フィリピンの物価は日本とどう違う?驚きの事実を徹底的に比較してみた

フィリピンの物価は日本とどう違う?驚きの事実を徹底比較

フィリピンは日本から近くて人気の旅行先ですが、物価は日本とどのくらい違うのでしょう?

フィリピン旅行やフィリピン留学を考えている方にとって、物価は重要なポイントです。この記事では、フィリピンと日本の物価をさまざまな項目で比較して、フィリピンでの生活費や旅費を考える上で役立つ情報をお伝えします。

目次

フィリピンと日本の物価の比較

まずは、フィリピンと日本の物価を一般的な項目で比較してみましょう。

以下の表は、2023年4月時点での両国の物価指数を示しています。物価指数とは、ある国の物価水準を別の国と比較した値で、基準となる国を100としたときに、他国はその国よりも高いか安いかを表します。例えば、食費の物価指数が50だとすると、その国では基準国よりも食費が半分で済むことを意味します。

項目フィリピン日本
食費32.54100
衣類/服38.68100
住まい14.88100
光熱費40.12100
交通費25.69100
娯楽費35.29100
生活用品31.25100

この表からわかるように、フィリピンでは日本よりも全ての項目で物価が安いことが分かりますね。特に住まいや交通費は日本の3分の1以下です。食費や娯楽費も日本の3分の1程度です。服装や光熱費は日本の4割程度です。生活用品は日本の3割程度です。

これらの数字からも、フィリピンでは日本よりも安く快適な生活ができることがわかります。

ただ、これらの数字はあくまで平均的な値で実際には地域や季節、個人の好みや生活スタイルによって大きく変わるので参考までに留めておいてね。

次からは具体的な商品やサービスごとにフィリピンと日本の物価を比較してみましょう。

食費

食費は生活に欠かせない重要な項目です。フィリピンでは日本よりも食材や外食が安いことが一般的ですが、どれくらい安いのでしょうか?

ここでは、フルーツやレストラン・カフェなど、食費に関するさまざまな項目を比較してみます。

フルーツの価格差に驚く!マンゴーとバナナの物価比較

フィリピンは南国の島国であり、豊富なフルーツが魅力の一つです。特にマンゴーやバナナはフィリピンの代表的なフルーツで、日本でも人気が高いです。

しかし、フィリピンと日本ではフルーツの価格に大きな差があります。

フルーツフィリピン日本
マンゴー(1kg)96円1,200円
バナナ(1kg)62円250円

この表からわかるように、フィリピンでは日本よりもマンゴーやバナナが格安で購入できます。特にマンゴーは日本の約12分の1の値段です。バナナも日本の約4分の1の値段です。

これは、フィリピンではマンゴーやバナナが国内で栽培されており、輸入品ではないことが理由です。また、フィリピンではマンゴーやバナナが一年中収穫できるため、季節による価格変動も少ないです。

フィリピンでは新鮮で甘いマンゴーやバナナをいつでも気軽に食べられるね!

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レストランとカフェの価格対決!フィリピン vs. 日本

フィリピンでは外食やカフェも安く楽しめます。ここでは、レストランとカフェの価格を比較してみましょう。

項目フィリピン日本
ローカルレストランでの食事(1人分)120円800円
高級レストランでの食事(2人分)2,000円10,000円
ファストフード店での食事(1人分)210円690円
スターバックスでのコーヒー(1杯)250円420円

この表からわかるように、フィリピンでは日本よりもレストランやカフェが安いことが分かります。特にローカルレストランや高級レストランでは日本の約6分の1から7分の1の値段です。ファストフード店やスターバックスなどのチェーン店でも日本の約3分の1から半分程度の値段です。

これは、フィリピンでは食材や人件費が安いことや、外食文化が根付いていることが理由です。また、フィリピンではチップを払う習慣があまりなく、サービス料も含まれていることが多いため、追加料金も少ないです。

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衣類/服

フィリピ衣類はどれくらい安いのでしょうか?ここでは、衣類/服に関するさまざまな項目を比較してみます。

ファッション代の異なる世界:フィリピンと日本の服価格比較

ここでは、衣類/服に関するさまざまな項目を比較してみましょう。

項目フィリピン日本
ジーンズ(1本)1,200円6,000円
Tシャツ(1枚)300円1,500円
ドレス(1着)1,500円8,000円
靴(1足)2,000円10,000円

フィリピンでは日本よりもジーンズやTシャツ、ドレスや靴などの服装が安いことが分かります。特に靴は日本の5分の1の値段です。ジーンズやドレスも日本の4分の1程度の値段です。Tシャツも日本の5分の1程度の値段です。

