フィリピン留学のメリット・デメリットを徹底解説

フィリピン留学は「費用が安くおさえられてマンツーマンレッスンがたくさん受けられる」というメリットが大きいため、毎年世界中から多くの留学生が集まっています。

こちらの記事では、フィリピン留学には具体的にどんなメリットがあるのかを紹介しながら、治安などのデメリットにも触れます。そのため、今まさにフィリピン留学を検討中の人が事前に知っておくべきフィリピン留学のデメリットとその対策についても詳しく解説します。

フィリピン留学のメリット11選

①留学費用が安い

留学費用が安いことが、フィリピン留学の最大のメリットです。欧米留学と比べると、半分程度の料金で留学するが可能になります。

フィリピンは物価・人件費が安いため語学学校の運営費用も安くなるためです。

フィリピンでの1ヶ月あたりの費用は約40万円が相場ですが、欧米留学だと100万円前後が必要になります。

②生活コストが抑えられる

フィリピンでは欧米圏と比べて生活費も抑えられます。例えば、レストランとカフェの価格を比較してみると以下のようになります。

項目	フィリピン	欧米
ローカルレストラン1食	200円	1,500円
普通のレストラン	600円	5,000円
ファストフード店での食事（1人分）	300円	2,000円
スターバックスでのコーヒー（1杯）	300円	800円

③学校に寮が併設されている

フィリピン留学は、学校に寮が併設されているため基本的に通学不要です。フィリピン留学の部屋は、1人部屋から最大6人部屋まであるため、予算や目的に合わせて選ぶことができます。プライベートを確保したいなら1人部屋、予算を押さえたいなら人数の多い部屋を選ぶのが一般的です。

また、フィリピン留学では1日3回の食事が提供されるため、食事代を留学費用と別途考える必要がありません。さらに、衣類の洗濯や部屋の掃除も定期的にサービスとして提供されるため、勉強のみに集中できます。

④マンツーマンレッスンが多い

フィリピン留学では、先生と1対1で学べるマンツーマンレッスンが受けられるのが最大の魅力の1つです。マンツーマンレッスンは英語の会話量を十分に確保できるため、効率の良く英会話を鍛えられます。

欧米圏の場合、グループレッスンがメインとなるため、周りの留学生のペースに振り回されれる可能性があります。さらに、自分がレッスンについて行かなくなってもレッスンが進行してしまった結果、内容を理解しないまま終わってしまうこともよくあります。

⑤英語初心者に優しい環境

マンツーマンレッスンが多いということは、英語初心者であってもグループクラスと違って絶対に取り残されるということが発生しないということです。また、初心者向けのカリキュラムも充実しているため、より成果を感じやすくなるはずです。

また、初心者の日本人留学生も多く、その留学生を対応する日本人スタッフも学校に常駐しているため、何かあっても安心してサポートを受けながら滞在が可能です。

⑥スピーキングとリスニング・発音が強化できる

マンツーマンレッスンが多いということは、スピーキングやリスニングそして発音強化にも繋がります。マンツーマンレッスンは、話す量が圧倒的に多いため、スピーキングの上達が見込め、また講師の話す内容を毎日しっかり聞くことによって耳が慣れてきてリスニングにも自信が持ててきます。

さらに、発音などの弱点を克服したい人には、発音矯正クラスも提供されているため、そのようなコースで徹底してに日本語訛りを強制している人も少なくありません。

⑦語学学校が多く幅広いニーズに対応できる

⑧短期留学しやすい

フィリピン留学のメリットとして、短期留学がしやすいことも挙げられます。フィリピンは30日以内の滞在なら、ビザの申請手続きが必要ありません。

そのため、春休みや夏休みに留学する学生だけではなく、1～2週間の社会人の短期留学や親子留学も非常に人気があります。このように事前にビザの手続きが必要ないというのは、大きな魅力です。

⑨日本からのアクセスが良い

日本からのアクセスが良いこともメリットです。人気のセブ島までも、東京から約5時間で行くことができるからです。さらに、時差がたった1時間しかないこともメリット。

時差ボケで体調を崩してしまうこともなく、日本からの距離が近いため、到着翌日から帰国前日まで、しっかり英語学習に充てることができます。

欧米圏は日本からの遠く、乗り継ぎなども多いため、10~20時間ほどかけて行くことになります。さらに、時差が大きいため、時差ボケに悩まされたり、時間帯があまりにも違うため日本の家族と円滑なコミュニケーションが難しくなります。

⑩リゾート気分が味わえる

セブ島は世界的に有名な観光地です。リゾートホテルが立ち並ぶマクタン島には、語学学校のあるセブ市内からタクシーで約1時間で行けます。

南国リゾートを満喫しながら週末などの勉強の合間にリゾートライフを満喫できるのは、フィリピン留学の特権とも言えるでしょう。

⑪2ヶ国留学にも最適

フィリピン留学は、マンツーマンレッスンで短期間のような留学でもしっかりと英語の基礎を身につけられるため、英語圏のグループクラスの留学の代わりに考えている人が非常に多いです。例えば、最終的に欧米留学に行きたい人が、基礎英語を何とか短期間でフィリピンで身につけ、2ヶ国目に現地の語学学校に通わず、すぐに職を探すというパターンです。

また、ワーホリ前の準備としてもフィリピン留学を活用している人が多いのも事実です。

フィリピン留学のデメリット10選

①治安の不安

治安が不安なことも、フィリピン留学のデメリットの一つです。なぜなら、日本ほど治安が良くはないからです。スリや引ったくりの被害は日常茶飯事なので、それなりの対策が必要です。

