【英語の非常識】フィリピン人のなまりが移ったら勝ち!?

フィリピン人の英語なまり
「フィリピン留学って最近流行ってるけど、そもそも訛りが移るんじゃないでしょうか?」って言うことを時々聞きます。
「せっかく留学するのに自分の英語が訛ってしまったら嫌だ!かっこ悪い英語になっちゃう」ということでしょう。
でも、実は訛りが移ることの方が難しいんですよ。たった数ヶ月の留学でそんな簡単に訛ってしまう人なんてまずいません。これが答えです。
そもそもですが、ネイティブスピーカーの概念にどこの英語が標準なんてなかったんです。
フィリピン英語がどうのこうのではなく、英語学習者はそこを知ることからはじめるべきです。

また、絶対に留学で失敗したくない人が知っておきたいことをまとめた「フィリピン留学はおすすめしないのか?4つの理由から深堀りしてみた」の記事についても参考にしてみてください。

目次

フィリピン人の英語訛りがうつったら天才

フィリピン英語なまり

シンさん、私の友達にフィリピン留学のこと話したら「フィリピン行ったら訛りが移るんじゃない?」って言われたんですけど。実際どうなんですか?

訛った英語が移ってしまうかもしれないと思ってる人って結構危機的状況。中々英語の進歩は見られないと思って良いかも。それを気にしてる時間が無駄。自意識過剰?
むしろ移ったら天才。
たった数ヶ月留学をして、ネイティブだろうがどこの国に行こうがその現地の人たちの訛りが移ってくる人なんてほぼ皆無だよ。
アメリカに何十年住んでる人でもおもっきり日本語訛りの人ばかり。小さい頃からハリウッドムービーや見たり洋楽聴いたりさんざんしてるのに、発音移りましたか?
英語の先生ですら日本語訛りが抜けないくらい。
なので、こんなことを考えてる時間ははっきり言って無駄。

確かに今ではアメリカの大企業すら子会社にしてしまう、ソフトバンクの孫さんの英語だって結構訛ってるけどあれだけのことやってますよね

フィリピン人の英語って実は理想系

理想のなまり

訛りは気にする必要がないってのはわかったんですけど、でもフィリピン英語って他国と比べてどんな感じなんですか?

フィリピンにはフィリピンの訛りがあるよ。基本訛ってる。だけど、先生とかは徹底的にトレーニングしてるからフィリピン人の中でも結構きれいな発音をしてる。
ところで、英語に関して言うとフィリピン人って世界で一番理想系って知ってた?その証拠にアメリカが世界一英語を使う仕事を外注してるのがフィリピンなんだよ。

え!そうなんですか?知らない知らない。。

 
英語ネイティブがナンバーワンの英語だねって認めてるのに、何で英語全然出来ない日本人が否定してるわけ?おかしいよね?
 
マイクロソフトやIBMなど名だたる企業もフィリピンにコールセンターを置くなどしてネイティブの対応すらさせてる。こんな英語で受注ができる国って他には中々ないよね。

へー、あの大企業の顧客対応ってフィリピン人がしてたんですね。。すげー、おれも結構留学して英語には自身あるけどそこまではさすがに無理。。

 
もちろん人件費が安いというのが外注先として魅力的な国なんだけど、それだったらインドでもいいよね?
 
でも、「より綺麗な英語」って意味でフィリピンが選ばれてる。ネイティブ圏にとってこんな魅力的な国は世界中探しても他にないんだよ。
 

実際にフィリピン人の英語がどれほどなまっているのか聞いてもらいたい。実はこれが普通のフィリピン人講師たちのなまりです。

むしろネイティブよりも聞き取りやすいということがわかると思います。フィリピン留学した人は共通してなまりとか全く気にならず、効果的な留学だったと話しています。

ネイティブ発音を全て聞き分けるフィリピン人

 フィリピンの映画館で流れてるフィルムには一切字幕がついてないって知ってた?これは殆どのフィリピン人が英語が聞き取れてるって証拠になる。

日本でそんなことやったら返金騒ぎですね(笑)

日本人だったらアメリカ英語をたとえマスターしたとしても、発音の仕方が違うイギリス英語やオーストラリア英語は中々聞き取りが難しいって話す。
 
一方で、フィリピン人はほぼ全ての国で話される英語を聞き取れるんだ。
 
 
また、フィリピン留学をすると気付くかもしれないけど、フィリピン人講師の中には、アメリカ英語とイギリス英語の発音両方出きる人も意外と沢山いるんだ。
 
講師の中にはこうした人が多いよ。
 
これってイングリッシュスピーカーとしてはかなり上級なことをやってのけてる。
▼フィリピン留学で発音矯正ができる理由▼

標準英語は存在しない?なまりがあるのが当たり前の言語

なまりのある英語
 

シンさん、ふとした疑問なんですけど。ネイティブって言われてる人たちってそれぞれなんか発音違うんですけど、どの国の言葉が標準なんですか?やっぱアメリカですか?

