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こんな質問をよく受けます。
フィリピン留学におすすめの都市・地域が知りたいという人も多いです。
実は、地域選びって、学校選びとおんなじくらい重要なんです。だから、「とりあえず決める」というのはやめて下さいね(笑)←ホントに
留学の成果は「環境(地域)」に左右されちゃいます。(断言)
セブでは殆ど集中できなかったけど、地方都市だとガツガツ勉強できたっていう人も少なくありません。
「自分が求めるゴール」に対して「地域ごとの特徴」を知ることができれば、あなたが行くべき都市・地域が自ずと見えます。
そのため、ここで地域ごとの特徴を把握し、思考停止でおすすめされる地域に行くのではなく、「あなたが求めるゴールに合った地域選び」ができるようになろうね!
★この記事の要点★
フィリピン留学におすすめの留学都市・地域は人によって絶対違います!
もし「この都市・地域がおすすめ!」ってサイトを見たらそこには何かしらの意図があるかも・・
「この地域がおすすめ」には偏った情報がよく発信されていて、ネガティブな情報は伏せられる傾向があります。
一見公平性があるように見えたりする記事もありますが、たいてい肝心なネガティブ情報は隠されてるよ。
(語学学校サイト)
(留学情報/エージェントサイト)
例えば、サイトによっては「バギオは平日外出禁止の学校が多め」と書いてあるサイトがいまだにありますが、バギオには現在9校あってそのような学校は実際には2校だけなんだ。
なんとww バイアスどころか嘘じゃないですか(笑)
そんな風に書かれてたら、その時点でほとんどの人がその地域を候補から外しちゃうよね。また、実際にカウンセリングを受けても「バギオのほとんどの学校がスパルタだから監獄みたいな場所だ」って間違ったことを伝えてるカウンセラーも多いんだよ。
えー、なんでそんなことが起こってるんですか!?
語学学校の過半数がセブ島に集中しています。そのため、留学エージェントはセブ島には行ったことがあるけど、セブ以外の地域にはほとんど行ったことがない(行っても1度だけで何年もそのあと行ったことがない)というところが殆どです。
そのため、情報が正しくアップデートされておらず、かなり古い情報がいまだに掲載されていたり、カウンセリングの時に案内されたりしています。
このように大抵の情報サイトは偏った記載がされているので、一般の人には見抜くのは困難です。
でも安心してね! ここからは偏った情報に惑わされない地域や都市選びのコツを教えちゃうよ!
フィリピン留学でどの都市・地域にするか、正しいステップを踏んで選びましょう。
自分にあった留学先の選び方の参考にしてください。
ステップ① 「何の目的で、どんな環境で留学したいか?」
ステップ② 地域ごとの特徴を確認する
ステップ③ 自分のニーズにマッチしている地域を選ぶ
まずは「何の目的で、どんな環境で留学したいか?」を知ることから始めてください。
留学地域ごとに特徴や雰囲気が違うため、それを知ることから始め、あなたのニーズに合致した地域を選ぶことが大事だからです。
フィリピンの留学地域はマニラ・セブなどの都市部とバギオ・クラークなどの地方に大きく分かれます。
注意してほしいのが、留学ではあなたが都会派か地方派かなんてことは一切関係ないということです。
そのため、地域ごとの特徴は後で説明します。
例:
など
次に、それぞれの地域の特徴を確認します。場所ごとに特徴や雰囲気が違うからです。
そこに集まる留学生のタイプも変わってくるよ。
例えばフィリピンで治安の良い都市に留学したい、という場合は治安に注目して選ぶ必要があります。
犯罪率に関する世界的データベース「Numbeo Safety Index 2019」によると、フィリピンの4都市(ダバオ・マカティ・イロイロ・セブ)が東南アジアで最も安全な都市トップ10位にランキングされています。
ですが、留学する目的にその都市があっているのか、地域ごとの特性は現地の実際の情報が豊富なエージェントと相談して決めることが重要です。
フィリピン留学における自分のニーズにマッチしている地域を選びましょう。
都市部と地方の違いや地域ごとの違いについては後で説明しますが、地域ごとの特徴・雰囲気・留学生のタイプが確認出来たら、すぐに自分に最適な留学地域が決まるのではないでしょうか。
もし、2つの地域でまだ迷いがある場合、地域ごとに自分にとってのメリット・デメリット部分を見つけて、「妥協できる/できないデメリット」という視点でその2つの地域を比べ見てください。
メリット | デメリット | 最適度 |
◎ | 〇 *許容範囲 |
1位 |
〇 | △ *難しい |
2位 |
△ | × *ダメ |
3位 |
エリアごとの特徴から、自分にとってのメリットはすぐにわかると思うけど、デメリットの部分を比較してみて、それが妥協できる範囲であればその地域を選ぶ候補として考えていいよ。
なるほど~、そんな風にエリアを選べばいいんですね!
