安倍総理と会談するドルテルテ大統領

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シンさん(田中慎一)

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東京で安倍総理と会合を行うドルテルテ大統領 By Albert Alcain

ついにあの強面の元ダバオ市長、ロドリゴ・ドゥテルテ氏がフィリピン大統領に当選!国際的にはこの大統領、全く有名ではありませんでしたが、顔が大統領に似ていると言われた私は2014年にダバオ留学以来ずっと彼のことが気になるようになっていました(決してゲイという意味ではありません)。当時、フィリピン人の誰もが「ドゥテルテにフィリピンの大統領をやって欲しい。そうすれば国が変わるかも知れない」、そう話していたのを覚えています。

ドゥテルテ氏は、歴代の大統領の中でも稀に見る暴言の数々、アメリカとの縁を切って(オバマ元大統領への非難は有名)中国側に舵を切ろうとするなど、世間からは目を疑うような行動ばかりが目に付きます。彼のことをフィリピンのドナルド・トランプと揶揄する人も多くいますが、フィリピン国民からの大統領支持率は90%と非常に高いのが現状です。

このように私たち外国人が外から見るのと、フィリピン人から見る大統領像には相当なギャップがあることがわかります。フィリピンにこれから観光や留学で渡航を考えている人は、絶対に知っておいた方がいいフィリピンの実態と大統領のことをこれからお話します。

熱狂的ファンを生んだフィリピン大統領のダバオ市長時代

国民から支持されるロドリゴ大統領

圧倒的支持を得るロドリゴ大統領のダバオ市長時代 By AKP Images / Keith Bacongco

気づけば、ドゥテルテ氏の大統領就任後すぐに天皇陛下との会見や安倍首相との会談が決定。日比友好関係を維持するためだといわれています。フィリピンの親日度はかなり有名で、日本も今年に入ってフィリピンに対し5年間で1兆円の支援をすること決定するほどで、ドゥテルテ大統領の来日時は、岸田外相を中心に官民総出でのおもてなしが行われました。

ダバオ市長時代、「悪は絶対許さない」その信念で超法的とも言われる手段で悪人を排除していました。マニラやセブの滞在を経験した後にダバオに行くとよく感じることがあります。それは、タクシードライバーがボッタくってこないということです。マニラでは、そもそもメーターを使わないのが当たり前で、使わせるということがそもそも間違っているんじゃないかというぐらい使いません。セブはまだマシで、メーター使わない人よりも使う人の方が多いですが、お釣りをごまかしたり返さなかったりということがよくあります。

なので、フィリピンでは基本的にタクシーに乗るたびに多少のストレスが掛かることを覚悟しなければならないのです。一方、ダバオではどのドライバーもきちんとメーターを使い、ボッタくるということがありません。日本ではこれが当たり前ですが、海外に行くと運賃が交渉制だったり不正・メーター改ざんだったりということが多くあります。そういう意味でも、ダバオ滞在中は、一度もタクシードライバーでストレスを感じたことがありませんでした。

パトロールする大統領

自らパトロールして悪行を退治する大統領

市長当選時、マニラのドライバー同様に釣銭を渡さないなどの悪行が行われていたダバオでは、このようなメッセージをドゥテルテ氏は出しています。

“If you(taxi operators) cannot control your drivers, I will cancel your business permit!”
「タクシー会社がドライバーをコントロールできないのであれば、営業許可を取り消す!」

凶悪犯罪をなくす事はもちろんのこと、このような軽犯罪も見逃さない徹底振りです。ダバオ市ではスリでも、重い罪に問われてしまいます。ドゥテルテ氏自身もタクシーやバイクを運転しながら街のパトロールをしていたとも言われています。

このようなことから、街からはどんな軽犯罪も簡単には犯すことができなくなったということ流れが理解できたと思います。歩きタバコが禁止されているダバオでは、私の知人がその条例を知らずに歩きタバコをして警察に捕まったことがあります。ちょっとした犯罪であれば殆ど見てみぬふりをするフィリピンでは、結構珍しいことです。ただ、その知人はお金で解決できたので警官の腐敗は徹底できなかったようです(笑)

大統領の娘サラ氏の父譲りの暴言・暴力

1988年、ドゥテルテ氏(フィリピン現大統領)が初めてダバオの市長に当選。当時のダバオは今とは間逆の世界で、国内で最も凶悪犯罪の多い都市でした。彼とその娘であるサラ・ドゥテルテさんが行政を司るようになってからは「アジアで最も安全な都市」と言わせるほど治安のいい街になりました。

フィリピン大統領の娘サラ氏

父大統領勝りの正義感で市民を守る娘のサラ氏 By George Parrilla

ドゥテルテ氏(フィリピン現大統領)ばかりがよく取り上げられますが、娘のサラ氏も父に負けないくらい正義感に溢れています。時には市民をいじめた役所の人間に暴力を振るったほどです。

