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【2024】フィリピン治安が悪い理由を解析!犯罪タイプ別の対策方法

シン
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フィリピン治安が悪い理由を解析!犯罪タイプ別の対策方法
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シン
フィリピン・セブ島留学専門家//セブ&バギオ公認エージェント/ライフカウンセラー/2度のフィリピン留学でTOEIC900&IELTS6.5取得

ネットの情報があまりにも胡散臭いので、フィリピンに年間7~9回ほど視察に行って情報収集してます。

【好き】世界一周、フィリピン、マンゴー丸かじり、カレーライス、糸の力(納豆)、ドローンはMavic Pro 2 Zoom、DJI Osmo Pocket
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フィリピンの治安が悪い理由っていったい何?

これからフィリピンに渡航する人が気になるのが「治安」の問題。

  • 渡航で気になる治安が悪い理由とは?
  • 旅行や留学で気になる治安対策は?
  • どんな犯罪に警戒していればいいの?

こちらの記事では、こんな疑問に答えます。

フィリピンに行ったことがない人がフィリピンに対して抱く印象は「治安が悪そう」です。現に、僕も初めてフィリピンに行く時はめちゃくちゃビビってました。

ですが、今や年間60万人以上もの日本人が観光や留学でフィリピンを訪れています。治安が悪そうなのにこんなにも多くの日本人が行っているなんて意外ですよね。

今や、僕も年間7~9回ほどフィリピンを訪れるようになり、またフィリピンの国家警察とも夜間パトロールをしたことがある僕が「なぜフィリピンは治安が悪いと思われているのか?」その理由と犯罪タイプ別の対策方法についても徹底的に伝授します。

フィリピンは日本人が多く訪問している国の第9位

日本人が多く訪問している国・地域
順位 国・地域名 人数(2018年)
1 アメリカ合衆国(米国)(注) 3,493,313
2 大韓民国(韓国) 2,948,527
3 中華人民共和国(中国) 2,689,662
4 台湾 1,969,151
5 タイ 1,655,996
6 香港 852,192
7 シンガポール 829,676
8 ベトナム 826,674
9 フィリピン 631,821
10 ドイツ 613,248

引用元:外務省

フィリピンって治安がすごく悪いイメージがありますが、それでも「日本人が多く訪問している国・地域」のトップ10入りをしている国だってご存じでしたか?

今や観光だけでなく、英語留学先としても欧米に勝る勢いで認知度を高めている結果だと言えます。

でも、

どうして治安の悪いフィリピンにそんなに多くの日本人が訪れているの?大丈夫?

という「違和感」を抱く方も多いでしょう。

 

初めてぼくがフィリピン留学する時、「もう生きて帰ってこれないかもしれない」って考えたことを今でもしっかり覚えています。正直、僕の印象もそれほど悪かったです。

ですが、そんな根拠のなくイメージではなく、データでちゃんと治安状況を理解できているといいです。

フィリピンの治安が悪い理由

犯罪率を欧米とフィリピンで比較

(人口10万人あたりの発生件数)
フィリピンの犯罪参考元データ:国連犯罪事務所の統計、駐フィリピン日本国大使館

 

観光や留学で海外を訪れる際の重犯罪の発生率を、なぜか「多くの日本人が無条件で安心してしまう欧米5カ国」と「治安イメージが悪いフィリピン」を実際のデータで比較してみます。

重犯罪と言われる殺人・強盗・強姦の比較です。

海外慣れしていない人ほど、意外だったんじゃないでしょうか? きちんとデータで見ると、それぞれの国で「実際にどれほど危険なのか」がはっきりわかります。

 

あれ!?実際は、欧米の方が犯罪多い??(笑)

そうだね。イメージではなくリアルな世界では重犯罪トップ3のうち、「強盗・強姦」に関しては、欧米の方がフィリピンよりダントツで高いだよ。カナダ・アメリカに留学してたタツは、このグラフに違和感ある?

