フィリピン留学1週間の費用は「20~28万円」くらい必要

1週間「フィリピン・セブ島短期留学」費用と効果検証!ウソとホント

定番の欧米留学と比較し、日本から近くて手ごろな費用で良質な教育が受けられるフィリピン留学に目を付ける人が増えています。

長期留学のお試しとして親子留学をしたり、社会人にも1週間の短期留学は人気です。

この記事では、フィリピン留学の1週間の学費や生活費、その他必要な費用について解説しています。

節約方法・準備方法・成功のポイントまで広範囲にわたって解説し、さらに1週間の留学に対する費用の計算例、おすすめのフィリピン留学の語学学校についても紹介するよ!

その他の期間別の留学費用については「フィリピン留学費用と節約ポイント」が参考になります。

目次

フィリピン留学の1週間費用は「20~28万円」くらい必要!

セブ島留学の1ヶ月費用いくら

フィリピンに、1週間の短期留学の費用は「20~28万円」くらい必要になります。

フィリピンの留学費用には、授業料・生活費・現地費用・航空券・海外旅行保険・お小遣いなどが必要です。

  • 選択する語学学校
  • コース
  • 部屋タイプ
  • 航空券の金額
  • 現地での過ごし方

などの違いによって、1週間で「20~28万円」ほどの費用差が出ます。まずは、ざっくりと以下の内訳を参考にしてください。

学費
入学金1~3万円
授業料・滞在費・食費5.8~10万円
現地で学校に支払う費用
空港送迎費(片道)0.2~0.5万円
SSP費用1.8万円
SSP Eカード費用0.95万円
ビザ代0円
デポジット0.8~1.3万円
テキスト代0.3万円
水道光熱費0.5~0.9万円
管理費0.1~0.2万円
その他の費用
航空券代(往復)7~10万円
海外旅行保険0.3万円
現地生活費(お小遣い)3~6万円
総額20万円~28万円

以下、項目ごとに説明するよ!

1週間の学費(入学金・授業料・滞在費・食費)

平均的な学費は1週間で約9万円です。

フィリピン留学では、学校内に学生寮と食事も提供されるため、学費の中に授業料・滞在費・食費が含まれていることが一般的です。

金額は、コースや宿泊する部屋タイプによって変わります。以下、内訳を解説します。

入学金

フィリピンの語学学校では、入学金(登録金)が必要です。学校によって1~3万円と違いますが、相場は1.5万円です。

授業料

セブ島留学1週間費用

授業料は「レッスン数」と「コース」の違いによって変わります。

最も多く受講されている一般英会話を学ぶためのESLコースが安く、試験対策など専門コースを選択する場合はそれよりもやや高くなります。

授業料は以下の項目の違いによって費用が変わってきます。

  • レッスンのコマ数
  • マンツーマンレッスン比率
  • ESLと専門コース
  • ピークシーズとオフシーズン

レッスンのコマ数

レッスンのコマ数が多ければ費用は高くなる傾向があり、少なければ安くなるところが多いです。

マンツーマンレッスン比率

コースはマンツーマンレッスンとグループレッスンで構成されています。

  • 「マンツーマン4コマ+グループ2コマ」
  • 「マンツーマン5コマ+グループ1コマ」

など複数の組合せがあり、一般的にマンツーマンレッスンの比率が高い方が費用は高くなります。

初心者は、グループレッスンでディスカッションは難しいから、マンツーマンの比率を上げるのがおススメ!

じゃあ、私はマンツーマン多めだ!