 
日本語の標準語って東京だよね。東京を離れれば東北弁・関西弁・九州弁とか色々と方言がある。日本人でもビジネスのシチュエーションだと標準語、友達や家族なら地元の方言で話すって人もいる。
 
でも、実はこの標準英語ってのが英語には存在しないんだよ。英語大国のアメリカ・イギリスは全然話し方が違うのは知ってるよね?どっちが基準?
 
じゃあオーストラリアの英語は標準じゃないの?うーんあれは結構訛ってるよね?
 
じゃあ、ネイティブ英語じゃない?うーん、、、
 
ネイティブ英語ってただ英語を母国語として話してる人のことをネイティブって呼ぶだけであって、
国が違えば訛りがそれぞれにある、これこそが「標準」

なんだ。

 

標準語はない???そうなんですか?確かに!そう考えたら、なんかネイティブの考えに近づけたかも!(あたしこれで英語ぺらぺら?)

だから決して自分の国の英語が他国の英語よりも上だ!って感覚を持っている人はいない。
 
「ネイティブ圏で話されてる英語が正しい」と思い込んでるのは日本人くらい。ただ、彼らの母国語が英語ってだけ。
 
こう考えると英語って世界中に訛りがある。中国訛り、インド訛り、フランス訛り、ブラジル訛り、韓国訛り、スペイン訛り、、、というようにね。これと同じで日本訛りもある。
 
何度も言うけどこれが普通の感覚なんだよ。
 
訛りがあることは決してネガティブなことじゃなく、「アイデンティティ」だ

ということを認識したほうがいい。むしろ自分の国の訛りを堂々と誇るくらいにね。

アイデンティティ。。。それなら私負けないかも。。

なまりがある英語を聞き取れないと恥ずかしい

 標準英語ってないということはわかってもらえたと思う。
 
それが理解できたら、ここから肝心なのは
「訛りがある英語を聞き取れないことは恥ずかしいこと」

。この感覚を持って欲しい。

ネイティブだけでも訛りがそれぞれ違うからそれぞれ聞き取れるようにならないといけない。でも、実際英語を話す人口ってネイティブ圏よりも非ネイティブ圏の人口の方が圧倒的多数。
 
そして、ビジネスシーンで聞こえる・使われる英語は非英語圏の人たちの訛り。
 
訛りのない英語(仮にアメリカ英語を訛りのない英語だと信じてると過程)に集中してきたがためいざ実践では、色んな国の人が話す訛りのある英語が聞き取れない。
 
これじゃ全く話にならない。
 

グローバルってよく叫ばれてるけど、一カ国の訛りが標準だと信じてる人ってこのグローバルとは程遠いんじゃないかな。

 

フィリピンで英語学習

英語の授業
 
フィリピン人の訛りは絶対にある。でも、フィリピン人講師は徹底的にトレーニングして留学生向けにアメリカの発音やイギリスの発音で授業をすることができる。
 
日本・韓国・中国人の英語なまりを真似するのはお手のもの(笑)
 
人件費が安いからこうしたハイスペックな講師を独占(マンツーマンレッスン)して1日に8時間も授業ができるのは、世界でフィリピンだけ。

訛りをまねすることが出きるって実はすごいことだったんですね、、たしかに色んな英語の聞き分けがうまく出来てる人じゃないと出来ない技ですよね。。

※ごめん、エリック(現役フィリピン人講師)公開しちゃった(笑)

英語なまりを受け入れていく時代

なまりのあるアジアのビジネス

英語留学をする人の殆どが、仕事で使う必要が将来あるからという人です(趣味でやっている人には、いつまでに上達しないといけないという緊急性がないので、かなりの時間が掛かる)。

仕事で英語を使う場面は、日本の中にしか拠点がない企業でも多くなってました。但し、これから企業が海外に進出しようとするとき、それは間違いなくアジアであり、また日本に進出している企業もアジアが多いです。

このことを考えると、むしろ様々ななまりに対応する能力をつける必要があるはずです。フィリピン人英語なまりだけではなく、シンガポール、マレーシア、インドネシアなど彼らが使う英語のなまりに以下に対応できるのかがこれから本当に必要な英語力だと言えます。

海外で仕事をしたり、海外の人たちと仕事をするときには、ことごとく日本人の常識は通用しない。そもそもものの発想の仕方が違うので、彼らを理解することから始める必要があります。

これは宗教や暮らしが背景に背景にあるので、彼らと接することで初めて理解することができます。英語のなまりも同様で、すべてに柔軟に対応していくという力こそが結果を出すために必要なものであると企業の人事部は話します。

事実、企業面接で留学してきたことをPRする人がいるが、「だから何?」というのが採用人の答えです。

初心者だけしか対応できない国なのか?

