フィリピン・セブ島留学のビザと費用、何週間からいくらかかる?【2026年最新版】

フィリピン・セブ島留学のビザと費用、ぶっちゃけいくらかかる?【2026年最新版】

日本国籍の方は、フィリピンに30日まではビザなし(観光の扱い)で滞在できるので、語学留学なら日本で観光ビザや留学ビザを取る必要はありません。ただし、語学学校で勉強する人は1週間の留学でも全員がSSP(就学許可証)とSSP I-Cardを取り、5週以上(30日を超える)ならビザ延長、9週以上(59日を超える=60日目から)ならACR I-Card(外国人登録証)、6ヶ月以上ならECC(出国許可証)が加わります。

手続きの多くは学校が代わりに行いますが、5週以上の人は初回のビザ延長のときに本人が入国管理局へ行き、指紋と顔写真を登録(ARP)します。本記事では、2025年7月の料金改定(IMC No.2025-004/フィリピン入国管理局の通達)を反映した金額で、何週間ならどの手続きが要り、いくらかかるのかを表にまとめ、現場のリアルな感覚を交えて解説します。

この記事の30秒まとめ
  • ビザ費用: 30日超から延長代が発生。1回(30日)あたり約1.2万〜1.7万円が目安。
  • 留学に必要な費用:ビザ以外に、1週間でも全員がSSP(就学許可証)とSSP I-Card、9週以上はACR I-Card(外国人登録証)の申請費用が必要。
  • 本人が行く手続き:5週以上は、初回のビザ延長のときに入国管理局で指紋と顔写真を登録(ARP)。その日は授業を抜ける。6ヶ月以上の人は、帰国前のECCも本人が入国管理局で申請。
  • 要注意ルール: 「転校」や「一時出国」で支払い済みの費用がリセットされるため注意。

【2026年10月】何週間ならどの手続きが要る?費用の早見表

留学の長さごとに、要る手続きと金額の目安を1つの表にまとめました。自分の留学の長さに当てはまる行を上から順にすべて足すと、現地で払う手続きの費用の目安になります(たとえば10週の留学なら、SSP・SSP I-Card・1回目と2回目のビザ延長・ACR I-Card)。

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滞在の長さ要る手続き金額の目安学校が実際に請求する目安本人が入国管理局へ行くか
30日まで(4週以下)ビザの手続きはなし(ビザなしで入国できる)0ペソ——
全員(1週間でも)SSP(就学許可証)7,800ペソ(約21,060円)7,000〜7,800ペソほど+学校の手数料。合計で7,800〜10,000ペソ前後になることがある行かない(学校が代行)
全員(1週間でも)SSP I-Card(SSP E-Card)4,500ペソ(約12,150円)+学校の手数料4,000〜4,500ペソほど行かない(学校が代行。写真撮影で移動がある学校もある)
5週以上(30日を超える)1回目のビザ延長(59日まで)5,130ペソ(約13,851円)4,100〜5,100ペソほど+代行手数料500〜1,000ペソ学校が代行(下のARPの登録だけ本人が行く)
5週以上(初回のビザ延長のとき)ARP(指紋・顔写真の登録)→SSRN(登録番号)が付く——行く(授業を抜ける・代行できない)
9週以上(59日を超える=60日目から)2回目のビザ延長(89日まで)6,400ペソ(約17,280円)5,400〜6,400ペソほど行かない(学校が代行)
9週以上(59日を超える=60日目から)ACR I-Card(外国人登録証)約4,000〜4,500ペソ(約10,800〜12,150円)学校によって違う(かからない学校もある)—(2回目のビザ延長と一緒に申請)
13週以上3回目以降のビザ延長(30日ごと)30日ごとに4,440ペソ(約11,988円)3,400〜4,900ペソほど行かない(学校が代行)
6ヶ月(180日)以上ECC(出国許可証)500〜1,000ペソほど(学校によって違う)—行く(出国日の1週間前〜3日前に申請・空港では取れない)

※円は1ペソ=2.7円で計算しています。両替時のレートによって変わるので、目安にしてください。
※「学校が実際に請求する目安」は、学校が留学生に請求する金額の幅です。学校の手数料や代行手数料が入っているかどうかが学校ごとに違うので、留学する学校の現地費用の見積もりで確かめてください。

それぞれの手続きの中身と、留学生がすることは「滞在日数ごとのビザ手続き」で説明しています。

ビザの前に!入国までに必要な『5つの準備』チェックリスト

日本国籍の方なら、セブ島留学のために日本でわざわざ大使館に行く必要はありません。フィリピンに入国した瞬間に、30日間は「観光」扱いでそのまま滞在できてしまいます。