ですが、海外に留学するなら、どこの国でもそういった対策をするのは当たり前。取り立ててフィリピンが治安が悪いというわけではなく、日本にいるのとは違う心構えが大切です。

②衛生環境の問題

語学学校はキレイに清掃されていますが、外に出ると落ちているごみが多かったり、清潔面で気になる人もいるでしょう。

気になる人はできるだけキレイな学校を選んだり、街自体がキレイな場所を選ぶといいです。バギオは比較的街がキレイな方なので、気になる方は「バギオ留学完全ガイド」で参考にしてください。

③インフラが不安定

フィリピンは、日本ほどはインフラが整っていないことはデメリットといえるでしょう。

特に水道は水圧が弱かったり調整できなかったりで、日本人は不便だと感じるシーンが多いかもしれません。トイレにトイレットペーパーを流せない、水道水を飲んではいけないなど、フィリピン留学は気を付けることがいくつかあります。

インターネットの回線が遅くてストレスが溜まることも多々あるでしょう。そのため、気になる人は寮の設備を事前に留学エージェントに確認したり、ホテルやコンドミニアムタイプの寮を検討するのも解決手段の一つです。

④水が飲めない

フィリピンでは水道水は飲めません。ですが、ウォーターサーバーが各学校に設置されているため、日常の飲用水を購入する必要はありません。

ちなみに、歯磨きは水道水するのが一般的ですが、気になる人や胃腸が弱い人はウォーターサーバーの水やミネラルウォーターで行うことをお勧めします。

⑤食事が合わない人もいる

フィリピンの語学学校で提供される食事は、中々合わないという人もいます。

ただ、最近の語学学校の多くはビュッフェ形式で食事を提供しており、比較的おいしい食事を提供してくれています。そのため、自分が好きなものだけをお皿に取ればいいだけです。

但し、日本人留学生が少ない学校などは、基本的に辛い味付けのものしか提供されない場合もあるため、その辺りは実際に現地で食事についても詳しいエージェントに確認してみましょう。

⑥ネイティブの発音や言い回しとは異なる

フィリピン人の講師はネイティブではないことは、デメリットかもしれません。なぜなら、ネイティブの言い回しや話し方を学びたいという目的には合わないからです。

既に英語力が高い人やネイティブ講師に習いたい人には、フィリピン留学はデメリットになる場合もあります。ですが、英語の初心者が基礎的な英語力をつけるのにはフィリピンは最適です。

日本人と同じようにフィリピン人は英語は第二言語。どこがわからないのか正確に把握して、聞き取りやすい英語で授業を行います。そのため、英語の初心者にはフィリピンはおすすめの留学先です。

⑦スパルタ校がきつい

フィリピンにはスパルタ式の学校があり、朝から晩まで厳しい学習スケジュールが決められています。

そのような学校に入ると、レッスン数が1日10コマ以上と多く、課題提出やペナルティまで課されます。そのため、自分のペースで勉強をしたいという人には、スパルタ校の規制が厳しくてきついと感じてしまうかもしれません。

英語力アップのためには、厳しい環境のスパルタ校はお勧めですが、ある程度マイペースで勉強したいという人は「セミスパルタ校」を選んだり、レッスン数が少ないコースを選びましょう。

⑧ 講師の質にばらつきがある

フィリピンの語学学校はたくさんありますが、講師のスキルに差がある場合があります。主に英会話コースとして採用されている講師がいますが、中にはトレーニング中だったり初心者の講師もいます。そのため、同じ学校でも質のばらつきが起こります。

英語初心者であればたいして気にならないはずですが、もし英語中級者以上であれば気になる可能性があります。その場合は、どの学校やコースを選ぶと質のばらつきが少ないのかをエージェントに確認しましょう。

⑨日本人留学生が多い

日本人が少ない環境で集中して英語を勉強したいという人にとって、日本人留学生が多い過ぎるとデメリットになるはずです。

事実、どうしても留学先では母国語が同じ人同士で固まってしまう留学生がほとんどです。日本人が少ない学校が気になる方は以下の記事が参考になります。

⑩遊びの誘惑が多い

遊びの誘惑が多いことも、フィリピン留学のデメリットといえるかもしれません。

セブ島などは遊びの誘惑が多いので、自分で生活リズムをや勉強のモチベーションが気づかないうちに崩されてしまう可能性があります。遊ぶ時間が多すぎると、英語の勉強時間はどんどん減って無駄に時間を過ごすことになってしまいます。

もちろんせっかくフィリピンに来たら、アクティビティを楽しむことは悪いことではありません。前もって誘惑に負けてしまう可能性があることを知っておくだけでも違います。また、そもそも誘惑が少ない地方都市を選ぶというのも解決策として有効です。

まとめ

フィリピン留学にはデメリットもありますが、費用が安いことやマンツーマンレッスンが多いなどデメリットを上回るメリットがたくさんあります。特に英語初心者の人にこそフィリピン留学はおすすめですよ。

この記事でご紹介したメリット・デメリットについて事前に知っておくことで、知らなければデメリットになりえたことを解消し、メリットの方が多くなります。

さらに、成果を出すための学校選びができるようになったり、事前対策をすることで実りある留学生活に一歩近づくことができます。

フィリピン留学では、自分にあった語学学校を選ぶことがとても重要です。フィリピン留学Hubは、現地に何度も足を運んでいるので最新のフィリピンについての情報が豊富です。

気になることや心配なことも気軽に相談してみてくださいね。