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海外で働きたいからIELTS対策をフィリピンでしようかな!でも・・
こんなことで悩んでないでしょうか?
ということで、この記事では年間1000件の相談対応をしている僕が、フィリピン・セブ島でIELTS対策することは本当に有効なのかどうかを、実際に4週間のIELTS留学をした学生がどのように成長していったのかを見ながら解説します。
フィリピン留学中のIELTS対策が手に取るようにわかるくらい詳しく説明しているので、これからフィリピン・セブ島に留学したい人は参考にしてね!
★この記事でわかること★
ここではIELTSが必要だけど、この試験が何なのかイマイチわかってない人のためにIELTSを説明します。
「既にわかっているよ」という方は、「フィリピン留学でのIELTS対策を科目ごとに説明」から読み進めてください。
IELTS (アイエルツ)とは、『International English Language Testing System』の略称で、日本で有名なTOEICや英検のような英語のスキル試験の一つです。
日本では、IELTSという資格は中々耳にすることが少なく、実際にIELTS対策ができる学校も少ないです。
でも世界では120カ国、約6,000の教育機関・国際機関・政府機関がIELTSの資格制度を取入れていて、年間受験者数は140万人にも及びます。
へ~、日本だとTOEICしか聞かないけどIELTSの方が世界的に使われてるんだ!知らなかった。
IELTSは、「Academic Module」「General Training Module」の2つコースあるってご存じでしたか?
コース | 目的 | 問題傾向 |
Academic Module | 留学や進学 | 政治や環境のトピック多め。ライティングで「グラフについての説明を英文で述べる」という形式の問題があり。 |
General Training Module | 海外就職や移住 |
日常生活で使うようなトピック多め。例えば、お店へクレームを入れる、恩師に紹介状を書いてもらうお願いをするなど。環境問題や犯罪などのニュースについてのテーマも範囲。 |
この2つの試験では、「リーディング」と「ライティング」の問題が異なります。なので、受験者は自分がどちらのタイプが必要なのか必ず確認しておこう!
目的 |
必要スコア(参考) |
海外大学留学 | IELTS6.0~6.5 |
オーストラリア・カナダ移住 | IELTS6.0 |
看護師として海外勤務 | IELTS7.0 |
IELTSスコアを必要とする人の殆どはこの目的に当てはまります。あなたに必要なスコアがどれくらいなのかも知っておきましょう。
イギリス、アメリカ、オーストラリアなどのエリアに進学・移住したいのであれば、IELTSのスコアがあった方が有利になるよ。特にイギリス圏では、IELTSが審査基準の一つになっていることが多いよ。
IELTS | TOEIC換算 |
8.0 | 960-990 |
7.5-8.0 | 900-960 |
7.0-7.5 | 840-900 |
6.5-7.0 | 740-840 |
5.5-6.5 | 640-740 |
4.5-5.0 | 540-640 |
4.0-4.5 | 400-540 |
3 | 200-400 |
IELTSのスコアでは、1.5から9まで、0.5段階ごとに成績が出ます。TOEICに換算すると上記票のようになりますが、対策内容が違うためあくまでも難易度の目安としてください。
英検 |
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TOEIC |
|
IELTS |
|
IELTSには4科目あってそれぞれに対策が必要です。
ここでは、実際にフィリピンでIELTS対策(4週間)してきた松田さんに実体験もあわせて4科目の傾向と対策を説明します。
松田です。よろしくお願いします!早速ですが、私が対策してきた学校(1日8時間授業)ではIELTSのパート毎にどんな感じだったのかを説明しちゃいます。
松田
科目 |
内容 |
リスニング |
40問 約30分の間オーディオを聴きます。その後、10分間与えられ、回答をマークシートに書き写します。 いずれもTOEICと同じで、オーディオは1回しか聴く事が出来ません。 Listening Section 1&2は、日常生活問題。例えば、ショッピングモールのアナウンスや旅行中の会話などです。最大で3単語まで聴き取り、電話番号や営業時間などの数字を回答することも多いです。 Listening Section 3&4は、セミナーでの講師と生徒の会話を聞きます。単語自体が難しいものもあり、語彙量がないと回答できません。 |