ESLと専門コース

ESLコースのほかに、IELTS対策・TOEIC対策・ビジネス対策をしたい人は専門コースを選択します。

専門コースの場合、多くの語学学校で専門講師となることが多いため費用が高くなる傾向にあります。

ピークシーズとオフシーズン

フィリピンの語学学校の一部では、ピークシーズンとオフシーズンによって料金が違う場合があり、ピークシーズンだと申込の競争率が上がるため金額が上がる傾向にあります。

授業料を安く抑えるには

ここでは、授業料を抑えるためのポイントをお伝えします。

  • レッスンのコマ数を減らす
  • マンツーマンレッスン比率を下げる
  • ESLコースを選ぶ
  • オフシーズンを選ぶ
  • 月曜から授業を提供してくれるところを選ぶ
  • レッスンのコマ数を減らす

レッスンのコマ数を減らす

結論、レッスン数を減らせば授業料は安くなります。

ガッツリ勉強したい人にはお勧めしませんが、語学学校によっては、1日3~5レッスン程度のESLコースもあって授業料を安くすることができます。

シンさん、1日何コマくらい取れば十分なんでしょう?

1日7レッスンもあれば十分とだと思うから、その辺りで検討すると良いよ!

マンツーマンレッスン比率を下げる

マンツーマンレッスンの比率を下げれば授業料を安くすることができます。

但し、英語初心者の人はマンツーマンレッスンが多い方が講師を独占できる時間が長くなり、英語力を伸ばしやすいと言えます。

そのため、初心者であればあるほどマンツーマンレッスン比率は下げない方がいいです。

ESLコースを選ぶ

フィリピン留学では、英会話を中心に学ぶためのESLコースとは別に試験対策などの専門コースがあります。

ですが、初心者がいきなりTOEICやIELTSの試験対策にはいると、ハードルが高くて効率が悪いです。

まずは英語の土台を作るため、ESLコースから始めるようにした方が良いです。

ESLコースの方が専門コースよりも安いため、いきなり高いコースから始める必要はありません。

オフシーズンを選ぶ

韓国人経営の語学学校が多いフィリピン留学では、韓国で長期休暇となる「1-3月」と「7-9月」をピークシーズンとしています。

一部の学校ではピークシーズンの料金が上がるため、出発時期を自由に選べるならオフシーズンに渡航できると安くなります。

月曜から授業を提供してくれるところを選ぶ

フィリピンの語学学校では、オリエンテーション・買い出し・レベルテスト等で最初の月曜日は授業がありません。

そのため実質授業は火曜日からとなります。

そうなると僅か1週間の留学生は実質火~金の4日日間のみの受講となります。

但し、一部の語学学校では1週間の短期留学生向けに月曜日から受講できるところもあるので、そのような学校をお勧めします。

因みに、フィリピンには6~10月の雨季と11~5月の乾季があるよ。費用に関係ないけど、快適に過ごせたり旅行しやすいのは乾季だからそれも知っておくと良いよ。

滞在費

セブ島留学1週間費用

フィリピン留学では、留学生は語学学校と同じ敷地の内部寮に滞在しますが、外部提携先のホテルやコンドミニアムなどの外部寮に滞在するパターンもあります。

そのため、欧米では当たり前の留学生自身でアパートを借りたり、ホームステイするという事はフィリピンでは一部を除き基本的にありません。

また、語学学校によりますが、学生寮は最も高い1人部屋から最も安い6人部屋まであります。

但し、ホテル滞在やリゾートコンセプトの語学学校はやや高くなる傾向があります。

滞在費を安く抑えるには

滞在費を抑えたいなら複数人部屋を選ぶことです。

4人~6人部屋など部屋内の人数が多くなればなるほど安くなるからです。

但し、節約したいと考えている人は多いため、安い部屋タイプは早くに満室になりやすい傾向があります。

そのため、できるだけ安くしたいと考えるなら早めに安めに留学計画を立てた方が良いでしょう。

潔癖症な人や神経質な人は、ここはケチらずに1人部屋を選ぶようにした方がいいよ。複数人部屋にすると部屋が散らかっていたり、お互いのルールが違うだけでストレスを抱えてしまって勉強に集中できないということになってもおかしくないから節約するところを間違わないように!

確かに!