いや、グラフの通りだと思います。カナダのバーで友達と飲んでた時、お客さん同士のケンカが始まって、いきなり銃で撃ち合いが始まったり(経験2回)。若者はみんな大麻吸ってるし、、、自分も当初欧米は安全だって思ってたので、全然イメージと違いましたね(笑)

えーーーーーー、そうなの?イメージとリアルってホント違うんだー(汗)

 

行ったことがないと、「欧米は安全、フィリピンは危険」って思い込んでる人が多いですが、欧米へ留学経験のあるタツ(大学生)のように、住んだことがあればこのグラフの意味が分かります。

余談ですが、アメリカは毎日2000人の誘拐報告が上がっていて、スーパーなど至る所の掲示板に情報提供の張り紙が貼りだされています。子どもの誘拐に至っては、年間36万人以上の事案が発生しています。

 

フィリピンの治安が悪い理由

フィリピン犯罪発生率

犯罪タイプ別の発生率を比べてみると、フィリピンは「殺人」発生率が高いことが分かります。これがフィリピンの治安が悪い一番の理由です。

  1. フィリピン:6.4人
  2. アメリカ:5.2人
  3. カナダ:1.7人
  4. ニュージーランド:1.3人
  5. イギリス:1.2人
  6. オーストラリア:1.2人

人口10万人当たりの殺人発生件数は6.4人とダントツでフィリピンが1位となりました。また、2004年~2010年までにフィリピンで殺された日本人は36人なので、年間平均5人ということになります。

海外で、日本人が殺害されると必ず日本国内で報道されます。フィリピンで1年に平均5回もそのようなニュースを見れば、誰だって「フィリピンは治安が悪い」というイメージを持ちます。

ですが、「どんな日本人が殺されたのか?」というその先を考える人はあまりいません。ここがフィリピンの治安を冷静に判断するにあたって重要な所です。

フィリピンで殺人被害に遭う日本人の共通点

実は殺人の被害に遭う日本人にはある共通点があります。

  1. 「闇組織(暴力団・麻薬密売人)」
  2. 「女性関係でのトラブル・因縁」
  3. 「保険金詐欺」

そして、それ以外の理由で被害にあることは殆ど当てはまらないという興味深いことが分かっています。他の国で日本人が被害に巻き込まれるケースでは、割とアクシデント的に殺されてしまう事も多い一方で、フィリピンで日本人が殺害される場合、ターゲットとなる人が明確に決まっているパターンが多いのです。

この事実を理解し、共通点と関係のない生活をしていれば神経質になりすぎる必要もないという事が分かると思います。参考までに実際に日本人が被害に遭った事例を紹介します。

2018年セブで日本人女性が殺害

TBSニュースが「事件続報:フィリピン・セブ島の日本人社長殺害、夫が首謀か」と報じた。報道の内容によると、ハマダジュンコさん殺害事件の容疑者とみられるフィリピン人女性とフィリピン人男性が現地警察に逮捕された。逮捕されたフィリピン女性がハマダジュンコさんの日本人夫との交際があり、この事件の首謀者は夫だと話しているという。

引用:TBSニュース

女性関係ですね。

2020年コロン島付近で起こった2人の日本人殺人事件

警察によると、2人はイタニ・マサルさん(59)とアライ・ヨシヒロさん(24)が銃撃後、バラバラにされて海に捨てられていた。保険金が掛けられていたとの情報があり警察が調べている。

引用:日経速報ニュース

保険金関係ですね。

2020年マニラでパチンコ部品会社社長が殺害

【マニラ共同】フィリピンの首都マニラを仕事で訪れていた愛知県稲沢市の会社社長、水野成規さん(48)が射殺された事件で、実行犯の2人組は財布などを強奪せず、銃撃後そのまま逃走していたことが22日、警察への取材で分かった。 警察は実行犯が殺害目的で、当初から水野さんを狙っていた可能性があるとみて調べている。

引用:毎日新聞

こちらは闇組織絡みの犯行です。

2022年マニラで72歳の男性が殺害

フィリピンの首都マニラの住宅で、この家に住む72歳の日本人男性が同居するフィリピン人のめいとともに体を複数回刺されて死亡しているのが見つかり、警察は、めいの交際相手を殺人などの疑いで逮捕しました。

引用元:NHK

女性関係ですね。

フィリピンで旅行客や留学生がが殺害に遭うリスク

これまで説明してわかったと思います。確かにフィリピンで日本人が殺害されている数は他国と比べて多いものの、その殆どの事例が無作為に殺されているものではありません。

そのため普通に自らトラブルを起こしに行かない限り、殺害されるリスクは低いはずです。そうでなければ、年間60万人以上の日本人がフィリピンに渡航し、「日本人が多く訪問している国・地域」でトップ9になるわけがありませんよね。

 

もっとも警戒していた「殺人」被害に遭うリスクについて理解したら、次に強盗・強姦・窃盗・詐欺の被害に遭わないためにどのように対策すればいいのか、事例ごとに解説するよ!