全員でリスニングの問題を解き、答え合わせをします。リスニングクラスでは、解答部分を聴き取れるまで、繰り返しオーディオを聴きます。
曜日や頻度などの言い回しを教えてくれるため、単語数も伸びました。
松田
リーディング |
40問(回答時間は60分) 合計で2,000~2,750文字程度の長文問題を3つ解きます。 例題は社会問題や人文学、自然科学などの難しい内容から、お店のポップまで様々です。穴埋め問題が多いので、適切な単語を例文の中から探し出す力が必要です。 |
リーディングクラスもグループクラスでした(最大5名程度)。
全員でテキストにある問題を解き、答え合わせをします。リーディングクラスでは、ひたすら問題を解くだけではなく、問題を解くための文章の読み方や、図の見方を先生が教えてくれます。
また、リーディングではひっかけ問題も多く、自分が間違わなくてもクラスメイトが引っかかったところで解説を入れてくれます。
意外ですが、1人で勉強するよりも丁寧に学べましたよ。
松田
ライティング |
タスク1、2(回答時間は60分) タスク1では手紙、タスク2では論文をレポート用紙に書き上げます。 タスク1の手紙は、フォーマルな相手かカジュアルな相手かによって書き方を変える必要がありますが、内容は難しくありません。タスク2は社会問題や学術問題が多く、日常で使わない単語をあらかじめ把握しておく必要があります。 タスク1では150ワード以上、タスク2では250ワード以上が条件となり、単語数不足があった場合は減点の対象となります。 |
ライティングクラスでは、最大5名程度のグループクラス、マンツーマンのクラスがありました。
グループクラスでは、タスク1、タスク2それぞれ1時間ずつ、例題について考える時間やディスカッションがあります。
タスク1では、手紙の返事です。例題を渡されるので、それに合う回答を全員でディスカッションします。
「カジュアルな手紙なのか、フォーマルなのか?」を話し合い、適切な単語を発言して行きます。 授業中に英文を書く時間はなく、手紙の返事を書くのが毎日の宿題でした。
タスク2では、「例題がどんな回答を求めているのか?」をグループ全員でディスカッションします。
例えば、自分の意見なのか、原因についての考察か、など。その後、論文の導入から結論までの流れを考えます。
タスク2は、タスク1に比べ内容が難しくなるため、かなりの練習が必要です。そのため、グループレッスン後に、1時間のマンツーマンレッスンがあります。
松田
マンツーマンレッスンでは、例文に対して自分なりの論文を書きます。その後、先生が文法や単語を添削してくれたり、テンプレートの書き方を教えてくれます。
「グループクラスでインプット、マンツーマンでアウトプット」という形式だったんだね!
スピーキング |
3パート(15分程度) パート1:一般的な質疑応答や自己紹介といった雑談のようなものです。パート2のメイントピックに繋がることもあるので、気は抜けません! パート2:用意されたトピックに合わせて1〜2分ほど1人でスピーチをします。 パート3:パート2のスピーチに対して、面接官に質問されるので回答します。 例題としては、「広告は国民にとっていいものか?」「試食はいいサービスか?」など、日本語でも答えにくい内容も出題されます。あらかじめ回答パターンを学んでおけば、答えやすいです。 |
実際の試験と同じように、パート1からパート3まで、応答の練習をしていきます。
最初は、どうしても同じワードを繰り返したり、回答が時間内に用意できないこともありました。マンツーマンレッスンでは、1つのトピックを繰り返し練習するなど、苦手分野に時間を割くことができます。
試験中に困ったときの対応方法など、IELTSで高得点が狙える答え方も教えてくれました。
松田
私が感じたことをまとめるとこんな感じです。1個ずつ説明しますね。
松田
メリット |
|
デメリット |
|
対してフィリピンでは、殆どの学校でIELTSの対策が可能で、逆に多すぎてどこを選べばいいか迷うほどでした。
松田
IELTSを専門に教えられる国というのは世界を探しても非常に少ないそうです。教え方やポイントの伝え方も非常にわかりやすく、希望スコアに合わせた指導方法を実践してくれます。
松田
実際に、私がフィリピンでIELTSコースを受講した際は、4週間で166,500円の授業料でした。一日8時間(うち3時間マンツーマン)みっちり勉強できたため、費用対効果は抜群!
