フィリピンでコロナ隔離されて初めてわかった「留学現場の意外な現状」

フィリピンでコロナ隔離されて初めてわかった「留学現場の意外な現状」

こんにちは! 僕は2020/3/14よりルソン島のバギオに見事に隔離されてしまいました。

隔離されたというか、もしもの時を想定して2020/2/29に来たので「隔離されに来た」という表現の方が正しいです・・(笑)

 

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僕がフィリピンに入った本当の理由

僕がフィリピンに入った本当の理由

2020年2月29日の早朝、世界から注目されるほどの感染者を出した大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号と日本の対応を見ていて、

『もしかしたら近いうちにフィリピンが日本を入国禁止にするかもしれない・・・そうなると現地の留学生はパニックになるな・・』

 

そう思った僕は、1時間後にはもともと予定していた3月7日フィリピン行きのチケットを捨てて、新しい当日のチケットを取り、こんな感じで出発しました↓↓

 

シン←ぼく

(社員に対して)「ちょっと日程はやめてフィリピン行ってくるね!」

←社員

「あ、はい。日程いつですか?」

シン

「今から・・」

「えーーーーーーー! 業務溜まってるのにどうするんですか!? 」

シン

「すまん、任せた・・。」

「なんでまた、いきなり今日なんですか。早く教えててくださいよ!いつ決めたんですか!?」

シン

「さっき・・」

「さっきって・・・・(どんだけこの人決断早いんだ・・)」

シン

「日本人が入国禁止とか万が一の事態に備えて、日本で傍観してるより、現地で情報取ったり留学生の対応できた方が絶対いいでしょ。今にも入国禁止になるかもしれないんだから!」

 

ブーン・・・・

 

「この人ほんとにその辺のセブン行ってくるみたない感じで行きやがった・・」

 

 

おかげで規制後すぐに、現場の留学生を迅速にサポート出来ているので大正解。

 

今はともに痛みを分かち合う・・・そういう状況です。

現地では精神的な励みになってくれてるようで沢山の方からメッセージを頂きました。

 

留学生の状況

留学生の状況

国・地域の封鎖や規制が厳しくなる状況下で「留学生の状況」をまとめるとこんな感じです。

(帰国したパターン)

  • 予定日に帰国できないので緊急帰国した留学生がいる
  • 数か月先の帰国予定の人も「セブの学校は例外なく授業提供が停止」したため帰国した留学生がほとんど

(留まったパターン)

  • 授業提供がなくても、「4/14の封鎖解除後の授業再開に期待して」フィリピンに残る留学生も一部いる
  • ルソン島の一部(バギオやタガイタイ)では授業が今も提供中で多くの留学生が残っている
  • 日本行きの国際線がある「マニラ空港・クラーク空港・セブマクタン空港」以外の島の留学生は、国内線(飛行機・船舶)が一斉に停止したため、帰国するすべがなく多くの留学生が残っている

 

また、留学生に与えられた選択肢は以下に集約。

 

(授業提供が可能な学校)

  1. 留学生はそのまま留学期間を消化中。

(授業提供が無理な学校)

  1. 一旦帰国するが、残りの留学期間は保持して次留学した時に使える。
  2. 残りの期間を諦めて返金してもらう⇒通常の返金規定が適用されるため返金は少額。
  3. 封鎖解除期間後に授業提供があることを期待して、帰国せずにとどまる留学生は一定期間が無料で滞在でき、その後は1000ペソ/日の宿泊費を払う。

 

授業が出来る学校としての責任

学校としての責任

で、僕は今どのタイプの学校にいるかというと、バギオのA&Jという学校に滞在中です。

ここはまだ授業が続けられていて、留学生は通常通り1コマも減らすことなく留学期間を消化中です。

 

多くの学校では授業が全く出来ないのに幸せすぎる・・

 

でも、ここはバス・タクシー・ジプニーなどの交通機関も全て停止させられたルソン島。どうやって講師が来て授業が出来ているかというと、講師も学校に滞在してもらってるんです。

 

女性講師が多く滞在しているので、一部の男子留学生はドキドキしているようです・・

ご存じの通り、男性はいつだってバカです(笑)

 

A&Jでは、学校寮に滞在してもらう講師数を昨日更に5人から7人に増やしました。

また、これまでオンラインレッスンのシステムなどなかったのに、(数は限られますが)早急にオンラインシステムを導入し、遠方で通えない講師の雇用も確保しました。

 

講師に滞在してもらうと、寮は空いているところを使ってもらうとしても、食費や水道光熱費などのコストが掛かるし、オンラインシステムを導入すればそれもコストが掛かります。

また、学校のお世話係(食事・清掃など留学生の身の回り全般をやってくれるスタッフ)まで住まわせたのですんごいコストがかかっているはずです。

 

収入が途絶えてしまった学校としては、少しでも余計な経費はセーブしたいはずです。

 

にも関わらず、残っている留学生に出来るだけ授業を提供しようと頑張ってくれていて脱帽です。

 

封鎖がもたらした副産物

封鎖がもたらした副産物

既に封鎖されてから外出禁止2度目の週末を迎えました。。。。

 

「何もすることねーーぞーーー」

 

そんな言葉が至る所からいろんな言語で聞こえてきます(笑)

 

だけど、皮肉にも今の状況の方が英語伸びてるんじゃない?と思ってしまいます。

 

というのも、週末することがなさすぎるので、大体みんないつもより多く自習してるし、(授業提供するために)7名の講師が一緒に住んでるので、週末も講師と留学生のコミュニケーションが頻繁に見られるからです。

 

昨日なんて、一部の講師は夜中の1時まで留学生の英語の練習相手になってたぐらい・・・講師も外出できないので、暇なんだと思いますが(笑)

 

こんな感じで、ほぼ24時間英語漬けの環境が出来ちゃってたりするわけなんです。

 

 

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