>>フィリピン留学おすすめの学校5選!の記事も参考にしてくださいね。
都市部であるマニラやセブについて。
日本の主要都市からマニラへは、直行便で1本。
セブは一部主要都市(成田・羽田・大阪・関空・中部空港)からのみ直行で、他の空港からだと、マニラで一度降りて国内線に乗り換えて行きます(4~5時間+乗換え時の待ち時間)。
一方でそれ以外の地方へのアクセスは、マニラ到着後、乗り継いで行きます。
だいたい国内線で1時間半前後で行けるダバオ・バコロド・イロイロ・ドマゲテと、マニラから陸路で移動するクラーク・スービック・タガイタイ・バギオがあります。
都会に行くか?地方に行くか?でそれぞれメリット・デメリットがあるので押さえておきましょう。
メリット | デメリット |
繁栄していて楽しい |
|
繁栄していて楽しいことがメリット。
マニラには世界で2番目に大きいモールオブアジア、セブには4番目に大きいSMシーサイドというショッピングモール。
また、これら引けを取らないくらいの規模のモールが点在し、外資系の企業が集まる経済特区などもあります。
行きたいお店やイベントの数の多さはやはり都会が最強。
留学費用は地方と比べると高いです(1ヶ月で3~5万円ほど高い)。その他、生活で必須のタクシー代や観光地の料金設定も他と比べると割高に設定されてます。セブのダイビング費用も、地方と比較すると高め。
これは人件費が地方と比べると高いからです。そのため、意外と出費が嵩んでしまうことが多く、留学途中で現金を使い果たしてしまったという例も数多くあります。
夕方や週末の渋滞にはまってしまうと中々抜け出すことが出来ません。帰国時にそのような時間帯に空港に向かわなきゃいけない人は、空港到着時間に注意してください。想像をはるかに超える時間がかかることが殆どです。
また、雨が降ると時間帯関係なく多くの人がタクシーを使おうとするので、中々捕まりません。1時間とか平気で待つ感じです。マニラ・セブは超渋滞します。
因みに先日のホーリーウィークにマニラにいたんですが、Grabタクシー(スマホで個人タクシーを捕まえるアプリ)はパンク状態で使い物にならず、ショッピングモールのタクシー乗り場で2時間待ってタクシーに乗れました。トホホ
はっきり言いますが、マニラ・セブは治安がよろしくありません(笑)まずマニラは一部地域を除いて論外ですね。マニラに住み慣れた現地人や移住者で「ここは治安がいいよ。安全だよ。」なんて言う人に会った事がありません。
マニラにも学校がいくつかありますが、基本セキュリティが確保された敷地や建物内にあるので中にいる限りは大丈夫ですが、外に行くときはいつも警戒が必要。
セブはマニラほどではありませんが、スリは日常茶飯事過ぎて、もはや犯罪の類ではないのではないかと錯覚を覚えるほどです。「リュックは前にからう、服のポケットに物を入れない」というのは常識中の常識です。
セブ島ヤッホー!って感じの紹介が多いですが、実際は結構違いますね。ちゃんと認識しておかねば・・
バギオ・スービック・バコロドなどは都市から離れてのんびり留学生活を送りたい人におすすめの地域です。
自然を満喫できるエリアもあり、勉強に集中できる学校もたくさんあります。
地方の語学学校に留学するメリット・デメリットも確認しておきましょう。
メリット | デメリット |
|
|
マニラやセブから地方に移動したときに感じるのが、「タクシーの料金や運ちゃんの態度がなんて良心的なんだ」ということです。
そもそもマニラではメーターを使わせること自体が難しいため、交渉性となることが大半です。メーター使えば250円くらいの距離でも、平気で1000円とか吹っかけてきます。日本のようにたまにしかタクシーに乗らなければ、1000円とかそんな大した額じゃないですが、基本いつも移動はタクシーだと意外と交通費が掛かります。