松田
フィリピンの語学学校では、全ての授業が英語で行われるため、授業内容を理解するまでに時間がかかりました。
IELTSは、試験の難易度が高く、高得点を取るには、試験の傾向や論文の構成など、問題のパターンを学んでおく必要がありますが、日本語でも理解が難しい部分があります。
フィリピンでは、全ての授業が英語で行われるため、辞書を使用するなど、授業内容が理解できるようになるまでにかなり時間がかかりました。なので、少しでもIELTS用の単語はやってから行くことをお勧めします。
松田
ここでは、実際に4週間フィリピン留学でIELTS対策をした「松田さんのスコアを留学前と後で比較」してみます。
あ、やっぱ公開されちゃうんですね(笑)
松田
受講前 | 4週間後 | 伸び幅 |
|
リスニング | 3.0 | 5.0 | 1.0 |
リーディング | 5.5 | 6.0 | 0.5 |
ライティング | 3.5 | 4.5 | 1.0 |
スピーキング | 4.5 | 6.0 | 1.5 |
私が勉強した学校のIELTSコースでは、毎週模試を受けることができたので、スコアの伸びが顕著に実感できました。
松田
たった1ヶ月で平均1.0も上げてるって凄いことだよ!日本ではまず対策してもあがらない伸び幅だね。
はい、それにIELTSコースでは点数アップ以外にもたくさんの効果がありました。ライティングの授業では自分の意見を述べる場面が多かったので、それが功を奏したのか人前で同党とスピーチする力と自信がつきました。スコアの次にこれができるようになったのがうれしかったです!
松田
ここでは、お申込月数の最も多い1~3ヶ月間フィリピン・セブ島でIELTS対策をした場合の費用について、相場を紹介します。
フィリピン留学は、「留学費用(学費・滞在費・食費)」という留学前に支払う費用に加え、「現地費用(ビザ関連費用・水道光熱費)」という渡航後に支払う費用があります。
また、当然ながら移動に絡む航空券や海外旅行保険代も必要になってきます。
セブ島 | バギオ | クラーク | |
留学費用 (学費・滞在費・食費) |
21万円 | 18.5万円 | 18万円 |
現地費用 (ビザ関連費・水道光熱費) |
3万円 | 2.3万円 | 3.4万円 |
その他 |
6.3万円 |
6.3万円 *航空券5万円+保険代1.3万円時 |
6.3万円 *航空券5万円+保険代1.3万円時 |
合計(目安) |
30.3万円 | 27.1万円 | 27.7万円 |
セブ島 | バギオ | クラーク | |
留学費用 (学費・滞在費・食費) |
41万円 | 34.7万円 | 35.2万円 |
現地費用 (ビザ関連費・水道光熱費) |
4.5万円 | 3.6万円 | 4.8万円 |
その他 |
8.6万円 *航空券5万円+保険代3.6万円時 |
8.6万円 *航空券5万円+保険代3.6万円時 |
8.6万円 *航空券5万円+保険代3.6万円時 |
合計 |
54.1万円 | 46.9万円 | 48.6万円 |
セブ島 | バギオ | クラーク | |
留学費用 (学費・滞在費・食費) |
60.8万円 | 51万円 | 52.3万円 |
現地費用 (ビザ関連費・水道光熱費) |
7万円 | 6万円 | 7.3万円 |
その他 |
10万円 *航空券5万円+保険代5万円時 |
10万円 *航空券5万円+保険代5万円時 |
10万円 *航空券5万円+保険代5万円時 |
合計 |
77.8万円 | 67万円 | 69.6万円 |
やっぱり地域ごとに費用が変わってくるんですね~
松田
IELTS対策ができる学校は、フィリピン・セブ島にものすごく多く存在します。そして、その学校の殆どが「私の学校が一番!」と謳っているので、そういう情報だけを見て決めるのは不可能です。
なので、毎年6回以上現地視察をしている僕が、「IELTS対策校を厳選して紹介」します。
▼参考)【フィリピン・セブ島留学でIELTS対策】ハイスコア取るためのお勧め校▼
フィリピン留学すれば何とかなる!というものでもありません。IELTS対策の基礎知識をきちんと持って取り組んでいる人と、何も考えずに留学している人とでは、かなり差が生まれます。
以下の記事では「前知識として持っておいた方が良い、考え方やIELTS対策法をパート毎に解説」しているので参考にしてください。
▼参考)IELTS8.0保持者が推奨する『初心者向けのIELTS対策』はコレ!▼