フィリピン留学のおすすめの時期|セブ島の閑散期・繁忙期について解説

フィリピン留学時期

フィリピン留学におすすめの時期を紹介します。

雨季の6月~11月は閑散期なのでフィリピン留学におすすめな時期です。

安い時期に留学したい場合は、4月~6月と10月~12月の大学生の留学が少ない時期がおすすめです。

繁忙期を避けて閑散期に留学することで、勉強に集中しやすく費用も安く抑えられます。

雨季はおすすめしないサイトも多いので、語学学校は閑散期になりがち。航空機代・語学学校の費用も安い時期なので、費用を抑えてフィリピン留学をしたいなら雨季を検討しましょう。

「フィリピン留学するならこの時期しか行けない」という人は別として、時期の選択がある程度可能な方々向けに、いくつかの切り口でベストな時期や避けたほうが無難な時期などを説明して参ります。

目次

フィリピン留学は雨季の時期がおすすめ!

フィリピン留学時期

フィリピン留学の時期として雨季がおすすめです。

なぜなら、遊びの誘惑が少なく勉強に専念しやすい時期だからです。

「11月~5月までの乾季がフィリピン留学のオススメ時期」と書いているサイトも多数ありますが、本当にそうでしょうか?

フィリピンは7000余りの島々があるので、地域によって異なりますが、 雨季は6月~11月です。雨がうっとうしいだけでなく、確かに雨季にはデング熱が流行しやすいです。

バギオあたりは日本の梅雨どころではなく、半月以上も雨天が続いたりします。

しかもスコールではなく終日降ることもよくあります。こうした雨季のデメリットがあることは事実です。

 

一方で「フィリピン留学中に旅行に行くにもいい時期だから」と乾季を勧めていたりするのですが、それは本末転倒と言えなくもありません。

「せっかくのフィリピン留学の機会だからたくさん遊びたい」人は、そのとおりでしょう。では「本気で語学上達に取り組みたい」人は?

 

外は雨でも、勉強に支障がありますか?むしろ「週末旅行に出かける留学生仲間に誘惑されることが少ない、勉強に専念しやすい時期」とも言えますよね。

雨季とはいっても日本の梅雨と違って、フィリピンのスコールは短時間に降り、1~2時間後には晴れ間が戻ってきます。

平日は夕方までカリキュラムが詰まっているでしょうし、土日も自習して過ごすならスコールの影響はごく限定的です。

 

乾季が観光に適している、ということで航空券の価格も高い傾向になります

留学生が少ない閑散期のほうが、学校内も落ち着いて勉強できる雰囲気になるでしょう。生徒数が少なくなる時期には、割引キャンペーンをする学校もあります。

また乾季は雨期よりも当然ながら気温が高めです。

スコールよりも暑さのほうが、勉強の集中に支障となってしまう人も、なかにはいらっしゃるでしょう。

あなたの目的次第ですが雨季はかえってフィリピン留学時期として狙い目ではないでしょうか。
ただし雨季の学校選びでは、宿舎が同じ敷地内とかすぐ隣にあるのか、食事が常に外食なのか、週末でも寮で提供されるのかもチェックしましょう。

 

フィリピン留学は繁忙期はできれば避けるべき

フィリピン留学時期

フィリピン留学は、繁忙期は避けることをおすすめします。

  • 繁忙期は費用が割高になる
  • 教師のクオリティも下がる可能性がある

からです。

繁忙期は費用が割高になる

繁忙期は留学生が多いので、語学学校の費用も割高になります。

繁忙期の例として、日本の夏季休暇・冬期休暇が留学生が多い時期になり、6月中旬~8月中旬と12中旬~2月中旬は韓国の留学生で混みあいます。

フィリピン留学関連の某サイトでは、日本の夏季休暇や冬季休暇のフィリピン留学を推奨していましたが、私には理解不能です。

日本国内の観光地にあるホテルや旅館を考えてみてください。ゴールデン・ウイークや夏休み、年末年始は割高なうえに混みあいますよね?それでも「そのタイミングでしか行けないから」人々は我慢するのでしょう?

