0120-504-216
営業時間:平日9時〜18時
バギオ在住者が口を揃えておすすめする「Café by the Ruins 」。
料理のクオリティ、素敵なお店の外観からバギオで名の知れたカフェとなっており、多くの観光客、地元の人々がここを訪れます。一見素敵なカフェですが、その店内にはバギオがかつて第2次世界大戦時の激戦地であったことを伝える傷跡が残っており、バギオを訪れた際には必ず行ってほしい歴史的な名所の一つでもあります。
今回はバギオを代表する名店に語学の家庭教師であり、日本が大好きなPrincetonと訪れました。
来月は9月(September)でBerが付く月、フィリピンの長いクリスマスシーズンの到来です。ちなみにこのクリスマスツリー、毎年デザインが変わるようで今年はどんなツリーになるのか今から楽しみです。
Hi, Kasumi! How are you? Sorry, I am late. 「やぁ、カスミ!元気?ごめんね、遅れちゃった。」
Hi, Prinz! I’m good! I just arrived here. I am also late. hehe. 「プリンス、元気だよ!今着いたところ。私も遅れた。へへ。」
We are in the Philippines, not in Japan. So, it is okay to be late. Shall we? haha. 「僕たちは日本じゃなくてフィリピンにいるから、遅れても大丈夫!行こうか?はは。
HAHA. That’s Philippines Time!「はは。これがフィリピンタイムね!」
Maligayang pagdating sa Pilipinas! (Welcome to the Philippines)
みなさん、フィリピンへようこそ!
さて、Rizal Park(リーザルパーク)側に出口があるので、そこから公園を出まして
Rizal Parkの左側の坂を上っていきます。Burnham Park(バーナムパーク)から徒歩5分、バギオの繁華街であるセッションロードから徒歩15分程度で行くことが可能です。今回のルートは下記マップで水色で記載しています。
Session Road(セッションロード)付近にいるのであれば、セッションロード付近はとても渋滞するため、徒歩で行くことを推奨します。バスターミナルなどからタクシーを使う場合は、ドライバーに店名「Café by the Ruins」と言えば伝わるでしょう。ちなみにお店の横には駐車場もあるので、車で行くことも可能です。
長い留学生活なのでせっかくなら英語以外にも現地語を覚えたい、喋ってみたい方!
「Café by the Ruinsへ行きたい (I’d like to go the cafe by the Ruins)」は現地語で何というのでしょう。Prinzに聞いてみました。 イロカノ語: Kayat ko mapan ijay Café by the Ruins. 「カヤット コ マパン イジャイ Café by the Ruins」 タガログ語: Gusto kong pumunta sa Café by the Ruins. 「グストコ コン プムンタ サ Café by the Ruins」
この辺りは公用語であるタガログ語(Filipino)、英語の他に現地語であるイロカノ語(Ilocano)が話されているのですが、これら3つを流暢に使いこなせるフィリピン人は本当にすごいです。
ちなみにタガログ語、特にイロカノ語を話せると現地の方からとても喜ばれるので、ぜひ試してみてください!
Café by the Ruinsに到着しました!お店のエントランスの雰囲気からすでに期待できそうです! 早速、店内に入ってみましょう!
Café by the Ruinsは2階建てのカフェで1階はこのような開放的な空間になっています。日中から各テーブルにはキャンドルが置かれています。
Oh! The wifi has no password! We can connect to it easily. 「Wifiはパスワード不要だよ!簡単に接続できるね。」
Let me check. 「確認してみる。」
フリーwifiがあり、パスワードなしで接続可能です。動画もサクサク見れます!
なにやらレジ付近にいろいろありそうなので、見てみましょう!
美味しそうなパンの他にお土産も置いています。
ベンゲット州はアラビカコーヒーの産地として有名で、コーヒー豆はマーケットで入手することは可能です。
しかし、包装されていなかったり、日本人好みのかわいいパッケージの商品があまりないため、ここでお土産を購入するのもよいかと思います。
2階のフロアはこのようなカフェテラスになっていて、こちらも素敵ですが、個人的には1階がベストでしょう。
店名に使われている「Ruins」、これはどのような意味なんでしょうか。Prinzに聞いてみました。
The remains of a destroyed construction, such as house, church or castle. 「家、教会、城などの破壊された建造物の残骸のことだよ。」
なるほど、そういう表現をするのね。「Ruins」は廃墟、遺跡、破壊などの意味します。
こちらが入口です。近くで見てみると壁のいたるところに傷があります。
北ルソンは第2次世界大戦の激戦地で日本人の降伏の地です。フィリピンで亡くなった日本兵は51万8千人に及びます。そのうちの一人に私の曾祖父も含まれており、この壁の傷を見ると曾祖父が過酷な状況にいたことが分かりました。
しかし、第二次世界大戦で亡くなったフィリピン人は110万人と言われており、日本人戦死者の2倍です。フィリピン人の方も私と同じように戦争について心に秘めている思いもあると思います。
By the way, have you seen that anime? 「そういえば、あのアニメ見た?」
Yeah, I was so sad!! Especially episode 10! 「うん、とても悲しかったよ!!特に10話が!」
現在この辺りではJICA、日本の様々なNGOなどの団体が支援をしていたり、日本のアニメ、文化の浸透もあり、Prinzのように親日家なフィリピン人の方が多いように感じます。
また、日本とフィリピンの友好関係を築いてこられた素晴らしい日本人の方々もたくさんいらっしゃいます。この現状を曾祖父が知ったらきっと喜ぶだろうなと思いました。
日本のアニメや文化、言語に興味を持ってもらえることはとても嬉しいですし、日本とフィリピンが今後もより良い関係を築けますように、一個人としても任地の観光産業発展のために尽力していきたいですね。
さて、お待ちかねのCafe by the Ruinsのおすすめメニューをご紹介します。
メニューのデザインもとても素敵!