食費

セブ島留学1週間費用

フィリピン留学では、「平日3食+週末2食」提供されるのが一般的で、食費は学費の中に含まれています。

但し、一部の学校では食費が学費に含まれていない所もあるので、そうした学校を選ぶ場合は食費を別で考えておきましょう。

食費別の学校の場合の相場は、1食当たり500円前後になるよ。

1週間留学で現地で学校に支払う費用

セブ島留学1週間費用

現地の語学学校に到着したら、空港送迎費・教材費・水道光熱費・ビザ代などの諸経費が必要です。

空港送迎費用(片道):0.2~04万円

フィリピン留学は、「セブ・マクタン空港」を使用します。現地の空港には語学学校のスタッフが留学生のスケジュールに合わせてお迎えに来ています。これを「ピックアップ」と呼びます。

無料の学校もありますが、ピックアップ費用の設定は2,000~4,000円が多いです。

因みに、帰国時は語学学校から空港まではタクシーで自力で向かうのが一般的です。

2回目のフィリピン留学ではピックアップを使用せず、タクシーで自力で行くことも可能だよ。でも、フィリピンのタクシーは住所を伝えてもドライバーがわからないため、道に迷って学校に迷惑をかける可能性がめちゃくちゃ高いから、ピックアップは必ず利用しよう。

SSP費用:1.8万円

SSP(Special Study Permit/特別就学許可証)は、観光目的で入国した外国人が合法的にフィリピン国内で勉強をするための就学許可証です。

フィリピン法務省管轄の移民局から発行されるもので、語学留学生は全員取得を義務付けられています。

但し、フィリピン留学では移民局での手続きを代行して行うため留学生自身でする必要はありません。

SSPは取得後半年間の有効期限があるため、1週間の留学生は1回分の約1.8万円を支払うことになります。

因みに、こちらは語学学校が違ってもあまり差は出ません。

SSP Eカード費用:0.95万円

SSP Eカードは、上記のSSP(特別就学許可証)に付属する外国人登録証です。

学校によってSSP Iカードと呼ばれることもありますが、同じです。期間に関係なく留学生は必ず申請が必要なもので有効期限は1年間です。期限内に転校や再留学する場合の再申請は必要ありません。

ビザ代:0円

日本国籍の場合、30日間の無料の観光ビザが事前手続きなしで入国時に自動で付与されます。

そのため、1週間のフィリピン留学であればビザの費用は必要ありません。

ただ、もし留学後も観光などで30日を超えてフィリピンに滞在する場合は、ビザの延長手続きと追加で30日分のビザ延長費用が必要になるため注意してください。

デポジット:0.8~1.3万円

フィリピン留学では、前述した通り語学学校が保有する学生寮に滞在するため、寮の保証金(デポジット)を平均8,000~13,000円ほどを払う必要があります。

このお金は備品の破損などに使用されるため、実費分を差し引かれて卒業時に返金があるのが一般的です。

ホテルに宿泊する時のデポジットをイメージするとわかりやすいはずです。

語学学校によってはデポジットから教材費や実費分の光熱費を差し引くところもあります。

テキスト代:0.3万円

フィリピン留学の教材費は安いです。

受講コースや使用する教材によって費用が違いますが、4週間あたり1冊数百円のものを数冊使う程度なので、一般的なESLコースであれば教材費は4週間で3,000円ほどです。

1週間でも金額は同じになります。

但し、ケンブリッジなどの高い教材を使用する語学学校もあるので、その場合の価格は3倍以上になるはずです。

水道光熱費:0.1~0.2万円

フィリピン留学では、学生寮に滞在するため水道光熱費が必要です。定額の学校と利用に応じて必要な語学学校がありますが、水道光熱費の相場は1週間で1,000~2,000円の間です。

光熱費で最も金額が上がるのはエアコン代だよ。複数人部屋の場合、部屋の人数で割り勘になるから覚えておいてね。

管理費:0~0.1万円

管理費は、語学学校の施設メンテナンスに充てられる費用です。

管理費は1週間で0~1,000円ほど掛かる語学学校が多いです。

Wi-Fi費:0円

語学学校内には無料のWi-Fiがあります。

但し、学校のWi-Fiは通信速度が良くないことが多いため、あまり当てにしない方がいいです。

そのため、個人的にSIMカードの購入をお勧めします。SIMカードについては後述します。

どうしても仕事上、ある程度の通信速度が必要な人は、検討中の語学学校のWi-Fiの通信状況も確認すると良いよ!