そのため、これまで交通費がかさんでしょうがなかった都会から地方に来ると、ちゃんとメーターを使ってくれるし、お釣りもちゃんと返してくれるのでなんだか得した気分になります(笑)
観光地などの入場料なども地域と比べるとやっぱり安いです。
フィリピンではジプニー(格安な相乗りバス)が沢山走ってるので、それが使えればかなり格安で移動できます。ただ、マニラやセブでの使用は治安上あまりおすすめできないよ。
基本的にフィリピンは日本と比べたら交通ルールがあるようでないような所なので、夕方はどの地域でも混雑します。ただ、都会の渋滞と比べたらまだマシ。
フィリピンに限らず、日本を出れば安心とはどこに行ってもいえませんよね。ただ、フィリピンの地方は、マニラ・セブと比べると治安は比較的良好になります。
ショッピングモールなど買い物するところは、都会と比べて最低限です。若者が好きなクラブなども少ないので、あまり遊びたい人におすすめできる地域ではありません。
これまでの説明がぱっとわかる早見表も参考にしながら、どちらが向いてるのか確認してみて!
「都市VS地方のメリット・デメリット早見表」
都市 | 地方 | |
繁栄度 | ◎ | △ |
物価 | × | ◎ |
渋滞 | × | △ |
治安 | △ | 〇 |
フィリピン留学におすすめの都市や地域は人によって違います。
などから、自分に合う留学先を探してみましょう。
上記の都市や地域のおすすめ語学学校も参考にしてください。
ビジネス向けの語学学校が多いです。
マニラでは治安上、留学中の滞在場所はセキュリティが確保されたエリア内にあります。
また、学費はフィリピンの中では最も高いですが、優秀な講師が揃っているので、社会人などのビジネスマンが研修で来ていることが多いです。
特に留学できる期間も少なく、1週間~1ヶ月程度しか都合がつけられない社会人などにおすすめできる地域だと思います。
マニラのおすすめポイントは、なんと言ってもアクセスの良さだからです。
他の地域のように国内線に乗り継いだり、長時間移動を必要としないところが魅力です。
治安があまりよくないというデメリットもありますが、そもそも殆ど外出をするつもりがないのならあまり関係ありません。
親が高齢で留学中に何かあったらすぐに日本に戻りたいなどという事情がある人には最適です。学校からマニラ空港まではすぐに行けて、日本への便もたくさんあるので当日チケットを購入して帰国するということも可能です。
マニラの治安参考:【2023年最新】フィリピン・マニラ治安は悪化?最悪にならないための対処法
フィリピン留学の代名詞でもあるセブ島留学。
なんとなく英会話が学びたい人からTOEICなどの試験対策をしたい人、旅のための英語をつけたい人など様々な留学生に向けた語学学校が立ち並ぶ場所です。
セブ島で学校を探そうとするとあまりの数の多さにどこを選んで良いかわからず、殆どの人がエージェントにすすめられるままに決めてしまうパターンが多いです。
学校が多い分当たり外れも多いので、セブでの学校選びは慎重に行いましょう。
ある程度海外経験がある方や危機管理ができる方で、留学の目的に遊び・観光も多くの割合占めるという人にはおすすめできます。
自然を生かした観光地や、若者が夜な夜な遊ぶ場所が最も多い地域だからです。
セブだけでフィリピンを満喫できると言っても過言ではありません。
ジンベイザメと一緒に泳ぐオスロブがあるのもここセブ島です(セブシティから車で3時間半の距離)。
語学学校の数は他のエリアと比べて圧倒的に多く、10人規模~300人規模のタイプの学校など様々です。
マイナス点では、語学学校が多すぎるため講師の平均的な質が他の地域と比べるとやや落ちることや治安の悪さ、空気の悪さです。
海外経験が少ない方や怖がりな女性はあまり向きません。
また、セブシティ内には、近づかない方がいい地区もあるので、そういったところは男女関係なく避けたほうが無難。
女性の夜間一人歩きは絶対ダメです。
