フィリピン留学の現金はいくら必要?お金の持って行き方や引き出しを解説
「フィリピン留学でお小遣い額はいくらあればいいですか?」
「お金はどのように持って行くべきですか?全部現金ですか?」
誰もがフィリピン留学に際して抱く疑問だと思います。
結論から言って、フィリピン留学1週間につき5,000円~1万円をもっていくとよいでしょう。
ですが留学期間の長短で、必要になる総額は大きく異なります。お小遣いの必要額は、天と地ほど個人差があります。
- 「フィリピン留学中は勉学に専念する」
- 「遊びも思い切り楽しむ」
- 「寮の食事だけで基本OK」
- 「毎晩飲みに出かけ、晩飯は和食屋」など。
現金・クレジットカードなど分散して管理することが大切。
冒頭の疑問を解決するために、このように順を追って考えていきましょう。
- 小遣い額の見当をつける
- 必要総額の見当をつける
- 総額によって、現金リスクの分散方法を考える
フィリピン留学へお金の持って行き方の参考にしてください。
目次
フィリピン留学で自分はいくら現金が必要か判断しよう!
最初に、一般的にいわれている、フィリピン留学でのお小遣い額の目安です。
タイプ | 必要な現金 |
倹約派・勉学専念派の人 | 2万円/月 |
ある程度のつきあいには参加し月イチくらいで遊びにもいく人 | 4~5万円/月 |
せっかくのフィリピン留学だから存分に遊びたい人 | 10万円/月 |
例えば、基本的に平日は学校や寮で勉強、週末は友人と出かけるという留学生活の場合に必要な金額の目安は、1週間あたり5,000円〜1万円程度です。
留学先での過ごし方によって必要な現金がかわります。
フィリピン留学先にセブ島を選んだ先輩には、
- アイランド・ホッピング三昧
- 週末の夜はクラブに繰り出す
- カラオケでフィリピーナと英会話の実践学習
など、快楽志向が強い傾向を感じます。セブ島という環境がそれを可能にするからです。
もしあなたが倹約志向でも、周りのフィリピン留学仲間が遊びに繰り出すのをみて、ずっと我慢できるでしょうか。
「スパルタ校」と呼ばれる学校は平日外出禁止ですし、相当な決意でフィリピン留学している人が多く、土日も外出せず自習しているのでお小遣いは少なくて済みます。
逆にセブ島に限らず「週末の寮はもぬけの殻」のような学校もあります。
学校選びに迷ったらフィリピン留学どこがいい?をチェックしてくださいね。
フィリピン留学でどう過ごしたいかによって必要なお小遣いの額は変わってきます。
フィリピン留学での飲食費
学校によって、最初から学費に含まれる食事も異なります。
- 土日もすべて1日3食
- 平日は3食、土日は朝食のみ
- そもそも食費は含まない
外食が多くなるならば、当然その分をお小遣い額に見込みます。さらにどこで食べるか、でも違います。
お店 | 食事代 |
ローカルの定食屋 | 1食100円程度 |
ローカルのレストラン | 1食500円以下 |
日本料理店 | 1回3千円~ |
セブ島などでは日本から輸入されたお菓子も入手できますが、値段は日本定価の2~3倍します。
大抵の学校はウォーターサーバーがあるので、それで十分な人は飲料費も抑えられますが、学校の周囲にスーパーがある環境では、ついついお菓子や清涼飲料水、フルーツなどに手を出してしまうかもしれません。
グルメ許容度によって必要な現金は違う
食事にどれくらいこだわるかで必要な現金は変わってきます。
寮の食事がどうしても口に合わず、外食ばかりになる人もいるからです。
フィリピン留学中は寮の食事で十分だった、という先輩も大勢います。
好き嫌いがなく、どこで出された食事でもOKで出ないなら、毎晩外食に行けるだけの食費+交通費をお小遣い額に見込んでおいてください。
フィリピン留学の必要な現金
お小遣い額の見当をつけたら、フィリピン留学中に必要となるであろう総額を確認しましょう!