テーブルコーディネートもセンスが良く、料理を一層華やかに見せてくれそうですね。
2019年8月現在のCafe by the Ruinsのメニューはこちらになります。まずはドリンクメニューから見てみましょう!
コーヒーのメニューがたくさんあります。
その他のドリンクメニューもとても充実していますね。
Oh, Merienda is included in the menu! 「ミリエンダがメニューにあるね!」
Merienda is simply ‘snack’ in Filipino. Meriendas can be taken in the morning, afternoon, or late in the evening. 「ミリエンダはフィリピンの間食のことで、朝、午後、夜遅くにあるねー。」
ミリエンダ(Merienda)はフィリピンのおやつタイムのことで、フィリピン人は1日に5~6食食べる習慣があります。日本では朝食、昼食、夕食の1日3食ですが、フィリピンでは10時と15時に軽食を食べます。
メニューを見てのとおり、日本人が想像する軽食、シンプルなおやつではなく、麺などのがっつりとしたごはんになります。
メニューをパラパラと見ていくと、
な、なんとタプイがあるじゃないあないか!
Oh my gosh! They serve Tapuey here! Can I get a bottle of Tapuey? 「あぁ、なんてことだ!タプイが提供されてる!頼んでもいい?」
Of course, you can. 「もちろん!頼んで。」
Prinz, Let me know about Taquey! 「プリンス、タプイについて知りたい!」
Hmm…Tapuey or ‘rice wine’ is a traditional drink in Cordillera that is used and served during rituals and special occasions. It is a fermented glutinous rice stored in earthen jars. 「うーん、ライスワインであるTapuey(タプイ)は、儀式や特別な行事で提供されるCordillera(コルディレラ)地域の伝統的な飲み物で、土製の瓶で貯蔵されたお米を発酵させるんだよ。」
Tapueyは私イチオシのお酒でスーパーやそのへんのレストランでは飲むことはできません。
あまりにも珍しかったため、昼にも関わらず即注文!
Tapuey 250ml Php 110.00 (2019年8月現在: 約225円)
今回はお米の粒が入っていないTapueyが提供されましたが、私は入っているTapueyが好きです。
とても甘くて美味しく、ジュース感覚で飲めてしまうので、お酒が弱い方は要注意です!
「かわいい!」とテンションが上がってしまう、ラテアートも楽しめます。
こんな可愛いメニューを注文したのは、私ではなく男性のPrinz。
今日は「Slow」と書かれたページからこれらのメニューを注文しました。とても美味しそうですね。
Kasumi, Let’s pray. 「カスミ、お祈りしよう。」
Sure. 「いいよ。」
Itadakimasu! 「いただきます!」
That’s nice! Let’s mangan. 「いいね!さぁ、食べよう。」
フィリピンでは食事の前にお祈りをしてからごはんを食べます。
Fillet Mignon Php 380.00 (2019年8月現在: 約777円)
Mango Shrimp Curry Php 360.00(2019年8月現在: 約736円)
甘口派の私にはぴったりなカレーで、小皿にはココナッツやピーナッツ、ゆで卵などが付いています。とてもボリュームがあり、これひとつで満腹になりました。
食事を終え外に出てみると、いろいろ写真を撮っていたこともあり、日が暮れていました。実はこのカフェの魅力は日が暮れてからなんです!
最後にお見せしたい写真が…
日が暮れてからはとても雰囲気が良いので、ディナータイムで利用することをおすすめします。
今回は家庭教師のPrinzに協力してもらいました。この1枚は私には撮れない、お店の良さが最大限に伝わるとても素敵なアングルです。ドリンクは100ペソ前後、料理の値段も200ペソ~400ペソ(2019年8月現在: 400~800円)なので、留学生の皆さんも気軽に利用することができると思います。
歴史的価値の高い建物の魅力を活かした素敵な店内で、とても美味しいごはんを食べることができ大変満足しました。ぜひ、歴史を感じたい方、雰囲気の良い場所でお食事をしたい方はCafe by the Ruinsへ。
店名 | Café by the Ruins |
ジャンル | カフェ |
予算 | 100 – 500 pesos |
営業時間 | 7:00 AM – 9:00 PM |
定休日 | |
住所 | 25 Shuntug Rd, Baguio, Benguet |
電話 | (074) 422 9804 |
WiFi | あり |
コンセント | なし |
公式サイト | https://www.facebook.com/cafebytheruinsph/ |