0120-504-216
営業時間:平日9時〜18時
ラ・トリニダードの観光地でインスタ映えスポットが「 Roofless Art Studio(ルーフレスアートスタジオ)」。ソーラーアートを得意とするJordanさんが個人で運営するアートスタジオです。
バギオからはタクシーでたったの30分!まだ日本のメディアには取り上げられておらず、観光地化されていないSNS映え穴場スポットになります。バギオの長い雨季、どこにも行く場所がなくて困っている方!ここでは雨でも綺麗な空を見ることができるんですよ。
「ラ・トリニダードのフォトジェニック特集」シリーズとして、ラ・トリニダード町役場の観光課に勤務している私がルーフレスアートスタジオの魅力についてご紹介します。
その他のラ・トリニダードやバギオの観光地については、「バギオ観光地おすすめ11選!絶景と穴場スポットを徹底解説」を参考にしてください。
アクセス方法の詳細は「【バギオ留学・観光】フィリピンで話題のラ・トリニダードの基本情報をJICA海外協力隊(職種: 観光)が徹底解説」の記事にまとめています。
長期の留学でジプニーを乗りこなしている方、少人数でバギオからラ・トリニダードへ行くので、交通費を節約したい方は下記の方法も試してみてください!
ジプニーでルーフレスアートスタジオに向かう場合、ジプニーを1回または2回乗り換えする必要があります。
1. 上記の別記事でご紹介しているバギオのジプニーステーションからKM5のジプニーステーションまでは、ジプニーで25~35分、運賃は10ペソです。(渋滞により異なります。)
※バギオで乗車したジプニーが「ラ・トリニダードのジプニー運賃とルート」の画像にて緑色で記載されている「Pico(ピコ)・Puguis(プギス)」行きのジプニーの場合は、乗り換えは不要です。
2. 乗車のジプニーが「Pico(ピコ)・Puguis(プギス)」方面に行かない場合、KM5のジプニーステーションで乗り換えます。KM5のジプニーステーションからルーフレスアートスタジオの最寄りまでは、ジプニーで5分、運賃は8.5ペソです。
降車場所を写真に記載しました。ここからは徒歩になります。
※ラ・トリニダードの中心地KM5から徒歩で行くことも可能ですが、20分程度かかります。
ラ・トリニダードは街中の至る所でこのようなウォールアートを見かけます。あと、この辺りのジプニーはとても派手なデザインのものが多いので、とてもいい写真が撮れますね。
民家の壁もこのようにペイントされていたり、
ジプニーの乗り場も必ず地域に関する絵が描かれています。
ルーフレスアートスタジオは住宅街の奥まったところにあり、入口が分かりにくいです。
このような細い階段をのぼっていきます。一本道をまっすぐ行きますと、
周りの壁がカラフルに塗られたこのような赤い柵が現れます。
スタジオは2階部分からになり、階段を上っていきますとスタジオの入口が現れます。
入口のドアを開けた時に最初に見るのが、この空に続いていくようなこの階段です。雨季で毎日の大雨、活動に支障が出てうんざりしていましたが、新たな雨の日観光スポットの発見に久しぶりに心が躍りました。
最近、バギオのSMで「天気の子(Weathering with You)」を見たのですが、
ここに来てからは、空模様にとても気持ちを動かされてしまう日々を送っています。
階段付近には、コルディリェラ行政地域に関連するものが飾られています。これらの生地はJordanさんの奥様が1階の作業場で作られています。
ご夫婦ともにクリエイティブなお仕事をされていて、素敵な夫妻だなと思ってしまいました。その生地を使用したお土産もここで購入することが可能です。
たくさんの絵画が飾られています。どれも素敵ですね!では、奥の部屋に行ってみましょう。
ここで見ていただきたいのが、この天井!ローアングルからこの天井を背景にした写真を撮ると、異世界にいるようなフォトジェニックでSNS映えする写真が撮れますよ。
反対側の天井は少し違ったデザインになっています。
これはお手洗いになりますが、とても可愛いですよね。実は内側もすごいことになっているのですが、
これは行ってみてご自身の目で確かめてみてください!
