【2023年コロナ対応】フィリピン留学申し込み完全ガイド

フィリピン留学では、他の英語圏と違って事前にビザ申請などの手間が掛からないため、手続きは非常に簡単。
いつまでに申込手続きをして留学までの流れと準備についてまとめてみました。
※コロナ後の留学の流れについても対応済み
目次
フィリピン留学の申し込みまでの流れ
留学3-4ヶ月前までの準備
留学期間の決定
留学期間は、あなたの「予算」と「時間」次第です。予算が分かれば、上のフィリピン・セブ島留学費用の内訳を参考に、最大で留学できる期間が分かります。後はその期間の留学が妥当なのかどうかは、以下の期間毎の期待できる効果を参考にしてください。
都市・学校の選択
フィリピン短期留学と言えば、真っ先に思いつくのがセブ島でしょう。ですが、留学できる地域にはバギオ・クラークなど様々な場所があります。地域によって、留学の雰囲気・環境が全然違うのでそれぞれの地域をチェックして自分に合った留学地域を事前にチェックしておきましょう。
セブ島はフィリピンで最も観光地が多く、アイランドホッピングなどのツアーに参加しやすい留学地域です。一方で、バギオは山間部でマリンアクティビティこそ楽しめないものの、学園地方都市としてまじめに留学したい留学生に人気の場所です。また、クラークにはアメリカ人やオーストラリア人といったネイティブが最も多く住んでいて、クラークの語学学校にはフィリピン留学では珍しいネイティブ講師が多く在籍しています。
フィリピン留学で自分に合った地域選びは、「フィリピン留学におすすめの地域・場所なんてなかった!騙されない3つの考え方(保存版)」が参考になります。
語学学校の選択
留学地域が絞れたら、学校を選びましょう・・・とはなりません! なぜなら、多くの留学初心者が多くの勘違いをしているからです。
「キレイな学校が良いよね!」「日本人が少ない学校が良いよね!」「日系の学校が良いよね!」などなど、古い情報と古い考え方で留学先を選んで失敗している傾向があります。
そのため、あなたが欠かせない優先事項と妥協できる事項を洗い出し、あくまでもあなたの留学目的が達成できそうな条件を揃えた学校選びをする方がおすすめです。イメージではなく、現実的な状況を知っておくことでさまざまなトラブルを回避できます。正しい語学学校の選び方については、「フィリピン留学どこがいい?学校の選び方に迷ったら知っておくべき5つの手順(完全保存版)」が最も参考になります。
留学エージェントを選ぶ
留学地域と学校の選び方で自分に最適な学校はどんな学校なのかが分かったら、それに見合った学校探しです。そこで役に立つのが留学エージェントです。
語学学校毎に規模感・雰囲気・強み・弱みがあるので、実際に現地視察をきちんと行っている留学エージェントであれば、あなたの性格や目標を考慮して最適な語学学校を提案してくれるはず。留学エージェントの選び方は、「【2023年保存版】フィリピンセブ島留学エージェントの選び方・比較徹底ガイド」が最も読まれています。
これまでの僕のお客さんでフィリピン留学をされた人たちの実績一例です。ワーホリ前に行く人も多いです。
- 30代女性大学職員:TOEIC600点→700点(1週間)
→帰国後昇進 - 20代女子大生:TOEIC480点→860点(2ヶ月)
→卒業後ANA合格 - 20代女性:TOEIC245点→TOEIC875点(5ヶ月)
→現在英語講師 - 20代男性:IELTS2.5/TOEIC未受験→IELTS6.0/TOEIC900(3ヶ月)
→帰国後カナダ永住権取得 - 10代女性:IELTS4.0→IELTS6.5(3ヶ月)
→現在マレーシア就職 - 30代女性:TOEIC200点台/IELTS未受験→TOEIC900オーバー/IELTS6.0(1年間)
→現在通訳 - 20代男性:TOEIC445点→TOEIC900
→現在英語講師 - 40代女性英語講師:TOEIC750点→TOEIC930点(2ヶ月)
→帰国後昇進 - 60代女性:TOEIC200点前半→TOEIC700点台
→帰国後Amazon(タイ)に就職
▼(参考)夢実現や目標を達成した人たちの声▼
空室状況の確認と見積り
語学学校が決まっていれば、利用するエージェントを通し、希望の留学期間で空室状況を確認しましょう。
フィリピンは全寮制タイプが一般的で、1~3人部屋・4人部屋・6人部屋などが選べて、それぞれ料金が変わるよ。
パスポートの準備
パスポートを持っていない人は準備しましょう。また、既に持っている方は渡航日から半年以上の有効期限が残っているか確認してください。
ビザについて
フィリピン語学留学は観光ビザとなり、日本人は30日以内の滞在であればビザ申請費は無料です。但し、31日を超えて滞在する場合、以下の通りビザの延長費用が必要です。
延長手続きは現地の学校で代行してもらえるから、特に出発前に手続きすることはないよ。