ネット上に出ているフィリピン留学情報の殆どがセブ島留学です。「セブ島は観光地として有名なので安全です」といった書き込みを見ますが、鵜呑みは禁物。
セブ島はリゾート目的の観光客が確かに多いですが、観光客が多いからといって治安がいいという理屈は成立ちません。
実際に軽犯罪の被害者数では他の地域の比ではありません。
ですが、セブにはかなりの数の語学学校が集中してるので、セブの学校側とそれを扱っているエージェントがわざわざ「セブ島はちょっと危ないです」と流すことはまずありません。
なので行ってみて想像とぜんぜん違ったという留学生が後を絶ちません。
セブの治安参考:【2023年最新】フィリピンのセブ島の治安を実際の犯罪例を元に解説!
以下に代表的なセブの学校をいくつか紹介します。
留学した人の口コミよい学校で、実際にエージェントが足を運んで確かめたおすすめの語学学校です。
キャンパス内でリゾートの雰囲気を楽しめる作りになっている学校です。
英会話コース以外にもTOEIC・IELTS・TOEFL対策にも専用講師を準備していて、どのタイプの留学生も対応可能。
放課後はマンツーマンレッスン受け放題やクラブ活動などアクティビティも他校と比べて非常に充実しており、授業後もずっと英語を使える環境が整っています。出来るだけストレスを掛けずに留学したい人向けの学校です。
2022年6月のキャンパス移転とともにフィリピンNo.1のリゾート度を完全ホテル型の語学学校として誕生。
語学学校とは思えない設備を誇っていて、スタバのようなカフェ作り、広いフィットネスジム、ライブラリースペース、カラオケルームなど授業以外の時間も快適に留学生活が送れます。
マクタン島にある学校なので、セブの中心地までは若干離れていますが、キャンパス内でゆっくり過ごしたいという初心者向けの学校です。
バギオの名門校PINESの姉妹校で、講師トレーニングやカリキュラムの質の向上に余念のない学校です。
講師はセブだけではなく、バギオやその他の教育都市からわざわざ招集して確保するほど。
目の前が海というロケーションを持つホテル滞在型の学校で、雰囲気とカリキュラムの両方を重視したい人向けの学校です。
フィリピン留学発祥の地は、実はバギオです。
日系と韓国系あわせて10校ほど学校があり、とても落ち着いた環境です。
バギオ留学の語学学校はスパルタというイメージがありますが、スパルタ校はそのうち2校ほどです。
フィリピンにはどこの地域に行っても韓国からの留学生が多いですが、バギオにいる韓国人に関しては、そもそもセブのように遊ぶ場所が少ないので勉強メインで来ている人が多いです。
因みに、山間部のためビーチアクティビティがないように思われているけど、バギオから車で1時間半の距離にあるサンフェルナンドにはビーチがあるんだ。週末は多くの留学生が泳ぎに来たりサーフィンを楽しんでいるよ。
涼しく快適に英語留学をしたいという初級・中級者におすすめの地域です。
バギオは治安が良く過ごしやすい気候だからです。
他の地域では、一般的に建物の中はガンガンエアコンで冷やしてありますが、一歩外に出た途端にじわ~っと汗が出てきます。
マニラから車で4~6時間ほど掛かるため、初めての人は正直しんどい場所にあります。ただ、一度行けば留学生の多くが好きになります。
「天空の城ラピュタ」のモデルとなった街とも言われ、圧巻の景色にはとても魅了されます。
フィリピンは暑いイメージですが、標高が約1500メートルと高いのでバギオの年間平均気温は20℃です。
朝夜は冷え込むので、基本的には長袖長ズボンでちょうどいい生活が出来ます。
7~8月の雨季にはものすごい雨が降るので、湿気対策や雨対策が必要だよ。絶対セブのような環境がいいって人には向かないけど、バギオは地方といっても、ダウンタウン、ショッピングモール、クラブ、おしゃれなカフェも多い場所だよ。
バギオの治安参考:【2023最新】フィリピン・バギオの治安を犯罪例を元に解説!