これは、フィリピンでは服装に対する需要が高く、安価な生産コストや競争力のある市場が形成されていることが理由です。

フィリピンでは、安くオシャレを楽しめるね!僕もフィリピンで服をたまに買ってるよ(笑)

住まい

家賃や光熱費など、住まいに関する項目を比較してみます。

家賃事情:コンドミニアムと戸建ての価格を徹底検証

ここでは、コンドミニアムと戸建ての家賃を比較してみましょう。

項目フィリピン日本
コンドミニアム(1ベッドルーム)20,000円80,000円
戸建て(3ベッドルーム)40,000円200,000円

戸建ては日本の5分の1の値段で、コンドミニアムも日本の4分の1程度の値段です。これは、フィリピンでは土地や建物の価格が安く、供給量も多いことが理由です。また、フィリピンでは家具や家電が付いている物件も多く、引っ越し費用も少なく済みます。フィリピンでは広くて快適な住まいを手頃な価格で借りることができます。

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快適生活の光熱費:電気代と水道光熱費、どちらがお得?

電気代と水道光熱費を比較してみましょう。

項目フィリピン日本
電気代(1kWhあたり)16円24円
水道光熱費(1立方メートルあたり)28円84円

水道光熱費は日本の3分の1の値段です。電気代も日本の2分の3程度の値段です。

近年は、ウクライナ戦争などの影響で石油価格がフィリピンでも高騰してるため、電気代も割と上がっています・・

交通費

ここでは、移動手段別や旅行者向けの交通費を比較してみます。

移動手段別物価比較:タクシー・トライシクル・ジプニー

フィリピンではさまざまな移動手段が利用できますが、その中でも最も一般的なのはタクシー、トライシクル、ジプニーです。

タクシーは日本と同じく車で移動するサービスですが、日本よりも安く利用できます。簡単に言うと、日本のバス代がフィリピンのタクシー代に近いです。

トライシクルはオートバイにサイドカーをつけた乗り物で、短距離の移動に便利です。また、ジプニーはジープに似た形の相乗りバスで、決まったルートを走ります。

項目フィリピン日本
タクシー(初乗り運賃)40円410円
タクシー(1kmあたり)14円80円
トライシクル(初乗り運賃)8円
トライシクル(1kmあたり)4円
ジプニー(一律運賃)10円

フィリピンではタクシーは交渉で値段が決まる場合も多いよ。

 

フィリピン通貨の価値と物価

フィリピンの通貨はペソ(PHP)です。フィリピンではペソを使って物やサービスを購入することができますが、ペソの価値はどのくらいなのでしょうか?ここでは、ペソの為替レートや物価について簡単に解説します。

以下の表は、2023年4月時点でのペソと日本円の為替レートを示しています。

通貨ペソ日本円
1ペソ12.2
100ペソ100220
1,000ペソ1,0002,200
10,000ペソ10,00022,000

1ペソが2.2円の時、日本円で1,000円分の物やサービスを購入するには、約450ペソ必要です。また、日本円で10,000円分の物やサービスを購入するには、約4,500ペソ必要です。

2023年は急激に円安が進んだため、2023年11月では1ペソが2.7円ほどになってるので、フィリピンに行くときのレートを確認しておこう。

次に具体的な商品やサービスごとにフィリピンの物価を紹介してみましょう。以下の表は、2023年4月時点でのフィリピンの物価を示しています。

項目フィリピン
マクドナルドのビッグマック(1個)150ペソ
スターバックスのコーヒー(1杯)115ペソ
コカ・コーラ(500ml)25ペソ
ミネラルウォーター(1.5L)35ペソ
ビール(500ml)50ペソ
タバコ(1箱)120ペソ
ガソリン(1L)60ペソ
シャンプー(400ml)200ペソ
歯磨き粉(100g)50ペソ
石鹸(150g)35ペソ

フィリピンでは飲み物や嗜好品などが安いことが分かります。特にコカ・コーラやビールは日本よりも半分以下の値段です。タバコも日本よりも安いです。

フィリピンの主要都市の物価情報

フィリピンでは物価が低いことがわかりましたが、実際には都市ごとに物価に差があります。フィリピンには多くの都市がありますが、ここでは代表的な3つの都市(マニラ、セブ、ダバオ)について、それぞれの物価情報を紹介していきます。