1週間で掛かるその他費用

こちらでは、留学に必要な航空券代・海外旅行保険代・現地生活費(お小遣い)について解説します。

航空券代(往復):7~10万円

セブ島留学1週間費用

日本とフィリピンの往復の航空券代の相場は7~10万円です。使用する航空会社や取得タイミング、時期などで金額は往復20万円以上になることもあります。

因みに、フィリピンの入国時には帰国用のチケットか他の国に行くチケットを持っている必要があるので注意してください。

日本からフィリピン行きの航空会社でよく利用されるのは以下の通りです。

  • フィリピン航空:フィリピン最大手の航空会社で最も一般的に利用される。
  • 全日空/ANA:フィリピン航空との共同運航便あり。
  • セブパシフィック航空:フィリピンの格安航空会社でセールが最も多い。
  • エアアジア:マレーシアの格安航空会社。

航空券代を安く抑えるには

留学費用の次に大きいのが航空券費用です。

費用をできるだけ抑えたい場合、セブパシフィック航空やエアアジアなどの格安航空会社の利用をお勧めします。

これらの航空会社では不定期でセールをしているため、タイミングが合えば非常に安く購入できるからです。

但し、実際には留学を予定しているタイミングに合わせて狙って取るのは難しいです。セールが出るのを待っていても、航空券代は残席が少なくなればなるほど高くなる傾向があります。

そのため、セールが出なかった場合は逆に高くついてしまうため注意しましょう。セールは該当したらラッキー程度に考え、航空券は早めに取得することをお勧めします。

出発日程が近くになればなるほど高くなる傾向があることを知っていれば、留学を前もって計画すれば最終的に費用を安く抑えることに繋がるからです。

フィリピン留学の航空券については>>フィリピン留学の航空券の費用も参考にしてください。

語学学校は日曜日の入校になるため、必ず日曜日に到着できるように航空券を手配しましょう。土曜日に到着する場合、語学学校に前泊費用を払えば滞在できることもありますが、状況次第で受入れできないこともあります。

また、航空券が安いからといって平日に到着するような便を取っても、現地での生活が何もわからない状態での自力での移動が必要になったり、ホテル滞在費用も必要になり、何かとトラブルに巻き込まれやすくなるためまったくおススメしません。

海外旅行保険:0.3万円

セブ島留学1週間費用

フィリピン留学では海外旅行保険に加入することをお勧めします。

怪我や病気で病院に掛かる可能性は十分にあるからです。

保険会社のプランによって補償内容も金額も違いますが、保険代は1週間で0.3万円前後が目安です。

クレジットカード付帯の海外旅行保険もありますが、一般的な海外旅行保険と比べて補償額が少ないので条件を確認しておきましょう。

自慢じゃないけどこれまでフィリピン全土の病院に掛かったことがある(笑)あくまでも個人的な体験談だけど、だいたい風邪などの症状で数千円、検査で数万円。知り合いから聞いた話、入院や手術とかだとと数万円~数十万円って聞くよ。