以下に代表的なバギオの学校をいくつか紹介します。
PINES(パインス)はバギオ3大名門校の一つです。
英会話コース専用のメインキャンパスと試験対策専用のチャピスキャンパスで校舎を2つ持っています。
試験対策専用のチャピスキャンパスでは、TOEICやIELTSで高得点を狙いたい人にお勧めの学校です。
例えばTOEICでは800点以上、IELTSでは7.5以上のターゲットスコアも対応可能な講師陣を揃えています。
MONOL(モノル)は、バギオにある最大の設備施設を誇る語学学校です。
「留学生が快適にしっかりと留学できるように」というMONOL(モノル)校長の想いがしっかりと反映された学校で、コロナ禍で留学生受入れができなかった2年で更に施設・ルールともにグレードアップ。
バギオで一番快適に留学できる環境が整っています。
留学生がお腹を壊さないように飲料水を自社で精製、1人部屋でも安く滞在できるセミシングル部屋の設置、最上階から見晴らしのいいフィットネスジム・ヨガルームにはインストラクターが常駐。
更にIELTS対策専門講師の育成など、利益追求型になる学校も多い中、MONOL(モノル)は留学生のために本来あるべき学校としての姿勢が評価できます。
WALES(ウェールズ)は、50人定員の小規模な語学学校で30代以上の社会人が多い学校です。
小規模校なので、小回りがよく効く学校でプログラムも常に刷新します。
最近は、WALESカフェやビジネスセンターを施設内にオープンさせるなど、大人がより快適に生活できる環境を構築しています。
WALESは、良い意味で規則通りに動かない学校です。
留学生で困ったことが発生すれば、スタッフが校長に相談してすぐに解決できるよういつも働きかけてくれます。
親身という言葉が合う学校で、小規模校だからこそ利く「小回り」が評価できます。
韓国資本の学校が4校ほどありほとんどの学校にネイティブ講師が多く在籍しています。
そのため、ネイティブに拘りたい方はこのような地域を選ぶといいかもしれません。
ただ、教え方はやはりフィリピン人の方が丁寧でうまいので、ぶっちゃけ初心者はネイティブに拘る必要はほとんどありません。
ネイティブの授業を沢山取りたいという人や、そういう環境で勉強したいという人にはおすすめの地域です。
フィリピンでは最もネイティブ人口が多い地域となり、どの語学学校でも3~4人ほどネイティブ講師を抱えているからです。
もともと米空軍基地があったところです。
クラークとは経済特区の呼び名で市の名前ではありません。アンヘレスシティの中にあります。
ソウル乗り継ぎでのクラーク空港、直行便でマニラ空港と2つのルートがあります。
マニラ空港から行く場合、陸路で2時間ほどで到着します。
歓楽街が最も多く、世界的にも有名な町なので退役軍人だけではなく多くのアメリカ人、オーストラリア人などが移り住んでいます。
因みに、クラークは経済特区の事を指していて、アンヘレス市の一部の区画です。実際にはそのクラーク内にはない学校が殆んどにも関わらず、どの学校も地域をクラークと称しているのは、「アンヘレス」という街自体がイコール「歓楽街」というイメージが強いからなんだ。
語学学校にそうしたイメージがつくのを避けるため、敢えてクラークと名乗っている学校が多く、エージェントのホームページでも地域名をアンヘレスではなく、クラークと表記しているんだよ~(豆知識)
通常は、フィリピン留学中に高頻度でネイティブと接する機会はあまりありません。
マイナス面は、タクシーが走ってないのでトライシクル(バイクの横に椅子がついた乗り物)で移動するのが一般的です。
街中を走る際は、目の前の排気ガスを思いっきり顔に浴びてしまうので、(慣れてしまえばなんてことはありませんが)気になる人はハンカチなどで口を塞いでいたほうが良いと思います。