30日を超えて留学する人も、ビザの延長は入国したあとに学校を通して行うので、ビザのことで日本で済ませておく手続きはありません。ただ、帰りの航空券の日付が30日より先になっていると、日本の空港のチェックインで係員から「日本でビザを延長していないと出国できない」と言われることがあります。そのときは慌てずに、語学学校に留学すること、ビザは入国後に学校で延長することを伝え、入学許可証を見せましょう。

ただし、「ビザがいらない=手ぶらでOK」というわけではありません。空港の入国審査で止められたり、現地で困ったりしないために、以下の5つの準備は必ず済ませておきましょう。

  • 学校への入学申請: 当たり前ですが、まずはここから。人気の学校は半年前から枠が埋まることもあるので、ビザの心配をする前に、まずは「席の確保」を優先してください。
  • パスポートの取得・更新: 残り期間が「6ヶ月以上」ありますか? 1日でも足りないと飛行機に乗せてくれません。期限が近い方は、早めの更新が鉄則です。
  • 航空券の購入: 「往路だけ」の片道チケットはNGです。日本への帰国便や第三国へのチケットなど、フィリピンを出国する便を必ず用意しておきましょう。
  • 海外旅行保険の加入: フィリピンは日本とは衛生面や交通事情が異なります。慣れない環境で体調を崩すこともあるので、保険には必ず入っておくのが安心です。
  • eTravelのQRコード: 入国条件として事前申請が必要です。手続きが完了したらQRコードを保存しておきましょう。eTravelの具体的な書き方は「フィリピン【eTravel(イートラベル)】ガイド|申請方法・記入例・注意点」で解説しています。

正直、入国審査はドキドキしますが、これさえ揃っていれば大丈夫です。実際にはパスポートしか確認されないことも多いですが、備えあれば憂いなし。より詳しいステップを知りたい方は、以下の記事で時系列に沿って詳しく解説しているので、そちらも参考にしてみてください。

滞在日数ごとのビザ手続きとリアルな費用感

フィリピンは入国後の日数によって、要る手続きと現地で払うお金が段階的に増えていきます。「そんなの聞いてなかった!」と現地で慌てないために、入国してからの順に、それぞれの手続きが何のためのもので、留学生が何をすればよいかをまとめました。金額は記事の先頭の早見表のとおりです。

STEP 1:最初の1ヶ月(1〜4週間の短期留学)

短期の方は、ビザの延長手続き自体は不要です。でも、語学留学で勉強するために必要な「許可証」だけは払う必要があります。手続きは語学学校が代行してくれるため、留学生はパスポートと代金を預けるだけです。

  • 留学生: ビザ代はタダですが、SSP(就学許可証)とSSP E-Card(別名SSP I-Card)の2つが必要です。
  • 観光客: 何も手続きなし。完全に無料。

SSPは「この学校で勉強してよい」という許可証で、学校とセットで発行され、有効期限は最長6ヶ月です(くわしくはSSPの記事)。SSP I-Cardは、SSPを取った留学生に発行される1年間有効なIDカードで、SSPと一緒に申請します(くわしくはSSP I-Cardの記事)。

STEP 2:2ヶ月目に突入(5〜8週間の留学)

30日を超えて滞在する場合、全員(留学生&観光客)に1回目のビザ延長が義務付けられます。留学生の場合、延長の手続きは学校が代わりに行い、1回目の延長で59日まで滞在できるようになります。延長の流れや一時出国したときの扱いはビザ延長の記事でくわしく説明しています。

  • 留学生&観光客:1回目のビザ延長の費用を支払います。
  • 留学生:初回のビザ延長のときに本人が入国管理局へ行き、ARP(指紋・顔写真の登録)をします。生体情報の登録なので学校が代わりに行うことはできず、その日は授業を抜けることになります(多くの学校ではスタッフが付き添ってグループで行きます)。登録が終わるとSSRN(本人専用の登録番号)が付きます。くわしくはARPの記事で説明しています。

STEP 3:3ヶ月目に突入(9週間以上の留学)

59日を超えて(60日目から)滞在する場合は、2回目のビザ延長に加え、外国人登録証のACR I-Cardというカードを作らされます。それ以降は、30日ごとにビザ延長の費用がコンスタントにかかります。