現地生活費(お小遣い):0.7~1.5万円

セブ島留学1週間

フィリピン留学では、語学学校の中での滞在だけであれば大してお小遣いは使わないので費用はほとんど掛かりません。

ですが、ほとんどの留学生はフィリピンの観光も楽しみたいはずです。

そのため、多くの留学生が週末に外食や観光を楽しんでいますが、お金の使い方は留学生によって全く変わります。

ちょっとした外食しかしない人なら現地生活費は1週間で5,000円程度、観光を割と楽しむ人であれば1週間で1.5万円前後を使っています。

フィリピンは物価が安い地域ですが、ついつい使い過ぎてしまう留学生もいるためご注意ください。

以下、現地で使う可能性のある費用を紹介します。

SIMカード:0.1万円

フィリピンの空港に到着後、コンビニやSIM屋さんで販売されています。

語学学校によっては売店で購入できます。フィリピンのSIMカードは、プリペイド式になっているため特に日本と違って契約はありません。

そのため、通話・データで使いたい分だけをチャージすればオーケーです。

SIMは様々なブランドがありますが、1週間当たりの通信料は1,000円前後だと考えておくと良いです。

フィリピンではGlobeとSmartというキャリアが有名です。

外食費:0.2円

フィリピンでは様々な料理が楽しめます。

1食100円程度のローカルフードから、お馴染みのファーストフード、レストランなど食べる場所で費用は様々です。

ただ、外食1食当たりの相場は300円~600円前後です。

ほとんどの留学生は週末に外食しているため、1週間の外食費は2,000円ほどです。

観光・アクティビティー参加費用:0.5~1万円

フィリピンではアイランドホッピングやジンベエザメウォッチングのツアーなど様々なアクティビティがあります。

一生の思い出に残るような貴重な経験になるはずなので、色んな観光をしてみたいと考えている留学生は多いです。

フィリピンでのツアーの費用は1回あたり0.5~1万円前後のものが多く1週間で0.5~1万円使う留学生が多いです。

日本から参加すると1回20万円ほどの費用が必要なジンベエザメウォッチングも、フィリピンでは1万円程度と格安です。

フィリピン観光省でも定番の観光スポットを紹介しています。

「フィリピン留学1週間の費用」事例を紹介

ここからは、実際のフィリピン留学1週間で掛かった実例をご紹介します。英会話コースで4人部屋を選んだ場合の金額「230,560円」」の内訳です。こちらも併せて参考にしてください。

①渡航前に払う費用_119,000円

  • 入学金(15,000円):学校に登録するための費用
  • 授業料(100,500円):マンツーマン+グループクラスの授業料+滞在費+1日3回の食費
  • 海外送金手数料(3,500円):学校の銀行口座に海外送金する際の銀行の手数料

こちらはフィリピン1週間留学の平均値です。安価な所を選べば、5万円程度は安くなる可能性もあります。ですが、まずは平均値としてこちらのよらを目安にすると良いです。

②渡航後に払う費用_43,500円

  • SSP費用(17,000円):フィリピン政府から発給される特別就学許可証の費用
  • SSP Eカード費(9,500円):SSPに付属する留学生が取得必要な外国人登録証の費用
  • 寮保証金(7,500円):寮の保証金 ※退寮時に全額返金
  • 水道光熱費(1,500円):現地で使う水道光熱費
  • 管理費(1,250円):メンテナンス代
  • 空港ピックアップ費用(3,000円):学校最寄の空港から学校スタッフが迎えに来てくれる費用
  • ID費(0円):学生IDの発給費用(学校次第、600円~)
  • テキスト代(3,750円):学校で使う教材費用

これらは「現地費用」と言い、学校が変わってもさほどそこまで大きな費用差は出ません。学校現地で払う必要のある金額ですので、これも予算として考慮していてください。

③その他費用_68,060円

  • 海外航空券(60,000円):往復の海外航空券代
  • 海外旅行保険(3,060円):留学期間中の保険代(タビホ保険の場合)
  • お小遣い(5,000円):タクシー代、外食代、観光費用等

フライトを格安航空にしたり、海外旅行保険をクレカ付帯のものにすることで出費を抑えることも可能です。その場合は、数万円も更に安い費用で行ける可能性もあります。

【1週間】予算別に語学学校を比較

これまでフィリピンの留学費用いついてお伝えしてきたとおり、条件によってかなり金額の幅があることが分かってもらえたと思います。

そのため、ここでは以下3つの具体的なプランを見てもらう事で、どのようなフィリピン留学が実現できるのかをイメージできるようにしました。

  • 「低予算の人向け」のプラン
  • 「スタンダード予算の人向け」のプラン
  • 「ハイクラス予算の人向け」のプラン

低予算の人向けプラン:19万円~

PILAセブ

フィリピン短期留学の費用を抑えたい人向けのプランとして以下を参考にしてください。

安かろう悪かろうのフィリピン留学ではなく、「安かろう良かろう」のPILA/ピラを参考にしています。

学校PILA
期間1週間
部屋タイプ4人部屋B
コースLIGHTコース(マンツ―マン4コマ+グループ2コマ+オプション1コマ)