クラークの治安参考:【2023年最新】フィリピン・クラークの治安をスリ被害に遭ったぼくが徹底解説
以下に代表的なクラークの学校を紹介します。
クラークにある学校の中で最もネイティブ講師数が多いのがCIPです。
2か国留学を考えている人や欧米留学とフィリピン留学どちらにしようか迷っている人も多いのですが、CIPの場合だとその両方が一気に叶うというような理想の環境です。
CIPは色んな国にマーケティングを掛けていて、コロナ前はネパールやその他のアジア諸国からも留学生が来ていたので、近いうちにもっと国籍豊かになるはずです。
更に、講師もフィリピン人だけではなく、アメリカ・イギリスといった国籍が揃っているため、CIPのキャンパス内は本当にワールドワイドな環境が揃っています。
ほとんどのコースでネイティブ講師の授業を受けることができ、更にネイティブ講師だけの特別コースも用意されています。
そのため、2か国留学で欧米圏に留学する方や、とにかくネイティブの発音に慣れておきたいという人にお勧めです。
EGアカデミーのキッチンスタッフが提供する食事は、語学学校としては比較的クオリティが高く(因みにキッチンスタッフのリーダーは、病院や学校のメニューを決めているような人)、日本食も週に4回ほどの頻度で出ています。
フィリピン留学中はどうしても日本食が恋しくなる人が多いのですが、ここでは日本食を含めて比較的美味しい食事が提供されるので、食を気にする人にもお勧めの学校です。
全ての成人のコースに欧米ネイティブ講師のマンツーマン授業が付いています。
ビールをキャンパス内の売店で販売している珍しいタイプの学校なので、毎日ちょっとでも飲みたいという社会人にお勧めの学校(殆どの学校では校舎内での飲酒は禁止)です。
これができる学校は中々ありません。
また、インターネットが高速で使えることや、平日外出が自由にできることも社会人の留学生にとって嬉しい条件がある学校です。
また、キャンパス内に幼稚園もあるため、未就学児を連れて留学したい親御さんにも最適の学校です。
学校は、日本資本と韓国資本をあわせて2校程度です。
スービック経済特区内の治安は抜群に良く、80年代のアメリカの街並みの様になっています。
しかしながら、多のエリアと違って教育都市ではないため、講師の確保が非常に難しいという側面も持っています。
個人的には、講師確保さえきちんと出来れば、フィリピンを代表する留学地域に育つような環境だと思います。ただ、現実は肝心の講師確保が難しく、「フィリピン」という発音すら正しく出来ない講師も多く在籍しています。このことが、中々スービックが留学場所として中々浸透してこない理由だろうね。
他の地域からヘッドティーチャーとして招かれた講師が、あまりの講師のレベルの低さに愕然としたと話していました。
英語中級の僕の英語の方が、そこの講師よりマシだといわれたのには笑うしかないですね。
街はすごくおしゃれで落ち着いているので、英語ガッツリという感じではなく、欧米のような雰囲気も味わいながら留学したい初心者にはおすすめの地域です。
スービックはもともと、米海軍基地があったところだからです。
その跡地がそのまま経済特区として発展しています。
Subic Bay Freeport Zoneという名でスービック市とは区分けされています。
経済特区内の街は、一般的なフィリピンの景色と違ってよく整備されているし、交通の取り締まりなどもしっかり行われています。
マニラやセブのような混沌としたところから来ると別の国に来たような錯角さえ覚えます。
治安はすごく良いです。スービック経済特区内はジプニーの乗り入れすらできません。
ただ、タクシーは多くないので、交通手段に困ることがよくあります。
スービックの治安参考:【フィリピン2023】ぼくが見たスービックの治安!