  • 留学生&観光客:2回目のビザ延長の費用とACR I-Cardの費用を支払います。ACR I-Cardは、ARPで付いた登録番号が印字されるカードで、一度フィリピンを出国すると無効になります。くわしくはACR I-Cardの記事で説明しています。

【期間別のビザ延長費用シミュレーション(累計)】

※1ペソ=2.7円で計算。両替時のレートによって日本円にした時の金額が変わるため、目安にしてください。

滞在期間費用目安(ペソ)費用目安(日本円)
4週間以下不要(無料)0円
5週〜8週5,130ペソ約13,851円
9週〜12週11,530ペソ約31,131円
13週〜16週15,970ペソ約43,119円
17週〜20週20,410ペソ約55,107円
21週〜24週24,850ペソ約67,095円

※この表はビザ延長の費用だけの合計です。全員が取るSSP・SSP I-Cardと、9週以上の人のACR I-Cardの費用は、このほかにかかります。

STEP 4:半年以上の長期留学(6ヶ月以上)

6ヶ月(180日)以上いる人は、帰国前に「ECC(出国許可証)」という手続きも必要です。忘れると空港で出国できなくなるので要注意。ECCは空港では取れず、出国日の1週間前〜3日前に本人が入国管理局で申請します。必要なものや費用はECCの記事で説明しています。

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【失敗談あり】せっかく払ったお金がムダになるケース

特定のアクションで、せっかく取った許可証が台無しになるので、本当に気をつけてください。

学校を「転校」する場合

SSPは「学校とセット」で発行されます。なので、学校を変えるとSSP(約7,800ペソ)は取り直しです。「せっかく前の学校で払ったのに!」という声をよく聞きます。 ※ただし、ビザの延長期間はそのまま引き継げます。SSP E-Card(SSP I-Card)も、取ってから1年以内なら転校先でもそのまま使えます。

【実例】12週間滞在した後に別の学校へ転校するケース

項目同じ学校に滞在し続ける12週目で転校した場合備考
ビザ延長期間そのまま継続引き継ぎOKビザは個人に紐付くため有効
SSP (就学許可証)1回分のみ再取得が必要 (+7,800ペソ)学校が変わると無効になるため
SSP E-Card(別名SSP I-Card)1年間有効1年以内なら引き継ぎOK取り直しは要らない(カードと領収書は持っておく)
ACR I-Card1年間有効引き継ぎOK出国しない限り有効
追加の費用負担0円+約21,060円 (7,800ペソ)SSPの取り直し分

SSP E-Card(別名SSP I-Card)は、取ってから1年以内なら転校先でもそのまま使えます。同じ学校で複数キャンパス内を移動する場合も、SSP E-Cardを前回取得して1年以内であれば、再取得は必要ありません。どの場合も、引き継ぐときは領収書の提出が求められることがあるので、カードと領収書は捨てずに持っておいてください。

留学中に「ちょっと他国へ旅行」する場合

「連休があるから隣のベトナムへ!」なんて時は注意が必要です。 一度フィリピンを出国すると、それまでに払ったビザ延長分はすべてリセットされます。さらにACR I-Cardも失効。戻ってきたらまたイチからやり直しです。 「あと数日でビザが切れる」というタイミングで旅行するなら良いですが、延長したばかりの時は大損するのでタイミングに気をつけましょう。

【実例】10週目で他国へ旅行(一時出国)した場合

項目フィリピンに滞在し続ける10週目で一時出国した場合備考
ビザ延長期間そのまま継続無効(リセット)支払済みの延長代(2回分)が無駄に
SSP (就学許可証)そのまま継続引き継ぎOKSSPやE-Cardは出国しても有効
SSP E-Card(別名SSP I-Card)1年間有効引き継ぎOK※注意必要(詳細は以下で説明)
ACR I-Card1年間有効失効出国した時点で無効。再取得が必要。
追加の費用負担0円+約41,931円 (15,530ペソ〜)延長代のリセット分とACR再取得費

一度帰国して、再び留学する場合

フィリピン留学を終えた後、再び留学したいと考える人も少なくありません。1回目の留学開始日から1年以上経過してから渡航する場合は、すべての手続きが新たに必要となります。1回目とは異なる学校へ留学する場合も、SSPは取り直しです(SSP I-Cardの扱いは、上の転校のときと同じです)。

ただし、次回も同じ学校に留学する場合で、SSP取得から半年以内であれば、SSPやSSP I-Cardの再取得は不要です。一方、SSP取得から半年以上が経過して同じ学校に留学する場合は、SSP I-Cardは引き継ぎ可能ですが、SSPのみ再申請が必要となります。