上記の場合の費用の内訳は以下を参考にしてください。

学費
入学金1.5万円
授業料・滞在費・食費5.8万円
現地で学校に支払う費用
空港送迎費(片道)0.4万円
SSP費用1.8万円
SSP Iカード費用0.95万円
ビザ代0円
デポジット1.3万円
テキスト代0.3万円
水道光熱費0.1万円
管理費0.1万円
その他の費用
航空券代(往復)7万円
海外旅行保険0.3万円
現地生活費(お小遣い)1万円
総額19万円

低予算でフィリピン留学を実現するなら、

  • レッスン数が多くないコース
  • 4人~6人部屋などの大人数部屋
  • ドルベース請求ではなく円ベース請求の学校

上記を選択することで費用をできるだけ抑えることができます。

但し、実際には学校毎に費用は異なるためエージェントに安めの学校で探してもらうと良いです。

低予算の語学学校の例

円安の時は、ドルベースで学費で設定されているところはどうしても円換算にすると費用が高くなってしまうよね。そう考えると、最初から円請求の学校だと為替の影響を受けないから円ベースの学費で設定されている学校の方が安くなる傾向があるよ。

スタンダード予算向けプラン:22万円~

セブ島CPI

1週間のフィリピン留学費用の平均的な予算がある人向けのプランとして、以下を参考にしてください。

満足度の高いフィリピン留学の「CPI/シーピーアイ」を参考にしています。

学校CPI
期間1週間
部屋タイプ3人部屋B
コースGeneral Englishコース(マンツ―マン4コマ+グループ2コマ+オプション3コマ)

上記の条件で1週間留学した場合の費用の内訳です。

学費
入学金1.5万円
授業料・滞在費・食費9万円
現地で学校に支払う費用
空港送迎費(片道)0.2万円
SSP費1.8万円
SSP Iカード費用0.95万円
ビザ代0円
デポジット0.8万円
テキスト代0.3万円
水道光熱費0.2万円
管理費0.1万円
その他の費用
航空券代(往復)7万円
海外旅行保険0.3万円
現地生活費(お小遣い)1万円
総額22万円

平均的な予算が組めるのであれば、一部を除いてほとんどの語学学校が選択肢に入ってきます。

セブ島はセブシティ側とリゾート地のマクタン島側から選べます。

シティ側の方が買い物やイベントごとの参加に便利なためついつい使い過ぎてしまう人も多いです。

留学する地域によってお小遣いにも余裕を持たせておきましょう。

スタンダード予算の語学学校の例

ハイクラスな予算向けプラン:23万円~

セブ島留学1週間費用

フィリピン短期留学1週間の、予算にこだわりはない人向けのプランとして以下を参考にしてください。

このクラスの学校は、

  • 講師の質を徹底的に追及する人
  • 快適な空間を確保するためにホテル滞在を希望する人

のいずれかにおすすめです。

以下は、フィリピンではハイクラスな金額で提供している「MeRISE/ミライズ」を参考にしています。

学校MeRISE
期間1週間
部屋タイプデラックス1人部屋
コース日常英会話実践コース(マンツ―マン5コマ+グループ2コマ)

この場合の費用の内訳は以下です。

学費
入学金3万円
授業料・滞在費・食費10万円
現地で学校に支払う費用
空港送迎費(片道)一律
2万円
SSP費用
SSP Eカード費用
ビザ代
デポジット
テキスト代
水道光熱費
管理費
その他の費用
航空券代(往復)7万円
海外旅行保険0.3万円
現地生活費(お小遣い)1万円
総額23万円