フェイス・トゥ・フェイス(Face to Face)という日本資本の語学学校が1校だけです。
他のも韓国資本の語学学校がありましたが、街の条例によって全て撤退しています。
韓国人はパーリーピーポー(飲んで騒ぐ人)が多く、街のブランドが損なわれるとして一切の韓国資本の企業が退去させられた経緯があります。なので、残り1校となってしまった日本資本の語学学校でも夜に大声を出すなどということを禁止しており、少々緊張した形で運営されています。
学校規模は20人以下で、ボーディングハウス式(一軒家をいくつか借りて学校運営)の学校です。寝泊りする場所と授業を提供する場所は別の所なので毎朝通学(歩いて10分程度)が必要です。
在籍している講師は、元々他校の優秀な講師だったので講師の質は高い方です。
タガイタイは教育都市ではないため、講師の殆どが他地域から移り住んでいます。
この学校は、中級程度の英語力がある人にはむいています。
というのも、講師の質が高いので様々なアレンジが可能だからです。中級レベルの人は自分の弱点を把握しているケースが多く、弱点のみを授業で強化してもらうというやり方ができます。
一方で、なにを勉強して良いかわからない初心者に対してのカリキュラムはあまり整っていないように思えます。
店自体も少ないので、安心してのどかに生活したい中級者におすすめの地域です。
フィリピン人なら誰もが住みたいと憧れる「ブランドの町」だからです。
決してすごく発展しているわけではありませんが、標高が700Mと年間通して25度ほどと気候も安定していて非常に過ごしやすいところです。
暑い所に住んでいるフィリピン人でも決して暑いのが好きなわけではありません(笑)
平日はマニラで勤務して、週末だけタガイタイの別荘に行くというフィリピン人も多い地域。
フィリピンで一番景色がいいといわれるスタバはここタガイタイにあります。
タガイタイの治安参考:【フィリピン2023】ぼくが見てきたタガイタイの治安!
参考:【噴火映像あり】フィリピンでタール火山が大噴火!今後のマニラ渡航はどうなる?
全て韓国資本の学校で小規模のところから大規模校まで10校ほどあります。
正直どこのカリキュラム(テキスト)も殆ど同じなので施設面や環境だけで学校を選んでしまってもいいと思います。
また、人件費が他の地域と比べても安いため留学費用も割安感があります。
大自然の中、都会の喧騒から離れて安くのんびりと生活したい初級者におすすめの地域です。
バコロドは、道を走っていたらサトウキビ畑があちこちで見られる「でっかい田舎」って感じの場所だからです。
日用品店やショッピングモールもあるので困ることは殆どありません。フィリピンで有名なイナサル(チキンのBBQ)は、バコロドが発祥の地でイナサル店の集合エリアもあるほどです。魚介類を市場で買ったら、隣の飲食店でそのまま調理してくれるフィッシュマーケットはおすすめです。めちゃめちゃうまいです。
ちょっと遠いですが、「マンブカル」という温泉地もあります。
バコロドの治安参考:【フィリピン2023】バコロドの治安情報をこの目で確認!