コロナワクチン接種証明書
2023年7月以降にコロナワクチン接種証明書は不要となりました。そのため、ワクチン未接種者でも渡航が可能です。
留学の申し込み
語学学校が決まったら留学エージェントで申込手続きをしましょう。手続き自体は、所定のオンライン申込フォームを送信して、留学費用を支払えばOKです。
コロナ禍で留学が2年以上ストップしており、その反動からか申込が例年よりも何ヶ月も早くなっています。特に春・夏休み期間中の留学はすぐに埋まってしまうため、申込タイミングに気を付けてね。
留学1-2ヶ月前までの準備
入学許可証の発行
申込んだ語学学校の入学許可証をエージェント経由でもらいます。出来れば印刷して保管しておきましょう。
航空券の手配
行きと帰りのチケットを準備しましょう。フィリピン入国日より30日以内いフィリピンを出国するチケットが必要です。
※2023年9月現在の新しいルールでは、30日以内のチケットじゃなくても本来の出国日での出国チケットで大丈夫になりました。
海外旅行保険への加入
2020年以降に世界的なパンデミックとなった新型コロナウイルスによる、外出・渡航規制は緩和されたものの、いまだ感染リスクは存在します。海外旅行保険によって保険対象となる範囲は異なりますが、新型コロナウイルスに感染し、その治療に必要な病院代がカバーできる保険を選ぶようにしましょう。以下は、特に見ておきたい補償内容です。
- 疾病・ケガに関する保険
海外旅行保険と同様に、留学先での病気やケガに備えた保険です。入院費用、手術費用、診療費用、急な帰国費用などが対象となります。
- 損害保険
留学中に自分が借りたアパートや車などの物件に対して、万が一の事故や損害が発生した場合に備えた保険です。修理費用や補償金が対象となります。
- 携行品保険
留学中に持ち歩く貴重品(スマホ、パソコン、カメラ、貴重な衣類や装飾品など)が盗難・紛失・破損した場合に備えた保険です。修理費用や補償金が対象となります。
- 救援者費用保険
留学中に災害や事故が発生した場合に、保険会社が指定した救援者が救援活動を行う際に発生する費用を保障する保険です。例えば、山岳遭難や海難事故などが挙げられます。
- 賠償責任保険
留学生が他人に対して損害を与えた場合に、その損害に対する賠償責任を保障する保険です。例えば、留学先での交通事故や賃貸物件での事故などが挙げられます。
これらの保険には、プランによってカバー範囲や補償金額が異なります。留学先の安全性や滞在期間、滞在内容に応じて、自分に必要な保険を選びましょう。
留学1週間前までの準備
渡航案内資料のチェック
フィリピン留学Hubでは、申込者限定で渡航時の注意点・持ち物・スピーキングを伸ばすための独自トレーニングメソッドを解説した「留学虎の巻」を提供しています。
持ち物の準備
渡航の2~3週ほど前から留学時の持ち物の準備をしましょう。何でもかんでも持っていくと荷物がすごくかさばってしまうため、お金だけを持って行って現地で購入できるものは置いていきましょう。
[留学時の持ち物で何を持って行くべきで、現地で購入できるのかは「【印刷可】フィリピン留学持ち物リスト完全版」や女性のための持ち物として「【印刷可】女子のためのフィリピン留学持ち物リスト完全版」を参考にすると良いです。出発72時間以内の準備
eTravel(イートラベル)の登録
eTravelは、これまで使用していた出入国カードに変わって登録することが義務付けられた渡航情報を事前に申告するWebフォームの事です。そのため紙の出入国カードは廃止されます。こちらのeTravel登録フォームから登録が可能で、具体的な入力方法は以下の記事で解説しています。
≪関連≫【2023.8最新】eTravel card入力方法・書き方| フィリピン入国ガイド
フィリピン留学の費用と申し込みプロセス
フィリピン留学の全体的なコスト
留学の種類による費用(長期、短期、半年、1年)
期間 | 留学費用 |
1週間 | 7~10万円 |
2週間 | 11~15万円 |
3週間 | 15~20万円 |
1ヶ月(4週間) | 17~23万円 |
2ヶ月(8週間) | 34~44万円 |
3ヶ月(12週間) | 50~63万円 |
4ヶ月(16週間) | 67~87万円 |
5ヶ月(20週間) | 83~108万円 |
半年間(24週間) | 99~129万円 |
1年間(48週間) | 197~256万円 |
*1ドル135円時、一般的な英会話コース、4人部屋選択時
表は、留学期間ごとに「留学費用(入学金・授業料・宿泊費・食費など)」を合計した額の目安で、日本出発前に支払う費用になります。ある程度の目安としておきましょう。具体的な費用やその内訳に関しては、以下の記事より確認頂けます。
≪関連≫【2023】フィリピン短期留学の費用相場と内訳がわかる!