フィリピン大統領が認めた暗殺団の存在とは

ドルテルテ大統領の会合

暗殺段の存在を認めたドルテルテ大統領 By Ryan Lim – Malacañang Photo Bureau

2010年には父ドゥテルテ氏に代わってダバオ市長に当選(多選禁止規定によるドゥテルテ氏が出馬できないため3年間副市長を務める)。ダバオトップの席に娘を据え、2013年に出馬して再当選。実は、ダバオが安全な街として担保されていたのにはもう一つワケがあります。

それは、「ダバオ・デス・スクワッド」(暗殺団)の存在です。彼自身は否定していました(大統領当選後は自身が「ヒットマンだった」と認めています)が、ダバオ市長時代の25年間で1000人ほどの犯罪者を殺害しているといわれています。事実、フィリピン上院議員で証言した元暗殺団の1人マトバト氏は大統領のことをこのように話しています。

“「我々の任務は、麻薬の売人、レイプ犯、誘拐犯のような犯罪者を殺害することだった。毎日のように犯罪者を殺害していた」と、マトバト氏は言った。彼自身、50人以上殺害したという。また、ドゥテルテ大統領自ら捜査関係者を殺害したこともあったと証言した。”

麻薬売人、レイプ、誘拐のような犯罪人は暗殺対象者となり、射殺・絞殺、生きたままワニの餌など行き過ぎた処刑方法が行われていたといいます。このような超法規的な方法は数々のバッシングを浴びてきましたが、市長選のみならず大統領選でも難なく当選したことを見るとそれ以上に市民・国民からの指示が大きいことがわかります。

フィリピン大統領としてやるべきこと

会談を行うフィリピン大統領

フィリピン大統領としての第一歩の始まり By Presidential Communications Operations Office 

ドゥテルテ現象と呼ばれるほどの選挙キャンペーンが終わり、市長を勤め上げた彼にどれほどの手腕があるのだろう。国民の期待と不安が入り混じった一年がいよいよ始まりました。

最初に着手したのが大統領による「麻薬撲滅戦争」です。麻薬使用者・麻薬売人がターゲットとなり、6月30日に大統領に就任してわずか半年足らずで、処刑された数は5,000人を超えました。死人に口なしとはよく言ったもので、その中には単なる警察の恨み・妬みによって殺害された人もいるはず。しかり、そうしたリスクがあったとしても、フィリピンが取るべき道はこのような強硬手段しか残されていないとドゥテルテ氏は舵を取ります。

外交を行うフィリピン大統領

麻薬撲滅戦争もしながら外交をこなすドルテルテ大統領 By Presidential Communications Operations Office

ところが、昨年10月18日アンヘレス市に自宅を構える韓国実業家が麻薬関連の容疑で拘束され、署内で警官によって殺害、証拠隠滅が行われたことが表ざたになりました。韓国国内では大きな波紋となり、フィリピンの上院議員で1月26日に公聴会が行われました。この事実に対し、フィリピン大統領として韓国に謝罪。関わった者全てに「最高刑を受けさせる」と約束。警察組織による麻薬浄化作戦は一旦中止となりました。(現在は、フィリピン軍が代行)

数々の暴言や超法規的殺人指令によって世界からバッシングを受けたフィリピン大統領ですが、麻薬や汚職・貧困などの深刻度を考えると自分たちが考えているような生ぬるい環境ではないことがわかります。

フィリピン人の一般的な人がどのような生活を強いられているのかはこちらの記事が参考になります。それに加えて麻薬や汚職がはびこる世界、先進国に生きる自分たちには想像も出来ない世界です。このような現状を踏まえた上で、フィリピン大統領の言動の批判をするべきだと私は思います。

大統領に関する参照サイト

 歴代のフィリピン大統領(参考)

1.エミリオ・アギナルド大統領 ビアクナバト大統領
2.エミリオ・アギナルド大統領 マロロス共和国大統領
3.マニュエル・ケソン フィリピン自治領政府大統領
4.セルヒオ・オスメニャ フィリピン自治領政府大統領
5.マニュエル・ロハス フィリピン自治領政府大統領
6.ホセ・ラウレル フィリピン共和国大統領
7.マニュエル・ロハス フィリピン共和国大統領
8.エルピディオ・キリノ フィリピン共和国大統領
9.ラモン・マグサイサイ フィリピン共和国大統領
10.カルロス・ガルシア フィリピン共和国大統領
11.ディオスダド・マカパガル フィリピン共和国大統領
12.フェルディナンド・マルコス フィリピン共和国大統領
13.コラソン・アキノ フィリピン共和国大統領
14.フィデル・ラモス フィリピン共和国大統領
15.ジョセフ・エストラダ フィリピン共和国大統領
16.グロリア・マカパガル・アロヨ フィリピン共和国大統領
17.ベニグノ・アキノ3世 フィリピン共和国大統領
18.ロドリゴ・ドゥテルテ フィリピン共和国大統領


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