全て韓国資本の語学学校で5校ほどあります。
数年前に、ダバオで唯一日本資本の語学学校(IDEA)が撤退してからは全て韓国資本の語学学校です。
2016年に、TOEFLコースで名門だったシアトルという語学学校も閉鎖しました。
下の「どんな人におすすめ?」でも説明しますが、ダバオはミンダナオ島の一部で一般的には危険だとみなされています(JICA隊員の渡航禁止エリア)。
そのためダバオの学校では留学生の集客が非常に難しくなっている状況です。
ただ、教育都市の割には学校自体が少ないので、講師陣は優秀な人が多く非常に親身になってくれる人が多い印象です。
TOEFL名門校のシアトルが閉鎖された後、実はシアトルのカリキュラム自体は別の学校で引き継がれてたんだけど、そのカリキュラムを支えていた経験豊富なプロの講師陣は全員解雇されたんだ。他の学校に行った人もいれば、全く違う職に就いた人も多いので、事実上シアトルのプログラムはなくなったと思ってるよ。非常に残念。
テロにも屈しないというような屈強な精神をお持ちの人にしかおすすめはとても出来ない地域です。
現在は戒厳令は撤回されていますが、そのようなリスクは今後もあると考えておいた方がいい場所だからです。
ダバオはミンダナオ島の一部の大きな町です。
船でわずか10分渡ったところに綺麗なビーチを持つリゾート地(サマール島)があります。
ビーチリゾートやダイビングスポットが充実していて格安で楽しむことができます。
ミンダナオ島は、日本のODA(政府開発援助)であるJICAの渡航禁止に指定されている地域。
外務省が出す国別の安全マップでは、ミンダナオ島の危険度レベルは他のエリアよりも1段階上になります。ただ、ダバオだけはすごく平和な街です。
スリやぼったくりなども少ない町です。
それは、何かと世間を騒がせた現フィリピン大統領のデュテルテ氏が市長を務めていたからです。デュテルテ新大統領についてはコチラの記事がおすすめです。
ロドリゴ・デュテルテ氏の市長時代からダバオの平和が築かれたと言われていて、彼が大統領になるのを夢見ていた国民はものすごく多かったのを覚えています。それが実現したことで、デュテルテ氏の平和改革への期待は膨らむばかりだね。既に大統領の座を退いたけど、娘さんが副大統領だから血は受け継がれていることを祈る・・
ただ、ここからちょっと注意です。
そんな状態でも、ダバオの安全はデュテルテ元市長の下、決して揺らぐことなく続いていました。
ですが、数年前にダバオ市を含めたミンダナオ島全体で「戒厳令」が敷かれていました。
ミンダナオ島の一部エリアでは、軍とイスラム国に忠誠を誓う複数のテロ組織による紛争が起きたからです。ある街の市民の90%が避難するなどの状態になるなど、かなり大規模なものでした。
戒厳(かいげん)とは、戦時において兵力をもって一地域あるいは全国を警備する場合に、国民の権利を保障した憲法・法律の一部の効力を停止し、行政権・司法権の一部ないし全部を軍部の指揮下に移行することをいう。軍事法規のひとつであり、戒厳について規定した法令を戒厳令(英語:martial law)という。
wiki(戒厳令)
ダバオの治安参考:【フィリピン2023年】ダバオの治安を実際に滞在した僕が解説
フィリピン留学の都市・地域の選び方をお話しました。そもそも留学先は自分で決めるものです。
おすすめには何かしらの意図がありますのでそういうものに惑わされないためにも、自分できちんと情報を持ち、意思を相談者(エージェント)に伝えるべきです。
マニラ・セブの都市からバギオ・クラークといった地方までの特徴をメリット・デメリットという視点で解説しましたが、まずは「何の目的で、どんな環境で留学したいか?」を明確にし、それを元に最適な留学地域を選ぶようにしましょう。
留学エージェントですらこのような考えを持たず、何も聞かずにセブ島だけで話を進める場合も少なくありません。
実は学校選び以上に大事な「地域の選び方」について理解した方は、次に「学校の選び方」について理解しましょう。