【2026年最新】SSP I-Card(SSP E-Card)とは?ACR I-Cardとの違い・費用・届かない時の対処法

SSP I-Card(別名:SSP E-Card)とは、フィリピンでSSP(就学許可証)を取得する留学生に対して発行される、マイクロチップ内蔵の外国人登録証(Alien Certificate of Registration)です。

従来は「59日以上滞在する留学生」のみが対象でしたが、2024年の移民局規制変更により、現在は1週間の短期留学であっても、SSP申請と同時に取得が義務付けられています。

本記事では、よく混同される「観光用ACR I-Card」との違いや、2025年の最新費用、帰国日までにカードが届かない場合の対処法について解説します。

SSP I-Card(E-Card)の基本情報

まずはSSP I-Cardの概要を整理します。SSP(紙の許可証)とは異なり、「有効期限」や「転校時のルール」が緩やかであることが特徴です。

項目SSP I-Card (SSP E-Card)
正式名称ACR I-Card (Student Category)
対象者SSPを申請するすべての留学生(期間不問)
申請時期フィリピン到着直後(SSPと同時申請)
費用目安4,500〜5,500ペソ
(2025年改定:公式4,500ペソ+学校手数料)
有効期限1年間
転校時有効(再申請不要で使い回し可能)
カード受取申請から数週間〜数ヶ月後

疑問1:SSP I-Cardと「ACR I-Card」の違いは?

「I-Card」にはいくつか種類があり、留学生が混乱しやすいポイントです。 SSP I-Cardは「勉強の許可」、ACR I-Cardは「60日以上の滞在登録」と目的が異なります。

そのため、1週間の留学でもSSP側は必須ですが、滞在が60日を超える場合は別途ACR I-Cardの申請も必要です。

観光用 ACR I-Card(Tourist Category)

  • 対象: 観光ビザで59日以上フィリピンに滞在する外国人。
  • 色: 多くの場合は黄色や青色などのデザイン。
  • ルール: 2ヶ月以上滞在する観光客や、就学しない長期滞在者が取得します。

👉ACR I-Card(外国人登録証)とは?

留学用 SSP I-Card(Student Category)

  • 対象: 語学学校に通う留学生(期間に関わらず全員)。
  • 特徴: 移民局のデータベースに「学生(Student)」として登録されます。
  • 注意点:SSP I-Cardを取得していても、滞在が60日(59泊60日)を超える場合は、別途「ACR I-Card」の申請が必要です。

疑問2:なぜ「1週間留学」でもカード作成が必須なのか?

「昔は短期ならカード不要だったのに」という声を聞くことがありますが、これは2024年6月の政策転換によるものです。

フィリピン入国管理局は、短期留学生の管理を厳格化するため、滞在日数に関わらず「SSP申請者は、必ず生体認証(指紋・写真)登録を行い、カードを作成すること」を義務化しました。 これにより、1週間の超短期留学であっても、SSP費用(約7,800ペソ)に加え、このカード費用(約4,500ペソ)の支払いが必要となっています。

「SSP E-Card」という呼び方について

正式名称は「ACR I-Card(Student Category)」ですが、現地の語学学校や一部の移民局では、手続きの電子化(Electronic)を強調して「SSP E-Card」や「E-Card」という通称で呼ばれています。 呼び方が違うだけで、機能や効力は「SSP I-Card」と全く同じですのでご安心ください。

2025年7月からの費用改定について

2025年7月1日の移民局手数料改定により、カード発行手数料も値上げされました。

  • 旧公式価格: 4,000ペソ(+手数料)
  • 新公式価格: 4,500ペソ(+手数料)

学校によっては、これに「写真撮影の交通費」や「事務代行手数料」が加算されるため、実際の請求額は5,000ペソ前後になることもあります。

重要:転校時のルール(SSPとの最大の違い)

ここが最も重要なポイントです。 紙の許可証である「SSP」は転校すると無効になりますが、「SSP I-Card」は転校しても有効です。

  • SSP(許可証): 学校固有のため、転校先で再申請・全額支払いが必要
  • SSP I-Card(カード): 有効期限(1年)内であれば、転校先でもそのまま使用可能

もし転校する場合や、1年以内にフィリピン留学をリピートする場合は、このカード(または申請レシート)を絶対に捨てずに保管しておいてください。次回のカード発行費用を節約できる可能性があります。

トラブル対策:「帰国までにカードが届かない」場合

フィリピンの行政手続きは時間がかかるため、カードの発行には申請から1ヶ月〜3ヶ月ほど要する場合があります。 そのため、短期〜中期の留学生は「カード実物が手元に届く前に帰国日を迎える」ケースが多発しています。

対処法:領収書(レシート)が命綱です

カードが手元になくても、出国審査(ECC含む)や帰国に問題はありません。ただし、以下の対応が必要です。

  • 申請時の領収書(Official Receipt)を保管する: 学校からパスポートを返却される際、パスポートの中にSSPやI-Cardの申請控え(レシート)が挟まれています。これを絶対に捨てないでください。
  • 出国時に提示する: 空港の移民局カウンターで何か聞かれた場合、このレシートを見せることで「手続き済み(カード発行待ち)」であることを証明できます。

長期留学生の義務「2026年アニュアルレポート」

SSP I-Card保持者で、年をまたいで(例:2025年から2026年にかけて)フィリピンに滞在する方は、年に一度の定期報告義務が発生します。但し、「Temporary Visitor(観光ビザ保持者/語学留学生含む)」は免除されています。

  • 手続き: アニュアルレポート(Annual Report)
  • 期間: 毎年1月1日 〜 3月1日の間
  • 必要なもの: パスポート、SSP I-Card原本、前回のレシート
  • 場所: 最寄りの移民局または指定会場

よくある質問(FAQ)

SSP I-CardとSSP E-Cardは違うものですか?

同じものです。 正式には外国人登録証(ACR I-Card)のStudentカテゴリですが、留学生用であることを区別するため、現場では「SSP I-Card」や「SSP E-Card」と呼ばれています。

以前の留学で作ったカードは今回も使えますか?

使える可能性があります。 発行日から1年以内で、カード原本(または証明レシート)が手元にあれば、今回の留学でカード費用の支払いが免除されるケースがあります。必ず渡航時に持参し、学校スタッフに提示してください。

カード用の写真は自分で用意する必要がありますか?

必要ありません(現地撮影です)。 SSP I-Cardは生体認証(バイオメトリクス)付きのカードであるため、移民局の指定場所にて、ウェブカメラでの顔写真撮影と指紋登録を行います。日本から持参した証明写真は、SSP(紙の書類)申請用に使われます。

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