ただし、半年以内でも、前回のSSPの期限が切れていれば取り直しになります。SSPの期限は、申請したときの留学の期間で決まる(卒業予定日まで・最長6ヶ月)ためです。前回の期限は学校に確かめてください。

【実例】SSP取得後の半年以内に同じ学校に留学する場合

項目フィリピンに滞在し続けるSSP取得後の半年以内に同じ学校に留学する場合備考
ビザ延長期間そのまま継続無効(リセット)一度出国した時点で失効
SSP (就学許可証)そのまま継続引き継ぎOK前回のSSPの期限内なら、出国しても有効
SSP E-Card(別名SSP I-Card)1年間有効引き継ぎOKSSP I-Cardは出国しても有効
ACR I-Card1年間有効失効1回目の留学で取得していた場合、出国した時点で無効。59日を超える(60日目から)留学の場合は再取得が必要
追加の費用負担0円SSPの期限内なら、SSP・SSP I-Cardの追加は0円2回目の留学の長さに合わせて、ビザ延長(5週以上)とACR I-Card(9週以上)は1回目と同じく最初からかかる

【実例】SSP取得後の半年以上~1年以内に同じ学校に留学する場合

項目フィリピンに滞在し続けるSSP取得後の半年以上~1年以内に同じ学校に留学する場合備考
ビザ延長期間そのまま継続無効(リセット)一度出国した時点で失効
SSP (就学許可証)そのまま継続失効半年以上経過すると失効
SSP E-Card(別名SSP I-Card)1年間有効引き継ぎOKだが注意1年以内であれば引継ぎ可能だが留学期間中に有効期限を過ぎると再取得
ACR I-Card1年間有効失効1回目の留学で取得していた場合、出国した時点で無効。59日を超える(60日目から)留学の場合は再取得が必要
追加の費用負担0円+約21,060円 (7,800ペソ〜)SSPの再取得。ビザ延長とACR I-Cardは、半年以内のときと同じく2回目の留学の長さに合わせてかかる

特にセブのマクタン島側の入国管理局では、SSP I-CardとACR I-Cardが紐づいている影響から、初回の留学が2ヶ月以上でACR I-Cardを取得済みの人は、半年以内に同じ学校で再留学した場合でも、ACR I-Cardが出国時に失効すると同時にSSP I-Cardも失効し、再発行が必要となるケースが2025年から2026年にかけて発生しています。このように、移民局や当局の担当者次第で通常規定とは外れるイレギュラーな手続きが行われることもあるため注意してください。

【ローカル情報】セブ島の移民局はここが変わった!

セブ島の移民局は、古い情報だと以前の場所(Jセンターモールなど)になっていることがありますが、今は違います。

今は「Gモール(Gaisano Country Mall)」の2階です。 2024年1月に移転しました。月〜金 8:00〜17:00までやってますが、お昼時は職員さんが休憩に入ってめちゃくちゃ待たされるので、午前中の早い時間に行くのが鉄則。 待ち時間が長くなったら、近くのカフェ(Bo’s Coffeeなど)で粘るのがセブ留学中の「あるある」です。

項目内容
正式名称Bureau of Immigration Cebu District Office
場所Gaisano Country Mall (Gモール) 2階
営業時間月〜金 8:00〜17:00 (土日祝は休み)
混雑回避のコツ可能な限り午前中の早い時間帯を推奨
待ち時間の過ごし方同じモール内の Bo’s Coffee などが定番

その他、細かいけど大事なルール

  • 15歳未満の単身渡航: 親がいない場合は「WEG申請」というちょっと面倒な手続きが事前に必要です。手続きの流れは未成年者のフィリピン入国方法(WEG)で説明しています。
  • 日本以外の国籍: 中国や台湾の方は「9Aビザ」が必要です。
  • 大学への進学: 大学へ進学する人は、語学留学とは別に学生ビザ(9F)の手続きがあります。進学の流れは大学進学対策のページで案内しています。
  • オーバーステイ: 1日でも過ぎると、月500ペソの罰金+αがかかります。学校のスタッフが管理してくれますが、自分でも期限は把握しておきましょうね。

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この記事を書いた人

フィリピン留学Hub代表。2013年からフィリピン・セブ島留学の支援を続けて13年。自身も2度のフィリピン留学を経験し、TOEIC900・IELTS6.5を取得。

語学学校70校以上を現地で視察し、年間1,000件以上の留学相談に対応。学校の良い点も弱点も、見てきたまま正直に書いています。