これらの都市はフィリピンの北部、中部、南部に位置し、それぞれ異なる特徴や魅力を持っています。ご自身の目的や予算に合わせて都市を選びましょう。

マニラでの生活コスト:予算立てのポイント

マニラはフィリピンの首都で、人口や経済活動が最も集中している都市です。マニラはフィリピンで最も物価が高い都市であり、日本と比べてもそれほど安くありません。

マニラでの生活コストは以下の表のようになっています。

項目金額(PHP)金額(JPY)
家賃(1ヶ月)15,000~30,00030,000~60,000
食費(1ヶ月)6,000~12,00012,000~24,000
交通費(1ヶ月)2,000~4,0004,000~8,000
娯楽費(1ヶ月)4,000~8,0008,000~16,000
光熱費(1ヶ月)3,000~6,0006,000~12,000
合計(1ヶ月)30,000~60,00060,000~120,000

マニラでの生活コストは1ヶ月に約30,000ペソ(約60,000円)から60,000ペソ(約120,000円)です。

このうち、家賃が最も高く、生活費の半分以上を占めています。マニラではコンドミニアムやアパートなどの住宅が不足しており、需要が高いためです。また、食費や娯楽費も高くなっています。マニラではレストランやカフェ、ショッピングモールなどが多くあり、外食や買い物を楽しむことができますが、それに伴って支出も増えます。

一方で、交通費や光熱費は比較的安く抑えることができます。マニラでは公共交通機関やタクシーなどが多いため、移動は困りません。

マニラはフィリピンの中心地で様々な魅力や楽しみ方があるけど、それに伴って支出も増えるよね。

セブの物価情報:リラックスした島生活のコスト

セブはフィリピンの中部にある島でフィリピンで最も人気のある観光地や留学先のひとつです。実際に自分で滞在するとなると、セブ滞在時のコストはどれくらいなのでしょうか?

項目金額(PHP)金額(JPY)
家賃(1ヶ月)10,000~20,00020,000~40,000
食費(1ヶ月)5,000~10,00010,000~20,000
交通費(1ヶ月)1,500~3,0003,000~6,000
娯楽費(1ヶ月)3,000~6,0006,000~12,000
光熱費(1ヶ月)2,500~5,0005,000~10,000
合計(1ヶ月)22,000~44,00044,000~88,000

セブでの生活コストは1ヶ月に約22,000ペソ(約44,000円)から44,000ペソ(約88,000円)となっています。

 ダバオの物価情報:南部の都市での暮らし

ダバオはフィリピンの南部にある都市であり、フィリピンで最も大きな面積を持つ都市です。ダバオは自然や文化、治安などが優れており、フィリピンで最も住みやすい都市のひとつとされています。

ダバオでは南部の都市での暮らしを楽しむことができますが、ダバオのコストはどれくらいなのでしょうか?ダバオでの物価情報は以下の表のようになっています。

項目金額(PHP)金額(JPY)
家賃(1ヶ月)8,000~16,00016,000~32,000
食費(1ヶ月)4,000~8,0008,000~16,000
交通費(1ヶ月)1,000~2,0002,000~4,000
娯楽費(1ヶ月)2,000~4,0004,000~8,000
光熱費(1ヶ月)2,000~4,0004,000~8,000
合計(1ヶ月)17,000~34,00034,000~68,000

ダバオでの生活コストは1ヶ月に約17,000ペソ(約34,000円)から34,000ペソ(約68,000円)となっています。

生活コストを抑えるためには

生活コストを抑えるためには、以下のようなポイントがあります。

  • 家賃はエリアや設備によって大きく異なり、一般的には中心部や高級エリアは家賃が高く、郊外やローカルエリアは家賃が安くなります。また、コンドミニアムやホテルなどのセキュリティや設備が整った住宅は家賃が高く、ゲストハウスやシェアハウスなどのシンプルな住宅は家賃が安くなります。
  • 食費は外食や輸入品を控えて、自炊やローカル食材を利用することで節約できます。スーパーマーケットやコンビニなどで日本食や西洋食などの輸入品を購入することができますが、それらは高価です。一方で、市場や屋台などでは、フィリピン料理やフルーツなどのローカル食材を安価に購入することができます。レストランやカフェなどでの外食は比較的高いですが、安く抑えるためにはジョリビーやマクドナルドなどのファストフード店やローカルレストランなどで食事することをお勧めします。
  • マッサージやスパなどの費用は日本と比べて1/3~1/5ほどで済みますが、人気店になると相場の2倍~3倍はします。そのため、マッサージは受けたいけど節約したい場合、できるだけ安いチェーン店をさがしてみてください。

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生活用品の価格

フィリピンでは日本と同じような生活用品を購入することができますが、それらの値段はどれくらいなのでしょうか?