フィリピン留学も同じです。「そのタイミングでしか行けない」方々で混みあうとわかっている時期を、なぜおすすめできるのでしょうか。

フィリピン留学に限らず、日本の大学が休みになる8~9月と2~3月は語学留学業界の繁忙期です。

教師のクオリティも下がる可能性がある

教師のクオリティが下がる可能性があるのも、繁忙期を避ける理由です。

留学生ひとりひとりへのケアが手厚くできなくなるのは必然です。

 

「アメリカのようなクラス式ではない、マンツーマン授業が主のフィリピン留学だから、季節や日本人の多さは関係ない」と書いているサイトもありますが、これも疑問です。

 

マンツーマン授業をする以上、繁忙期は留学生の数だけ、教師の人数も必要になります。

では繁忙期に必要な人数を、学校は通年で雇用するでしょうか?

答えは当然、NOです。

繁忙期限定のパート教師を雇うわけです。必然的に、教師のクオリティは下がります。

限られた教師数でこなすために「自習時間」がカリキュラムに多いケースもあります。

わざわざ留学費を支払って自習、ではコスパの問題だけでなく語学上達度も違ってきますよね?

6月中旬~8月中旬と12中旬~2月中旬は繁忙期

日本ではなく、韓国の旅行者が多い時期もあります。韓国には日本には無い「キャンプ」という慣習(文化)があります。

その時期、セブ島など学校によっては韓国からの大学生などが多い時期になります。

韓国資本の学校は言うまでもありませんが、邦人経営でも韓国からのフィリピン留学生が多い学校はあります。「当校は外国人比率が高い」という場合、この外国人とはほぼイコール韓国人でしょう。

キャンプは年によって変動しますが、1月~2月上旬と7月~8月の年2回あります。その少し前から、つまり6月中旬~8月中旬と12中旬~2月中旬が混みあいます。

 

フィリピン留学時期を考えるための台風の「新:常識」とは

フィリピン留学時期

台風の影響を考えると、人気のフィリピン留学先のマニラやクラーク、バギオは9~10月が避けるべき時期。

セブ島やイロイロ、バコロドは11~12月が要注意の時期です。

「9~10月はフィリピンの台風シーズン」と多くのフィリピン留学関連サイトが書いていますが、これは最早「過去の常識」になりつつあるからです。

日本でも異常気象が多数起きているように、フィリピンの気象も「昔の常識」どおりではありません。

 

記憶に新しい2017年。台風26号は12月中旬に中部サマール島に上陸し、1万人以上が避難する事態に。

続いて12月下旬の台風27号によって、南部ミンダナオ島を中心に死者270名という惨事になりました。

2013年にレイテ島などに高潮の大被害をもたらした台風30号は、11月の発生でした。当時はセブ島北部でも甚大な被害が発生しましたね。

 

ここでフィリピン留学の時期を考える際の「新:常識」です。

9~10月には日本にも多くの台風が来ますね。

フィリピンの東方海上で発生し、ルソン島から台湾・沖縄付近を通過してきます。

一方、上に列挙した11~12月の危険な台風は、フィリピンの中・南部を直撃していますね。これは緯度と季節要因によります。

人気のフィリピン留学先で考えると、マニラやクラーク、バギオは9~10月が避けるべき時期。セブやイロイロ、バコロドは11~12月が要注意の時期。こう考えるべきでしょう。

 

短期間のフィリピン留学で避けるべき時期は3月と12月

フィリピン留学時期

短期間のフィリピン留学でなら、3月と12月は避けるべき時期といえます。

なぜなら、12月は3月と並んで、祝日の多いフィリピンでも特に多い時期だからです。

あなたが1ケ月程度のフィリピン留学をお考えなら、1日1日がより重要になりますよね。

韓国のキャンプ時期もそうですが、短期間であればこそ密度と集中が大事です。

12月や3月は一部の学校を除いて、祝日は当然授業が休みになってしまいます。

また12月は区分上では乾季ですが、雨季よりましなものの降水量は少なくありません。

12月の後半は航空券も当然ながら高値になります。前半はそれほどでもありませんが、ひとつ注意点があります。

12月は金品狙いの犯罪が非常に増える時期なのです。

 