快適な生活空間を希望する人であれば、実はスタンダード予算の語学学校で外部提携のホテル寮を選べば選択肢に含めることができます。

そのため、こちらのタイプはどちらかというと講師の人件費が相場より2~3倍高い分、質が担保されている語学学校で探している人向けだと言えます。

ハイクラス予算の語学学校の例

費用対効果を検証!「1週間留学」メリット・デメリット

1週間留学のメリット

英会話スクール9ヶ月分の効果

1週間の短期留学でも、英語を聞くことや、外国人がいる環境に慣れることができます。

いま短期留学を検討中の人の中には、日ごろ英会話スクールに通われてる人もいると思います。僕も倒産する前のNOVAに通ってたことがありますが(苦笑)、行けても大体週に1回でした。

1週間留学すると、英会話スクール何か月分の密度になるのかを測定してみたところ・・・

「フィリピン留学1週間:8時間/日×5日間(月~金)=40時間」と、1週間の留学では平均40時間ほど勉強することが分かりました。

これってなんと、週1回英会話スクールに通っている人の約6ヶ月分に匹敵するんです!

英会話スクールに週1ペースで通うのと比べて、忘れないうちに次に進めます。こうやって英語の基礎を少しでも確立していくことができますね。

お試し留学ができる

長期留学のお試しなどで、1週間の短期留学ができるのはフィリピン以外の他の国では難しいです。短い期間でも英語漬けの生活を送ることで、フィリピン留学の環境を体験することができます。

夏休みなどを利用して短期間の親子留学をする人も多く、子供が長期留学に失敗しないようにどんな環境か確認できるのも人気の理由です。

予期せぬ仲間との出会い

日本ではなかなか出会えなかったような、いい意味で変わった出会いが海外では多いものです。

中には、人生をも変えてしまったというような出会いを得た人も少なくありません。一期一会の機会をぜひ体感してみてください。

1週間留学の隠されたデメリット

ペラペラになるわけがない

1週間でそれなりの英語力がつくだろうなんて思わないでください。

1週間だけで英語を伸ばそうなんて思わず、1週間でやってみたいこと・達成したいことだけにフォーカスする方が充実した留学生活が送れるはずです。

月曜日に授業がないので実質4日間の授業になる!?

これは、ぜひ押さえておきましょう。フィリピン留学の短期留学でこれを知らずに行って失敗したーって方は多いです。

最初の月曜日は、オリエンテーション・レベルテスト・両替・買出し等で潰れます。なので、本格的に授業が始まるのは火曜日なんです。

なので、数えてみてください。1週間の留学では火・水・木・金の合計4日間しか授業がありません・・

せっかく、短期でも行く気になってた方・・すいません。。

デメリットは「学校選び」で解決!

数か月留学の人の1日と1週間留学の人の1日の重みは全然違います。なので、実質4日間しか授業が受けられないというデメリットは大きいはず。

でも、まだ諦めるのは早いです!

語学学校の中には、短期留学生向けに月曜日から授業を提供してくれるところがあるんです。なので、ここは注意して選びたいところです。

1週間の費用対効果を上げる「おすすめの語学学校」

予算で留学先を決めるもの良いですが、短期間でより多くの授業を提供してくれる語学学校を中心に選ぶのもお勧めです。以下は、通常は授業がない最初の月曜日や祝日にもレッスンを提供してくれる語学学校の紹介です。

CPI

セブ島CPI

フィリピンにある人気校の1つで、リピーターの留学生も非常に多い学校です。

CPIには、Rapidコースという1週間の専用プログラムがあります。オリエンテーション等は極力短くして、月曜日から授業を提供してくれます。さらに、(祝日があれば学校はお休みになりますが)祝日の分の授業分は他の曜日に振替て、授業時間を保証してくれるんです。

また、月~木の19:30~20:30(3時間)は別途無料でマンツーマンが受けられるという特別プログラムも持っています。

EV English Academy

EVアカデミー

フィリピンで圧倒的人気を誇るEV Academy。施設の規模や清潔感、華やかさが印象的な学校でフィリピンでは珍しく紙がトイレに流せます。

EV Academyでは、1週間留学の人には特別に月曜日から授業を提供してくれます。

スパルタとセミスパルタのルールが選べる珍しい制度を持っているため、設備の整った学校で厳し目に留学したい人やあまり拘束されずに留学したい人の両方にニーズに合わせられます。