ここでは、シャンプー、トイレットペーパー、石鹸などの必需品や歯ブラシ、生理用品、ドライヤーなどの日用品の価格を比較してみました。フィリピン旅行や留学を考えている方は、自分の必要なものや予算に合わせて準備することが大切です。

シャンプー、トイレットペーパー、石鹸:必需品の値段対決

まずは、シャンプー、トイレットペーパー、石鹸という3つの必需品の値段を見てみましょう。これらは日本でもフィリピンでも毎日使うものであり、生活に欠かせないものですよね。

以下の表を見てみましょう。この表は2023年4月現在の日本とフィリピンで購入できるシャンプー、トイレットペーパー、石鹸の値段を示したものです。

商品日本(JPY)フィリピン(PHP)フィリピン(JPY)
シャンプー(500ml)500150300
トイレットペーパー(12ロール)400200400
石鹸(1個)1002040

シャンプーやトイレットペーパーや石鹸などの必需品を購入する際には、以下のようなポイントがあります。

  • シャンプーや石鹸などの化粧品や衛生用品はフィリピンで安く購入できるため、日本から持って行く必要はありません。しかし、自分に合ったものや好みのものを選ぶためには、ブランドや成分などを確認することが重要です。また、敏感肌やアレルギーなどがある場合は、自分に合わないものを使わないように注意することが大切です。
  • トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙製品はフィリピンで高く販売されるため、日本から持って行くこともできます。しかし、かさばるため、荷物の重量やスペースに注意することが必要です。

歯ブラシ、生理用品、ドライヤー:日用品価格比較

次に、歯ブラシ、生理用品、ドライヤーという3つの日用品の値段を見てみましょう。

商品日本(JPY)フィリピン(PHP)フィリピン(JPY)
歯ブラシ(1本)2003060
生理用品(1パック)300100200
ドライヤー(1台)2,0005001,000

歯ブラシや生理用品やドライヤーは日本よりフィリピンで3分の1ほど安く購入できます。

食料品から調理器・家具家電の相場をまとめ

以下、おまけで食料品から調理器・家具家電の相場をまとめているのでこちらも参考にしてください。

野菜類の物価

名称単価 (円)
キャベツ104.0 /キロ
カリフラワー416.0 /キロ
トリミング済みブロッコリー650.0 /キロ
スノーキャベツ156.0 /キロ
312.0 /キロ
パプリカ650.0 /キロ
チャヨーテ104.0 /キロ
ジャガイモ208.0 /キロ
にんじん312.0 /キロ
マーブルジャガイモ156.0 /キロ
セロリ416.0 /キロ
若いとうもろこし(パック)65.0 パック
リーキ416.0 /キロ
スイートピー572.0 /キロ
赤タマネギ338.0 /キロ
白タマネギ260.0 /キロ
ニンニク338.0 /キロ
生姜286.0 /キロ
唐辛子416.0 /キロ
キュウリ286.0 /キロ
ロメインレタス390.0 /キロ

果物の物価

名称単価 (円)
レモン390.0 /キロ
大きなバナナ221.0 /キロ
小さなバナナ156.0 /キロ
パパイヤ(レッドレディ)156.0 /キロ
りんご91.0 /キロ
オレンジ117.0 /キロ
ポンカン78.0 /キロ
91.0 /キロ

肉類の物価

名称単価 (円)
全鶏520.0 /キロ
鶏もも(パック)520.0 パック
鶏胸肉(パック)572.0 パック
鶏レバー(1キロパック)546.0 1キロパック
ピュアフーズTJホットドッグ(1キロパック)494.0 1キロパック
豚バラ肉1014.0 /キロ
豚肉962.0 /キロ
豚ロース962.0 /キロ
豚肩肉962.0 /キロ
豚リブ936.0 /キロ
豚の前足858.0 /キロ
豚の後ろ足754.0 /キロ
豚骨858.0 /キロ
豚頭585.0 /キロ
豚ヒレ肉1001.0 /キロ
豚レバー845.0 /キロ
塩漬け卵(トレイ)910.0 トレイ
塩漬け卵ハーフトレイ(14個)468.0 14個入りトレイ
大きな白卵(トレイ)572.0 トレイ
中くらいの白卵(トレイ)494.0 トレイ

その他の商品物価

名称単価 (円)
スウィート&スパイシービネガー(ボトル)208.0 ボトル
豆腐(5個)104.0 5個入り

まとめ

この記事を読んで、フィリピンの物価について理解を深めることができたでしょうか?

フィリピンへの旅行や留学を考えている方は、この記事を参考にして、自分の目的や予算に合わせて計画的に行動することをおすすめします。

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