強盗対策

強盗

アクセサリーは身に着けない

街歩きでは高価なアクセサリーは控えましょう。ガードマンがいる屋内ならまだしも、治安の悪い地域での街歩きはネックレス・ブレスレット・ピアスなどが奪われる可能性があるからです。

ピアスに至っては耳ごと引きちぎられたケースもあるため注意してください。僕の知人は、パサイバスターミナル(マニラ)付近を歩いてるときに、近寄ってきた集団にネックレスを強奪されました。幸い、フィリピン人の彼氏がその連中を蹴り倒して奪い返したので事なきを得ましたが、その後追ってきたので走って逃げたということです。

タクシー乗車時はロックする

タクシーに乗ったからと安心するのは早いです。乗ったら治安の悪い所では必ずロックしましょう。なぜなら、停車中にいきなりドアを開けてきて、バッグを奪っていく輩もいるからです。運転手が気を利かせてロックする場合もありますが、ほとんどの場合閉まっていません。

 

僕も実際にドアをいきなり開けられたことがあるため、その後はきちんとロックするようにしました。

 

夜道を一人で歩かない

マニラやセブでは絶対にやってはいけません。女性ならなおさらです。比較的安全とされる郊外であってもできるだけ夜の一人歩きは犯罪に巻き込まれる可能性が高くなるので控えたほうがいいです。可能な限りタクシーで宿泊先から目的地まで歩かずに移動するようにしてください。

間違っても、人通りの少ない路地を歩くのは避けた方がいいです。

ぼくはバックパッカーの時に、敢えてマニラの人通りの少ない路地を夜間何度か歩いてみたことがありますが、危ない雰囲気がかなり出ていました。外灯もないし、半裸の若者がたむろってジロジロとこちらを見ているのが分かります。いつ襲われてもおかしくないです。現地人の友達と歩いてるときですら、ここはやめて迂回しようと言われるぐらいだよ。

 

なるほど、気を付けます!

 

ジプニーに乗らない

治安の悪い地域、例えばマニラやセブでジプニー(激安の相乗りバス)に乗るのは避けた方が良いです。現地人ですら、スマホや現金を盗られる事件が発生しているからです。外国人は更に狙われる可能性が高いです。

貧困層が多く暮すような地域では、職がないためなんとか隙をついて人のものを盗ろうとする人がいます。僕の知り合いの現地の英語の先生もジプニー内で刃物を突き付けられて、財布とスマホを盗られています。

強盗被害にあったら必ず守るルール

万が一、凶器を突きつけられて「持ち物全て出せ」と言われたら、素直に全て出しましょう。また、道端でバッグをひったくられそうになったら、ひったくられましょう。重要なのは「絶対に逆らわない」ということです。

例えば、引ったくりにバッグごと奪われそうになったとき、抵抗しようとする人がいますが、相手が武器を持ってる可能性があるためこれは極めて危険です。

スマホなど、これだけは取られたくないというものもあるはずですが、それでも交渉はしないでください。そもそも、平気で強盗ができる人に道徳心はありません。躊躇なく撃ってくる可能性があります。

 

実際に、強盗に抵抗してしまった韓国人の留学生は、ひったくりに抵抗したために撃たれました。また、日本人で強盗に金を渡せと言われた際に、ケチって少額しか渡さなかったために脚を撃ち抜かれたこともあるよ。

 

たまに引ったくりに遭いそうになった日本人が、「抵抗して奪わせなかった」と自慢げに語っていることもありますが、これは単に運が良かっただけで、真に受けてはいけません。 基本的に、相手は金目のものが欲しいだけで、命まで奪って罪を負いたくありません。そのため、抵抗さえしなければ怖い目にあった人でもたいてい無傷で帰って来ることの方が多いという事を覚えておきましょう。

強姦対策

強姦

女性一人での一人歩きはNG

フィリピンでは、「肌の白さ」は美しさを象徴します。フィリピン人の好きな男性・女性の基準でも「肌が白い人」というのをよく聞くぐらいです。

そのため、強姦などの犯罪でも肌の白い日本人女性などは狙われやすいと心得ておきましょう。そのため、女性の外出時は出来る限りできるだけ男性と一緒にしてください。

実際にセブであった話ですが、韓国人男性3人と日本人女性1人の留学生グループが外出した時、その日本人女性がバイク2人乗りの男性に襲われそうになったことがあります。その時は、その韓国人男性が身を挺して守ってくれたので事なきを得ました。

夜間に限らず、昼間でも人通りが極端に少ない所を女性が一人で歩くのはやめましょう。どうしても一人で出かける場合は、近い所でタクシーを捕まえて移動した方がいいです。

ナンパに容易に乗らない

外国に行くと羽目を外したくなる気持ちはわかります。また、外国人男性から声を掛けられる機会も増えるはずです。

ですが2014年に、日本人留学生の女性2人が出先で仲良くなった韓国人グループと一緒に飲み、その後意識をなくした後にモーテルに連れていかれて強姦されたという事件がセブ島で起こっています。