- 現地に着いてすぐ、学校に支払いが必要な金額
- 日本から持参せず、現地で購入する予定の物品は何か。その代金
- ひと月のお小遣い額×月数
- 変動経費プラス予備費×月数
飛行機代、海外旅行傷害保険、入学金(授業料、寮費)は日本で先に支払いますね。
1.現地に着いてすぐ学校に支払いが必要な金額
学校により費用は異なりますが、大半の学校では到着後に、まず現地費用としてまとまった支払いが必要になります。
- ACR I-card
- SSP
- 教材費
- ビザ更新費用
- 光熱水費
- デポジットなど
です。
これらの現地費用は現金払いが原則です。
クレジットカードやトラベラーズチェックでは払えないことが一般的です。(なかには一部、日本で先払いできる学校もあります)
フィリピン留学で必要な費用は>>フィリピン英語留学費用の期間ごとの相場を参考にしてください。
2.日本から持参せず、現地で購入する予定の物品の代金
現地で購入する予定の物の代金も準備しましょう。
現地製品の品質が信用できないから、と化粧品や医薬品、シャンプーなど日用品まで日本で端から買い揃える人もいます。
逆に日本からの荷物は最小限に、と割り切る人もいます。
現地調達する物品費は、その分を現金で持参するほうがベターでしょう。
クレジットカードで払えない店もありますし、カードの利用可能総額は万一のためにできるだけ残すべきだからです。
3.ひと月のお小遣い額×月数
自分に必要なお小遣い学×月数の現金が必要です。
具体的にイメージできなければ平均的な5万円×月数で概算してみてください。
4.変動経費プラス予備費×月数
滞在月数×3万円程度も用意しましょう。
具体的には、
- 現地で購入する教材費
- 光熱水費(使用実績により変動、2人部屋の場合で3千円/月が目安)
- 急に必要になった物品の購入費など
純粋な予備費用としてのお金も用意する必要があります。
フィリピン留学のお金の持って行き方
フィリピン留学のお金の持って行き方として以下を紹介します。
- 現金
- クレジットカード
- デビット付きキャッシュカード
- キャッシュパスポート
フィリピンは日本よりキャッシュレス化が進んでいませんが、すべて現金で持って行く必要はありません。
防犯のためには現金・カードなどを分散して持って行きましょう!
現金
日本円でフィリピンに現金を持って行くのが、留学生のお金の持って行き方として主流です。
現地でフィリピン通過に両替えした方が、日本でするよりいいレートで両替えできるからです。
現金を引き出さなくてよいので手数料がかからないというのも、現金の良いところです。
ですが、紛失や盗難のリスクが高いこと・24時間営業の両替所は少ないことはデメリットでしょう。
フィリピンに持ち込む現金はいくらまでかというと、1万米ドル相当額以上を持ち込む際には申告する必要があります。
留学生がそんなに大金を持ってはいかないので、心配する必要はないでしょう。
クレジットカード
キャッシング機能付きのクレジットカードを持って行きましょう。
この理由は、フィリピンはクレジットカードの普及率がそんなに高くなく、クレジットカードが使えないお店も多いからです。
現金なしでクレカだけでの渡航はやめましょう。
フィリピン留学にクレジットカードの注意点としては、VISAカードは「PLUS」・JCBまたはMasterCardは「CIRRUS」と記載のあるカードにします。
こういったカードは海外のATMでもお金を引き出しすることができるからです。
クレジットカードのデメリットとしては使いすぎること。
使用できる金額の上限を設定しておくと良いかもしれませんね。
デビット機能付きキャッシュカード
デビット機能付きキャッシュカードもおすすめです。
このカードは銀行口座の残高以上使おうとするとエラーが出るので、使いすぎる心配がないからです。
JCBやVISAのデビット機能付きキャッシュカードなら、ATMから現金の引き出しも可能。
ですが、口座の残高以上は引き出せないので、留学中では計画的な利用をする必要があります。
キャッシュパスポート
キャッシュパスポートは事前に利用したい金額をチャージして使うカードです。
なので、使い過ぎを防止でき、盗難や紛失の場合も銀行口座から引き出しされることもありません。
キャッシュパスポートはスペアカードが同封されているので、一枚無くしてもスペアカードで利用することができます。
国際キャッシュカード
フィリピン留学に持って行くのに国際キャッシュカードはおすすめしません。
国際キャッシュカードはサービスを終了している銀行が多いからです。
デビットカードやデビット機能付きキャッシュカードを検討しましょう。
フィリピン全体での電子決済取引比率は42.1%くらいですが、どんな決済方法があるかは信頼できる留学エージェントに相談しましょう!