地域による費用
留学地域を変更するだけでも留学費用が安くなります。例えば、セブ島から郊外のバギオという場所にするだけで3ヶ月で約11万円、半年で約22万円も節約できます。
留学エージェントの選び方
留学はエージェントを使って手続き・申し込みを行うのが一般的です。
エージェントを使わないで直接学校に申込む方法もありますが、エージェントを使っても使わなくても留学費用にはほとんど差がなく(むしろエージェントを使った方が安くなる)、留学前から終了まで何かと困った時に助けてくれるエージェントを使わないと損です。
≪関連≫フィリピン留学・語学学校の選び方|6ステップで自分に合った学校が分かる!
フィリピン留学の影響状況
フィリピン国内の感染者の状況
こちらでは、フィリピン国内の新型コロナウイルス感染者の推移がリアルタイムで確認出来ます。かなり落ち着いてきていることは確認できます。
コロナ陽性になってしまった場合の学校の対応
ここでは、「出国前に陽性が出た場合」「渡航先で陽性反応が出てしまった場合」「相部屋の人が陽性で濃厚接触者になった場合」渡航前後にコロナ陽性反応が出てしまった場合の学校の対応について説明します。但し、厳密には各学校によって取決めが違うので、お申込時に確認してください。
出国前に陽性になった場合
留学キャンセル時 | 全額返金 (違約金・手数料なし) |
留学延期時 | 通常のキャンセル規定が適用 |
最近では、出国前にコロナ陽性になったとしても通常のキャンセル規定が適用される学校も増えてきました。海外旅行保険によっては、コロナ陽性を理由に旅行をキャンセルせざるを得なくなった場合に旅行代金の一部を補償してくれるようなプランもあるので、気になる方はチェックしてみましょう。
陽性反応が出た場合
隔離方法 | 個室で7日間の隔離(複数人部屋で申し込んでいても、追加費用は掛からない)。隔離後、症状がなく簡易テストで陰性の場合は、対面クラスを再開。 |
出席できない授業について | 隔離期間中はオンライン受講か後日振替。もし隔離が長引いたり、オンラインでのクラスができない場合は、留学期間終了後(帰国後)オンラインで調整 |
相部屋の人が陽性で濃厚接触者になった場合
隔離方法 | 個室で7日間の隔離(複数人部屋で申し込んでいても、追加費用は掛からない)。隔離後、症状がなく簡易テストで陰性の場合は、対面クラスを再開。 |
出席できない授業について | 隔離期間中はオンライン受講か後日振替。もし隔離が長引いたり、オンラインでのクラスができない場合は、留学期間終了後(帰国後)オンラインで調整 |
複数人部屋の場合、どうしても部屋の中の人数が多くなればなるほど、共同生活をするため感染するリスクは上がります。そのため、複数人部屋を選ぶ場合はこうしたことも考慮して何人部屋にするのかを決めましょう。
帰国時に陽性になった場合
隔離方法 | 基本的には学校で5日間の隔離。症状が重い場合は、その地域の行政指定の場所で隔離・療養。6日目に検査して、陰性であれば帰国可能。 |
2023年9月現在は、隔離等の措置はだいぶ緩和されていますが、学校によって対応が異なります。
フィリピン留学の心構えと事前学習
「留学すれば何とかなる」と思っている人が多いのですが、それは間違いです。留学申込が完了したら、留学のスタートダッシュをスムーズにするために、事前の英語学習を行うための計画を立ててください。
何も事前学習をしない状態で留学する場合と事前学習をきちんとして留学する場合とでは、留学終了時に大きな差が出ることが分かっています。
図1
仮に全くの英語初級者が事前準備をしないまま半年間留学をした場合の成果は図1の通りですが、キチンと事前準備を行っていくと図2の通り、こんなに差が出る可能性があります。目的を達成したいなら事前学習を怠らないことをおすすめします。
図2
同じレベルで初めても留学前に事前準備をするのとしないのではものすごく差が出るよ。フィリピン留学Hubでは留学申込者限定で、留学開始までオンラインで受講できる「留学準備プログラム」を提供しているよ。
留学完了後の帰国準備
帰国時に必要な書類と手続き(Visit Japan Webの登録)について説明します。
日本帰国時に必要な書類
- パスポート
- フライト情報の分かるもの(E チケット・予約確認書等)
Visit Japan Web の登録
Visit Japan Web を登録すると、スムーズに空港を出ることができます。こちらは、入国手続き「検疫」「入国審査」「税関申告」をウェブで行うことができるサービスです。登録は必須ではありませんが、チェックイン時に確認されることもありますので、事前に登録しておくことをおすすめします。
登録されない場合は、従来通り質問書や税関申告書を記入し、提出してください。自身で登録ができないお子様と帰国される方は、お子様を同行者として登録してください。
【必要書類】
・パスポートのみ
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