【セブ島留学】入国審査の全手順!審査官の質問や税関申告書の書き方について解説

留学の第一関門ともなる「入国審査」。何度経験しても緊張しませんか?
海外旅行などで友達と何回も言っているから大丈夫と思っていても、いざ一人で海外に行くと心細いもので色んなことが不安になってしまいますよね。
今回は、
- 入国審査とは?
- 入国審査で準備しておくこと
- 入国カードや税関申請書の書き方
- 審査官からの質問例と解答例
などをご紹介していきたいと思います。
目次
入国審査とは?何をするの?
飛行機でやっと海外に着いたらまずしなければならないのが「入国審査」です。
入国審査では、パスポートと入国カードを係員に渡し、聞かれた質問に答えます。
審査官は、パスポートの写真と本人を見比べたり、パスポートのIC情報等を読み取って過去の入国記録などを調べ、入国許可を与えてもよい人物かの審査を行います。
入国審査をスムーズに行うために準備しておいた方がいいことなどもあるので、ここからは具体的な流れと手順を見ていきましょう!
入国審査を受ける前の準備しておくことは?
入国審査を受ける際には、入国カードの提出が必要です。
入国カードは機内で配られ、その場で記載するかまたは、入国審査場を通る前までに記載をしなければなりません。
入国審査場は、荷物を受け取る前にあるため、預ける予定の荷物に必要書類等を入れておくと必要事項が記載できず困ることがあります。
入国審査までの流れとともに機内に持ち込む必要のあるものも確認しましょう。
機内に持ち込んだ方がいいもの
下記のものを機内持ち込み荷物の中に入れて搭乗することをおすすめします。
ボールペン(黒)
LCCを利用する場合は、貸してくれないことが多いので必ず持参しましょう!
帰りの航空券
eチケットやその写し等
滞在先情報
住所や連絡先など
辞書
英語に自信がない場合は辞書があるとより安心
機内での入国審査の準備
機内で配られる入国カード(Arrival Card)と税関申告書(Custom declaration form)に必要事項を記載
※入国カードは1人1枚。税関申告書は家族で1枚の申告でOKです。申告するものがない人でも「No」と記載して提出する必要があります。
入国カードと税関申告書は、必ず機内で用意しなければならないわけではありませんが、記入漏れや間違いがあると入国審査の時に色々聞かれたりと面倒。慣れていない場合は、機内で落ち着いて記入することをおすすめします。
記入間違いなどをしてしまった場合は、”Can I have one more?”といえば、新しい用紙をもらえるので、心配いりません。
また、どんな目的でフィリピンに来て、どのくらいの期間滞在するのかは英語で答えられるようにしておきましょう!
入国カード(Arrival Card)の書き方
引用:JAL公式HP
フィリピン入国の際に記載する「入国カード(Arrival Card)」は、日本語表記があります。とても分かりやすいので、ゆっくり一つずつ進めていけば問題なく記載できると思います。
税関申告書(Custom Declaration Form)の書き方
引用:JAL公式HP
1:姓・名・ミドルネーム
2:性別(男性:MALE, 女性:FEMALE)
3:生年月日(月・日・西暦)
4:国籍(JAPANESE)
5:職業
6:パスポートナンバー
7:パスポート発行日(月・日・西暦)
8:フィリピンの住所(滞在先,ホテル名)
9:現住所(日本の)
10:到着便名
11:搭乗空港名
12:入国日(月・日・西暦)
13:訪問目的
14:同伴家族の人数
15:荷物個数(受託手荷物/機内持ち込み荷物)
16:所持品申告
17:本人のサイン(必ず旅券と同一の署名)
18:出国日(月・日・西暦)
税関申請書の所持品申告(16)の質問について
16の「所持品申告」では、Yes / No 該当する方に印をつけます。
1)生きた動物、植物、魚俺らの加工品を所持していますか?
2)10,000ペソ以上のフィリピン紙幣・硬貨、小切手、郵便為替その他フィリピン銀行が発行したペソに替わる・ペソに替えられる金券を所持していますか?所持している場合は、フィリピン中央銀行の許可を得ていますか?
3)10,000USドルまたは相当額を超える外貨(トラベラーズチェックも含む)を所持していますか?(Yesの場合は、到着ロビーの税関で申告用紙にご記入ください。)
4)輸入禁止商品(鉄砲、もしくはその部品、弾薬、ドラッグ、規制薬品)または輸入制限品(VCD、DVD、通信機器、トランシーバー)を所持していますか?
5)販売目的の宝石、電子製品、広告宣伝用商品、商品の見本を所持していますか?