フィリピン留学でのお金のおすすめの持って行き方
フィリピン留学でのお金の持って行き方は、現金・国際キャッシュカードなど様々です。
- 現地でまず、学校に支払いが必要な金額
- 日本から持参せず、現地で購入する予定の物品は何か。その代金
この分は現地に行ってすぐに支払うので、必要額は現金(日本円)で持参します。
入学初日には大半の学校でオリエンテーションがあり、両替店にも行きます。
フィリピン・ペソの現金は、それまでの間に必要な額プラスアルファだけを空港で両替しておきます。
空港にお迎えが来るなら5千円もあれば十分でしょう。
- ひと月のお小遣い額×月数
- 変動経費プラス予備費(3万円×月数)
問題はこの総額です。大事なことなので繰り返しますが、フィリピン留学ではリスクヘッジが必要です。
財布を落とす。スリに遭う。バッグをひったくられる。泥棒が入る。相部屋が不安。確率が低くても、日本にいるときとは状況が違いますから、備えておく必要はあります。
人によって感じ方が違うと思いますが、私が考えるフィリピン留学での【所持する現金の上限額】は5万円です。
あとは国際キャッシュカードやキャッシュパスポートで、随時補填していきます。
現金は最低2ケ所、できれば3ケ所に分散管理します。
財布、ショルダーバッグ(参考書に挟むとか)、スーツケース(施錠する)、といった具合です。
軽犯罪から身を守るために【フィリピン最新情報2017】治安の悪い地域・場所で賢い対処法!の記事もチェックしましょう!
「ひと月程度の留学」かつ「お小遣い額が5万以下」ならば、全額を現金で持参してもいいでしょう。
ただし万一に備えて、現金以外の手立ても用意はしてください。具体的には
- クレジットカード
- キャッシュパスポート
- 国際送金(SBIレミットがおすすめ。日本出発前に手続き要)
このうち2つは用意しましょう。(もちろん分散させて管理します)
3ケ月以上の留学とか、お小遣い額が10万円/月を超えるような場合は、リスクが高くなるわけですから、手立てを3つ用意することを推奨いたします。
キャッシュパスポートがおすすめ
リスクヘッジの観点でおすすめなのはキャッシュパスポートです。
- 理由1)プリペイド口座なので、使いすぎの心配は無用
- 理由2)オリジナルとスペア、2枚のカードがもらえるので分散管理が可能
- 理由3)スキミングされて際限なく使われることがない
- 理由4)引き出せるATMが国際キャッシュカードより多いので、外出時のリスクが低い
いかがですか?リスクヘッジとしては最強手段でしょう。
現金で持参する分を超えた「必要見込み額」を、キャッシュパスポート口座に入金しておけば安心ですね。
まとめ
フィリピン留学に持って行く現金は自分が必要な金額を考えて準備しましょう。
ひと月に4~5万くらいで考えておくと良いでしょう。
現金をフィリピン留学に持って行く場合は、防犯のために現金・カードなどを分散して持って行くようにしてくださいね。
フィリピン留学について心配なことはフィリピン留学Hubに相談することをおすすめします。
現地の最新の情報があるので、適切なアドバイスをしてくれるはずです。
LINEでの無料相談もあるので、気軽に相談してみましょう。