 

フィリピン人じゃなくて、同じ外国人同士っていうのが盲点でした・・

 

相手がどういう目的で近づいてきているのかはわからないので、一定の線引きをしたり、また特に飲み物に何か異物を入れられていないか注意してください。

窃盗(スリ)対策

窃盗

リュックは前に背負う

特に治安が悪い場所では、リュックは前に背負います。治安の悪い場所では、現地人でもリュックは前に背負っています。後ろに背負っていると意識が行きにくいため、何をされててもわかりません。

リュックのジッパーに南京錠を掛けてる人も見ますが、これは意味がありません。マニラでは刃物で表面を切り裂いて盗むということもよく聞く話です。事実、僕の現地人の知人もその被害に遭っています。

セキュリティポーチを使って貴重品は肌に身に着けておくというのも防犯対策になります。特にパスポートやクレジットカード、お金などをセキュリティポーチに入れておけば、気づかないうちに取られていたという事はなくなるはずです。

スマホ歩きをしない

現地人で歩きスマホをしている人はあまりいません。特に、iPhoneなどは高値で売買されているため、世界中で窃盗の対象になることが多いです。

事実、フィリピンの闇市でも多くのiPhoneの盗難品が売られています。日本のように日常的にスマホを触りながら歩いたているとパッと持っていかれる可能性があるため、外でスマホを触るのは必要最小限にした方が良いです。

同様に、フィリピンのローカルバス「ジプニー」内でもスマホが狙われるという事がよくあります。停車中に外から手が伸びてきて持ち去られるというパターンです。スマホを触るなとは言いませんが、そうした状況を想像していた方が良いです。

ストリートチルドレン(物乞い)の前で財布を出さない

マニラやセブには多くのストリートチルドレンがいます。街を歩くと物乞いされることも日常茶飯事です。そのときに、どんなにかわいそうだと思っても決して財布は出さないでください。特に複数人で来られたときにはチームワークで奪われることもあるからです。

ポケットに貴重品を入れて歩かない

ポケットにスマホや財布を入れてるとその部分が膨らんでしまうので、明らかにわかります。特にストリートチルドレンなどの子どもは小さいので後ろからそっと近づかれると気づきにくいです。

ナイトクラブが集まる界隈などには、多くの外国人が集まります。そうしたところに多くのストリートチルドレンもいます。

僕が初めてセブを訪れたとき、クラブのセキュリティに一度注意されたことがあります。スマホを普通にポケットに入れたまま外にでようとしたからです。「なんでポケットに入れてるんだ!そんなものはパンツの中にしまえ!」って注意されました。わけもわからず、パンツの中にとりあえずしまって外にでました。

1分ほど歩くとストリートチルドレンにあっという間に囲まれ、ポケットの中になんの躊躇もなく小さい手がどんどん入ってきたという経験があります。このような場所でなくてもポケットに貴重品を入れて歩くというのは避けるべきです。

「斜め掛けバック」

斜め掛けバック

これは日本でも使ってる人多いですよね。日本ではポケットにスマホや財布を入れるのが当たり前ですが、外国では絶対にやってはいけません。そのような貴重品は落としたりするリスクはもちろんひったくられやすいからです。

なので、斜め掛けバックに貴重品は入れておきましょう。なぜ手持ちのバックではなく、斜め掛け用のバックかというと、ひったくりにくいからです。手持ちバックでは後ろから来た人やバイクに簡単に持っていかれてしまいます。

「セキュリティベルト」

セキュリティポーチよりもわかりにくい、ベルトの中にお札を隠せるアイテムです。ジッパー式になっていてお札を3つ折くらいにして入るだけ入れます。数万円の現金を持っていく際、部屋の中の隠し場所として犯人からは盲点になります。

ただ、お金の出し入れが正直面倒くさいです(笑)。よほど神経質に管理されたい方にはいいと思います。また、強盗に遭ったとしてもさすがにベルトまでは要求されることはめったにないので、この際にも役に立つはずです。外出先ではトイレなどで現金を補充するといいでしょう。

「お金を分散して持つ」

使うかどうかわからないお金を別の場所にしまうなどお金を分散して持っておくと、万が一の時被害に遭ったとしても全額盗られなくて済みます。

分散する場所として、別の財布を用意する、靴の中や服の中にお札を入れるなどの方法が考えられます。因みに、コインケースを準備して盗られても痛くない方の財布をそちらにするという考え方もあります。

