に思っている方でも、安心して行かれて大丈夫です!
留学を考える人の誰もが悩むポイント、それが「お金」です。
私も、カナダ留学を途中で諦めて日本への帰国を決意したのは「お金」の問題でした。
では簡単に、フィリピン留学とカナダ留学での費用を比べてみましょう。
私が初めてフィリピンに滞在していた一ヶ月間に掛かった費用は、およそ30万円です。
この30万円という金額の中には、
全て含まれていますので、総額で30万円を超えることはありませんでした。
対して、カナダでは2年間滞在し大学に通っていましたが、1ヶ月の滞在費用に換算すると、このような感じになります。
私の場合、カナダ留学の1ヶ月分の学費+生活費+航空券代で、 月に40万円をはるかに超えるでしょう。
経済面を考慮した上でも、フィリピン留学の方が安上がりだということは明らかだと思います。
フィリピンの語学学校では、基本的に1on1形式で授業が進められていきます。
これは、英語を始めたばかりの方でも、自ら話す機会を強制的に得る事ができるシステムだと思います。
カナダでは、1on1形式はほとんど採用されておらず、授業は基本的にグループワークを通したクラスメイトとの会話を中心に進められていきます。
私は、カナダの大学へ留学した際に、周り(ネイティヴのみ)の英語のレベルに圧倒されてしまい喋る機会がほとんどありませんでした。
しかし、私一人が喋らなかったからといって、授業に支障が出ることはまったくありません。
対して、1on1の授業形式では講師と生徒の一対一の会話をベースに授業が組み立てられているので、生徒が会話に参加しなければ授業は進みません。
自分の英語で人と意思疎通できているということを実感することで、自信に繋がるハズです。
また、フィリピンの語学学校は、授業外のアクティビティが盛んで、週に一度は何かしらのアクティビティに参加することになります。
私が訪れた語学学校には、週替わりでバスケットボールやバドミントン、バレーボールなどの大会が開かれており、生徒と講師が入り混じってチームを結成していました。
ちょうど、バスケットボールの大会が開催される週に滞在していたので、参加させていただきました(高校までバスケ部に所属してました)。
講師の方だけではなく、地元のチームに所属している人たちも参加していて、国際交流の場でもありました。
「英語を学ぶ」ことから「英語を使う」までできるのがフィリピン留学の良さだと感じています。
一つだけ、フィリピン留学を通して感じる壁は「訛り」です。
これだけは、個人の母語に関わるのでどうしても拭えないものであり、私たち英語学習者としてもこれから壁になるであろう問題です。
しかし、現代社会で英語は広く使用されており、訛りが以前より許容されるようになってきているという事実もあります。
中には、フィリピン人講師の方で、訛りを自分で矯正したという方もいました。
そのような講師の方を探し、発音の個人レッスンを頼む事も一つの手かも知れません。
では、留学をする国を選ぶ際に、「フィリピン留学選ぶのは、どんな人なのか?」
私が肌で感じた感想を書きたいと思います。
先ほども述べた通り、1on1授業ではどんな人でも会話をしないことには授業になりません。
講師の方々も、生徒が気持ちよく喋れるように色々な工夫をしてくださっています。
例えば、私を担当してくれていた講師の方は、生徒が成長した部分を見せた時、どんな些細なことでも褒めてくれました。
褒められることで、自分自身の成長を知ることができるし、次はもっとこうしようなどという自信も湧いてきます。
内気な方でも、フィリピン留学を通して、英語だけではない何かを掴んで帰って来ることができると思います。
フィリピン留学には様々な国から様々な考え方を持った人がいます。
ほとんどの生徒は、フィリピンに留学することが目標ではなく、その先にある目標を達成するためにフィリピンという国を選んでいます。
私のルームメイトは、フィリピン留学で英語力を磨いて、オーストラリアの会社で活躍したいという夢を持っていました。
大事なのは、校内でできる友達に「どんな考えでフィリピンに来ているのか」ということを尋ねること。自分がどうすべきなのかをしっかり考えるチャンスにもなると思います。
私は1ヶ月のフィリピン留学を経て、カナダの大学へ入学しました。
フィリピン留学の一ヶ月がなければ、カナダでの講義が始まってすぐに挫折してしまっていたと思います。
フィリピンで受講していたTOEFLスパルタコースでは、授業中のノートの取り方や、大学レベルの講義に必要な各分野の基礎知識などを教わりました。
1ヶ月と短い期間でしたが、毎日講師の方からかなりの量の課題を課せられ、必死に食らいつく日々でした。
残念ながらスピーキング能力だけはあまり伸びませんでしたが、リスニングやリーディングなどの必要な能力は十分に伸ばす事ができました。
おかげで、実際に大学の授業でも、必要最低限の理解はできるようになっていました。
今後、カナダやアメリカなどの大学へ入学を希望される方は、フィリピン留学を経験し、英語の基礎力をつけてから行かれることをオススメします。
これまでフィリピン留学に行くかどうか絶賛考え中の方に向けて話しを進めてきましたが、いざフィリピン留学に行くと決意された方に、オススメの地域を紹介します!
栄えある第1位は、バギオ市です!
マニラ空港からバスで6時間程北上したところにあるバギオ市ですが、もともとアメリカ軍の避暑地として建設された街であるために、フィリピンの中でも珍しく1年中涼しい地域となっています。
以前、クラーク市とダバオ市を訪れましたが、いずれも「これぞフィリピンだ」と言わんばかりの暑さでした。
留学はじめはその暑さも心地よく、あまり気にならなかったのですが、2週間が過ぎたあたりから少しずつ夜の寝苦しさに悩まされるようになったのを覚えています。
バギオ市の比較的涼しい気候は、勉強に集中する上でも重要なポイントだと思います。
また、バギオ市を探索していると、日本との関わりが深く感じられるところがいくつかあります。
あまりネタバレはしたくないのですが、バギオ市という日本から遠く離れた土地に、日本人が築き上げた歴史が存在していることを実感できるのはとても貴重な体験であるハズです。
興味がある方は是非、ご自分で確かめに行ってみて下さい!
今回の記事では、カナダ留学とフィリピン留学の比較を本音で書かせていただきました。
留学という事に関して、国選びは最も重要と言っても過言ではないのでしっかり自分の個性や目的にあった国を選んで欲しいなと思っています。
私自身、カナダ留学の前にフィリピン留学というクッションを置いた事で、自分の英語の弱点や、発展途上国に滞在する楽しさを知れた良い経験だったと感じています。
まだまだフィリピン留学どうしようかな〜と考え中の方も多いかと思いますが、これから数週に渡って様々な記事を書く予定なので、これからの人生設計の参考にしていただけたら幸いです。