2カ国留学の本当の意味はレベルアップではない

2カ国留学でアメリカ

フィリピン留学する人の殆どは英語初心者です。欧米に行く人も大半が初心者ですが、最近ではフィリピン留学を基礎を築いた後に欧米にステップアップするという2カ国留学がはやっています。

もちろん時間やお金に余裕がある人にはおすすめのやり方かもしれません。フィリピンだけじゃなく、欧米の文化も直に知ることができる貴重な経験となります。

但し、もし英語力向上のみに力点を置いているのであれば、2カ国留学をする期間をフィリピン留学に費やす方がベター。

なぜなら、すべて疑問から始まる言語学習において、どれだけその疑問を解決できるのかで上達具外が変わってくるからです。

勘のいい読者なら既にお分かりだと思いますが、フィリピン留学のマンツーマンレッスンほど疑問解決のスピードに勝るものはないからです。とてもじゃないですが、1日3時間のグループクラスしかない欧米留学では太刀打ちできません。

フィリピン留学でどのレベルでも効果的な学習

中級以上クラス

フィリピン留学のイメージは、フィリピン留学は初心者、それ以上は欧米留学といった感じじゃないでしょうか?しかし、実際は違います。フィリピン留学では中級以上の英語力がある人たちでも効果的に学習できる環境があるからです。

フィリピンの語学学校は初心者向けに作られたものが多いですが、実は中級者向け、上級者向けの語学学校というのもあります。

そうした学校は講師のレベルが高いです。

一般的に「初心者から中級者程度なら対応できるがそれ以上は対応できない」という講師がいる一方、かなり高学歴もしくは欧米に住んでいたなどで非常に高い英語力を持つ講師も多いです。

そのような講師のみを採用している学校に行けば、留学生が既に中級以上の実力があったとしても費用を抑えてさらに上を目指せます。

ネイティブに通用しなかったという人たちの言い分

ネイティブ講師

フィリピン留学の後に英語圏留学をして、英語が聞き取れなかったという経験を持つ人の話をたまに聞きます。

だから、「やっぱり本場の英語は本場で習わなければ身につかない」となるわけです。

でもその判断はあまりにも軽率。なぜなら、初心者にちょっと毛が生えた程度では、ネイティブなまりの英語は中々聞き取れないからです。

英語が聞き取れないのではなく、「ネイティブなまりのある英語が聞きとれない」といった方がわかりやすいんじゃないでしょうか。

確かに、フィリピン人講師がきれいに話す英語に聞きなれていたらネイティブ独特のなまり英語は、むしろ聞きにくはずです。

ですが、それならなぜフィリピン人たちは字幕なしで映画を見たり、ネイティブたちと対等に会話ができているのでしょうか? 

フィリピンのコールセンター

実は、アメリカを含めた英語圏の大企業のコールセンターの半分以上はフィリピンに拠点を置いてフィリピン人がネイティブの顧客を対応しているのです。IBMやマイクロソフトなどもそうです。

フィリピン人にこのような高度なことができているのに、フィリピンではネイティブなまりの英語が聞き取れるようにならないという意見は、実は「日本人はフィリピン人よりはるかに劣っているためどうしようもない」と自らを下げていることに変わりありません。

フィリピン人に聞き取れて、日本人には聞き取れないという理屈は成り立ちません。

「フィリピン留学してもネイティブなまりの英語が聞きとれない」という意見は、単純に1~3ヶ月程度しか勉強してないからでしょう。

フィリピン人講師が初心者でも聞き取れるように綺麗に話してくれてるのに、それを聞き取れるようになって欧米にチャレンジしたら聞き取れないと不満をこぼすのは英語の成長過程を完全に無視した無知な発言に過ぎません。

ネイティブなまりの英語がフィリピン留学で可能

フィリピン留学の唯一の欠点は、ネイティブが使うスラングや独特の言い回しは勉強できない点です。

そのようなフレーズを独自に勉強している講師はいるが全員ではりません。であれば、いっそうのことネイティブ講師に習えばいい。

実は、フィリピン留学にはネイティブ講師を10-20人ほど揃えている学校やネイティブ講師オンリーの語学学校まであったりします。

ネイティブ講師の全員が指導免許を持っているばかりか、ウォール街で働いていた経験をもつ人から会社経営者まで、普通のネイティブ講師よりもバックグラウンドに優れている人たちを揃えているところさえあったりします。

このようにフィリピン留学では、超初心者から上級者までどのレベルで来ても効果的な英語力がアップが望めるばかりか、さらに欲を出してその上を目指せる環境が整っていたのです。

まとめ

他人のなまりをばかにしてる人ほど、英語話者からは何もわかってないやつだと思われています。
むしろ世界中の全ての英語なまりを聞き取れるようになり、自分のなまりに誇りを持てるようになったら上級者です。これが既に出来ている人種がフィリピン人です。
事実、アメリカやイギリスの英語を使った仕事を世界で一番受注しているのがフィリピン人の英語。
「訛りが移る」という無駄な時間を過ごさずもっと効率的に勉強していくことができるはずです。
 
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