今は、「所持品申告」に該当する人しか税関申告書は書かなくていいことになっています。殆どの方が該当しない理由で飛行機の中で配られてませんが、必要な人だけがもらって書くといいですよ。
入国審査の流れ
1)フィリピンについて飛行機を降りたら、流れに沿って入国審査場へ向かいます。
2)「Citizen(国民)」と「Visitor」のレーンがあるので、「Visitor」の表記があるレーンに並びます。
3) 順番が来たら原則一人ずつ入国審査カウンターへ向かい、入国カードとパスポートを手渡します。
4)審査官がパスポート写真と本人を見比べたり、パスポートの磁気情報を読み取り入国させても問題ないかを審査されます。
5)その後、審査官からいくつかの質問を受けます。(次の見出しで、具体的な審査官からの質問例をご紹介いたします。)
6)入国が認められると、30日間有効のビザが無料で発給されます。ビザはパスポートに入国日が入ったスタンプで押され、その下に有効期限が書き込まれます。
入国審査を終え、パスポートを返して持ったら必ずその場でビザスタンプが押されているか確認しましょう。押されていない場合は、必ずその場で入国審査官に申告します。
気付かないまま過ごしてしまうと、後々トラブルの原因となります。(以前にフィリピンを訪れたことがあり、今回は30日以内の滞在なのにスタンプがないがために、前回訪問した時からの日数でビザの費用を計算され請求される等)
審査官から受ける質問の具体例
フィリピンでの入国審査の際、ほぼ毎回必ず受けている質問内容といっても過言ではないのが、訪問の目的とフィリピンでの滞在期間です。
フィリピン訪問の目的
Q:What’s the purpose for visithing?(訪問の目的は何ですか?)
A:For study(留学)/ travel(旅行)/ sightseeing(観光)
※For studyingと答える場合は、合わせて入学許可書や入学証明のような書類を一緒に添付したほうが良いです。もし手元にそういった書類がない場合は、「for travel(旅行)」で問題ありません。
フィリピンでの滞在期間
Q:How long will you stay in the Philippines?/How many days?(どのくらいフィリピンに滞在しますか?)
A:1 week / 1 month / 3 month など滞在日数や期間を答える答えましょう。
その他には、帰りのチケットや滞在予定のホテル、旅行の同行者について聞かれる場合もあります。
帰りのチケットについて
Q:Do you have a return ticket?(帰りのチケットもっていますか?)
A:Yesと答え、Eチケットなどを一緒に見せましょう。
あらかじめ入国カードとパスポートと一緒に帰りのチケットも手渡せば聞かれることはありません。
滞在する場所について
Q:Where do you stay?(どこに滞在しますか?)
A:At the〇〇 / At the〇〇 hotel.
留学の場合は、学校の寮など滞在先は決まっていると思うので、その住所が記載されている資料とともにその場所を答えましょう。
旅行の同行者について
Q:Are you traveling by yourself?(一人での旅行ですか?)
A:Yes, Im traveling by myself. (はい、一人旅です)/ No, with my friends.(いいえ、友達と一緒です)
入国審査で注意したほうが良い点は?
当たり前の事ですが、入国審査カウンターでは入国させても問題ないかどうかを見られています。
入国審査カウンターに行く前に、帽子やサングラス、マスクなどは外してから行くようにすることや、不審な行動は避けましょう。
また審査官が目視でパスポート写真と本人を照合するため、極端に違う場合には、いろいろ聞かれることもあります。できる限りパスポート写真と同じになるようにしましょう。例えばパスポート写真で眼鏡をしていなかったら眼鏡は取るようにすると、余計な質問を避けることができます。
色々質問された場合でも、英語が得意でないと動揺してしまうと思いますが、知っている単語で丁寧に話せば伝わるので、焦らず落ち着いて対応するようにしましょう。
まとめ
慣れた日本を出て新たな場所での挑戦するための第一関門となる「入国審査」。上手くスムーズに乗り切ることができたら、なんだかその後の留学生活にも弾みがつきそうだなって思ったりしませんか?
気を張っている時だからこそ失敗したくないですよね。「入国審査」はまさしく「備えあれば憂いなし」です。
どんなに英語が苦手であってもきちんと準備さえしていれば全く難しくありません。審査官も人なので、相手がどんな態度であったとしても、こちらがきちんと丁寧そして真摯に対応すれば、多少コミュニケーションがスムーズにいかなくても問題にはなりません。
ぜひ留学生活の第一歩となる「入国審査」をスムーズに終え、楽しい留学生活をスタートさせてください!