これはフィリピンでは小銭は沢山持っていた方が便利だという事もあります。日本では小銭は極力持たない様にする人が多いと思いますが、フィリピンでは積極的に小銭をもっていた方が便利です。むしろショッピングモールでの支払いには、(小銭をもってても)わざと大きなお札を出してどんどん小さな額の紙幣や小銭をもらうようにしています。

小さな売店やタクシーで払う時におつりを持っていない場面がすごく多いんだよ

更に、ジプニーに乗るときにお釣りが必要な額を渡すと、ドライバーがが外国人だとわかると、何も言われない限りおつりを返さない場合が多いです。僕はいちいち言うのも面倒なので、できるだけ小銭は持つようにしています。500ペソ以上(約1250円)の紙幣を渡してもお釣りがないと言われることが多々あります。

物を置いたまま去らない

フィリピンに限らず、欧米でもそうですが、窃盗のリスクが高いため物を置いたままトイレに立ったりしません。トイレに立つ時に大きな荷物がある場合には、できるだけ連れに見ててもらいましょう。

僕は現地人の友だちとレストランでご飯食べてたときに、スマホをテーブルの上に置いてましたが、それさえも危ないと注意されました。

詐欺対策

詐欺

知らない人に着いていかない

日本語が片言で話せる現地人が話しかけてくることがあります。色んなパターンで声を掛けてくることがありますが、どんなお誘いも断わる方が無難です。

ホテルを出てすぐ、路上を歩いていて、モールの中でなど様々なシチュエーションがあります。ですが、それらは以下の犯罪の可能性があることを知っておいてください。

睡眠強盗

土地勘のない状態で、突然話しかけられて話が盛り上がり、意気投合して一緒にご飯を食べるというパターンです。これは、フィリピンであっても不自然なことです。食べている最中に、急激な睡魔が襲ってきて、起きたら身の回りのものが全てなくなっている可能性があります。睡眠薬を飲み物などに入れられる「睡眠強盗」です。

女性売買の仲介をしてくる人

男性なら注意してください。路上で綺麗なお姉さんをいくらでどうだ?と突如声を掛けられることがあります。女性一人で声を掛けてくることもあれば、仲介人のような人がいることもあります。この仲介人が日本人の場合もあります。

そのまま指定されたホテルなどに向かうと、これが詐欺で女性が未成年であることを知らされ、法律を盾に脅されるという「美人局(つつもたせ)」のパターンです。捕まりたくなければ大金を払わなければならないという究極の選択に迫られてしまいます。特にフィリピンでは未成年との性交渉は(たとえ行為をしていなかったとしても証明できないため)重罪に問われます。

メーターを使わないタクシーは避ける

メーター使ってないタクシーに乗ったとしても値段も聞かずに乗り続けるのはやめてください。到着後に言われた金額に納得しなくても「もともとこの値段でしかやっていない」と逆ギレされるだけです。そのため、どうしてもメーターを使わないのであれば、値段を聞いて納得しなければ他のタクシーを探しましょう。

まとめ

フィリピン国際警察と一緒に夜間警備

この記事では、これから渡航する人向けにフィリピンの治安イメージが悪い理由について説明しました。

犯罪の中で最も恐れるべき「殺人」については、年間平均5人の日本人が被害に遭っています。ですが、闇組織・女性関係でのトラブル・保険金詐欺のいずれかのケースに関わったために殺害されているパターンが殆どなので、一般の観光客や留学生であれば、自らそうしたトラブルに巻き込まれるようなことさえしなければ、過剰に心配し過ぎることもないという事が分かったと思います。

むしろ、強盗や強姦といったその他の犯罪発生率は、日本人が無条件で治安が良いと信じてしまっているアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリ・ニュージーランドの方が、フィリピンよりも圧倒的に高いです。

ただ、日本と比べるとフィリピンを含めどの国も安全とはいいがたいことに変わりはありません。そこで、この記事ではフィリピンで起こりやすい犯罪タイプに特化して、これまで50回以上フィリピンへの渡航経験のある僕が、1つずつわかりやすくその対策方法を解説しました。

犯罪パターンを知っていれば、被害に遭いにくくなります。事実、僕が無知な最初のころには色んな被害に遭っていましたが、ここ最近は犯罪タイプを熟知しているため、どのような犯罪にも巻き込まれていません。

ですが、一方で何の情報も持たずに渡航している日本人の被害報告は後を絶ちません。

皆さんもできるだけ被害に遭わないよう、こちらの記事を何度も読んだ上で、しっかり対策してフィリピンを楽しんでくださいね!

 

 

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