CELLAプレミアム

CELLAプレミアム

CELLAプレミアム校はセブ中心地にあるホテルを改装して作られた語学学校です。少しラグジュアリーな空間で留学を楽しみたいという方や親子留学向けの学校です。

1週間といった超短期留学の人向けにExpresserコースという初日や土曜日にもレッスンが提供されるプログラムが用意されています。

通常、月曜日はオリエンテーションや買い物・レベルチェックテストで実質1日が終わるため、最初の週は実授業日数が少なくなりますが、こちらのコースでは初日から授業が提供されます。

そのため、短期間でも沢山レッスンを受けたいと考える人にお勧めです。

CELLAユニ校

CELLAユニキャンパス

CELLAユニキャンパスはセブの中でも講師の質にこだわる数少ない学校の1つで、主に試験対策をしたいという人にお勧めできる学校です。

CELLAプレミアム校と同じく、1週間といった超短期留学の人向けにExpresserコースという初日や土曜日にもレッスンが提供されるプログラムが用意されています。

通常、月曜日はオリエンテーションや買い物・レベルチェックテストで実質1日が終わるため、最初の週は実授業日数が少なくなりますが、こちらのコースでは初日から授業が提供されます。

そのため、短期間でも沢山レッスンを受けたいと考える人にお勧めです。

GLC(Global Language CEbu)

GLC は、2022年にリニューアルされたセブシティにある語学学校です。収容人数は400名規模に拡大し、モダンなキャンパスにはプールなどの付帯設備も充実していることが特徴です。

門限なしで平日でも自由に外出し、シャトルバスがあるためアクセスの良い学校です。

通常、初日の月曜日に行うレベルチェックテストを渡航前にオンラインで済ませるため、月曜の午後から授業が提供されます。

MeRISE(ミライズ)

MeRISE(ミライズ)

MeRISEは、フィリピン留学の社会人やビジネスパーソン向けの語学学校として人気があります。

ホテルの中にある学校になるため、滞在先はホテル部屋をそのまま使用します。また、小規模な学校になるため落ち着いた留学をイメージしている人にお勧めです。

特に実践的なビジネス英語を学べるプログラムや、授業がマンツーマンで行われるため個人のニーズにカスタマイズした授業が提供されます。

MeRISEは、初日の月曜から授業を提供し、祝日も関係なく受講することができます。

ファーストイングリッシュグローバル

ファーストイングリッシュグローバル

ファーストイングリッシュは、日本人経営の語学学校で、特に親子留学や若年層に人気があります。

日本人が常駐しているため、日本語での対応を手厚く希望される方や未就学児のお子さんがいるファミリーにお勧めです。

マクタンニュータウンという、マクタン島の商業特区内に学校があるため、治安が非常によく、買い物などの利便性にも優れているのが特徴です。

ファーストイングリッシュは、月曜日から授業を提供してくれるため、1週間の留学でも実授業日数が1日多くなります。

まとめ

フィリピン1週間の短期留学で必要な費用は「20~28万円」です。こちらの記事では、その内訳について細かく説明しました。同時に、それぞれの費用項目ごとにコスト削減の方法も紹介しました。

学校やコース・部屋タイプだけではなく、航空券の取得タイミングなどで費用が左右されることがわかって頂けたと思います。

但し、1週間という短い期間で色々詰め込んで、欲張り過ぎてもきっと中途半端で終わってしまいます。ぜひ渡航前に自分なりの目標とやりたい事をしっかり据えて、その達成に向けて密度の濃い1週間を過ごしてみてください。

たった1週間、されど1週間。人生の1ページにふさわしい留学生活になるように準備万端で挑んでくださいね!最適な学校選びのお手伝いが必要な方や具体的な費用を知りたい方は、ぜひお問合せ下さい。

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