ちなみにフィリピンではお手洗いのことは「CR」と呼びます。
アートスタジオは現在2階のこの1フロアのみになりますが、現在、3階もアートスタジオになる準備がされています。行く度に新しく改良されていて、とても驚きます。
フィリピンのルソン島北部のコルディリェラ行政地域の山岳民族のことを「Igorot(イゴロット族)」といいます。謙虚でシャイな方が多いと言われていますが、自分たちの文化に誇りを持っており、私は彼らのそういうパーソナリティがとても好きです。
こちらはバナウエの棚田でしょうか。作業台には現在作成されている作品もいくつかありました。
飾られている作品のほとんど全てがコルディリェラ行政地域「Igorot」の文化を象徴するものになっています。
色合いがとても綺麗ですね。よく見ていただくと分かるのですが、様々な模様が繊細に描かれています。
ルーフレスアートスタジオの運営者であるジョーダンさんについてご紹介したいと思います。
ソーラーアートを得意としている有名な方で、メディアもジョーダンさんに注目しています。私がジョーダンさんに初めてお会いしたのが、派遣されて間もない頃に観光地調査で私がアポなし訪問した時でした。
とても優しく、謙虚な方で、見ず知らずの私にスタジオ内の案内やソーラーアートの作業を見せてくださったり、友人を連れて行った時にはライスワインやコーヒーなどをご馳走してくれました。
これが「Tapuey(タプイ)」と呼ばれるフィリピンのライスワインで、このお酒がしみ込んだお米のつぶつぶが大好きなんです。
私にこれくらいの実力があれば、いかにビジネスに繋げようか、いくらで絵を売ろうか…と考えてしまうかもしれませんが、ジョーダンさんは純粋にアートが大好きでこのスタジオを運営されており、日本人の私たちからの上記のような質問にも笑いながら謙虚に「そういうつもりはない」と答えていたのが印象的で素敵だなと思いました。
私がラ・トリニダードを第一希望にした理由の一つが、初めて訪れた時に色鮮やかなこの街に魅了され、自身も好きであるアートで観光を盛り上げていきたいと思ったからなんですが、アートはアーティストが自分の世界観を表現したいという強い衝動から生み出されるものなので、それらに価値や値段を付けることの難しさをふと考えてしまいました。
個人運営しているスタジオで観光客の受け入れ態勢は整っていない中で記事を書くのに躊躇しましたが、私が本当におすすめする場所でジョーダンさんの活動、Igorotの文化を多くの人に周知したいと思い、記事を書いた次第です。
最後にJordanさんおすすめの素晴らしい景色をお見せしたいと思います。
屋上のテラスへ続く階段を上っていきます。こちらの階段も入り口同様に綺麗にペイントされています。
ここがルーフレスアートスタジオのテラスになります。
室内同様に全てが青で塗られている他、このような「Igorot(イゴロット)」を取り上げている作品も多く目立ちます。
快晴の日はここがソーラーアートの作業場になります。
ソーラーアートの作業を見せていただきました。素晴らしい絵はここで作られているんですね! ジョーダンさんが「ソーラーアートはフリーだ!」と仰っていたのに笑ってしまって、たしかにお金がかからない素晴らしい方法だなと思いました。
フィリピン人のあるもので対処する、一つのものを使い倒す発想が私は大好きで、彼らの奇想天外な発想に日々驚かされ、そして楽しまさせていただいています。ジョーダンさんに案内され着いた先がこのアートスタジオの最上階!高台に建つこのスタジオからはどんな景色が見えるのでしょうか。
じゃーん!!360度ラ・トリニダードのカラフルな街並みを眺めることができるんです。ジョーダンさんが仰るには乾季である11~4月の朝方、夕暮れ時は絶景が見られるそうです。
ラ・トリニダードの観光地でインスタ映えスポット「 Roofless Art Studio(ルーフレスアートスタジオ)」はいかがでしたでしょうか。
バギオからはタクシーでたったの30分!まだ日本のメディアには取り上げられておらず、観光地化されていないSNS映え穴場スポットになります。
バギオの雨季にどこにも行く場所がなくて困っている方、アート好きの方、コルディリェラ行政地域の文化を学びたい方はルーフレスアートスタジオへ。
観光地 | Roofless Art Studio |
予算 | 入場料なし |
営業時間 | – |
住所 | J-D 243 Middle Bayabas,Pico La Trinidad Benguet |
電話 | テキストまたは電話 0917-553-4081 for location guide |
公式サイト | – |