カトリック教徒の多いフィリピンは「世界でいちばん長い期間、クリスマス気分を楽しむ」国でもあります。

日本のお盆と正月を合わせてもまだ足りないほどの重要イベントです。当然お祝いするにはおカネが必要になるわけです。

またフィリピン全体が浮かれたお祭りモードになり、仕事がおろそかになりがちです。

 

先に触れたとおりでバギオの雨季も短期では避けたほうが無難でしょう。

また申すまでもなく、ゴールデン・ウイークや盆正月も可能であれば避けるのがベターでしょう。

 

フィリピン留学の安い時期は4月~6月と10月~12月

フィリピン留学時期

フィリピン留学の安い時期は4月~6月と10月~12月です。

大学生が少なく、航空機もゴールデンウィークを除けば安く済む時期だからです。

生徒が集まりにくい時期なので、割引キャンペーンをする学校もあります。コスト優先ならフィリピン留学はこの時期です。

時間が自由になるシニアの方々がフィリピン留学に訪れるのは、大学生の少ない4~6月が多いです。

親子留学も少ないので落ち着いた環境で勉強ができます。

5月までは乾季なのでメリットもありますが、4~5月は一番暑い時期ではあります。

 

同様に航空券が比較的安くて、割引キャンペーンも期待できるのが10~12月前半です。

ただしこの時期は前述のとおり、雨季と台風を考慮する必要があります。

1月は正月明けに航空券が安くはなりますが、旧正月が1~2月のどこかであります(年によって変動します)ので、その時期は東南アジア全体で航空券が品薄になり高騰します。

フィリピン留学の費用

フィリピンのセブ島にある語学学校に留学した場合の費用の目安を紹介します。

期間ごとの費用の内訳も留学を検討する参考にして下さい。

フィリピンセブ島:1ヶ月の費用の総額

1ヶ月のフィリピン留学の費用の内訳は以下を参考にしてください。

  内訳 料金
学費 入学金 1~3万円
授業料・滞在費・食費 15~37万円
現地で学校に支払う費用 空港送迎費(片道) 0.2~0.5万円
   
SSP費 1.8万円
ビザ代 0円
デポジット 0.8~1.3万円
テキスト代 0.3万円
水道光熱費 0.5~0.9万円
管理費 0.2~0.5万円
その他の費用 航空券代(往復) 7~10万円
海外旅行保険 1.5万円
現地生活費(お小遣い) 3~6万円
総額 32万円~60万円

 

フィリピンセブ島:2ヶ月の費用の総額

2ヶ月のフィリピン留学の費用の内訳は、以下を参考にしてください。

  内訳 料金
学費 入学金 1~3万円
授業料・滞在費・食費 29~73万円
現地で学校に支払う費用 空港送迎費(片道) 0.2~0.5万円
SSP費 1.8万円
ビザ代 1.1万円
デポジット 0.8~1.3万円
テキスト代 0.6万円
水道光熱費 1.1~1.8万円
管理費 0.5~1.1万円
その他の費用 航空券代(往復) 7~10万円
海外旅行保険 3.6万円
現地生活費(お小遣い) 6~9万円
総額 54万円~101万円

 

フィリピンセブ島:3ヶ月の費用の総額

3ヶ月のフィリピン留学の費用の内訳は以下を参考にしてください。

  内訳 料金
学費 入学金 1~3万円
授業料・滞在費・食費 43~109万円
現地で学校に支払う費用 空港送迎費(片道) 0.2~0.5万円
SSP費 1.8万円
ビザ代 2.5万円
デポジット 0.8~1.3万円
ACR-I Card 0.8万円
テキスト代 0.9万円
水道光熱費 1.6~2.8万円
管理費 0.8~1.6万円
その他の費用 航空券代(往復) 7~10万円
海外旅行保険 5万円
現地生活費(お小遣い) 9~12万円
総額 77~144万円

3ヶ月の留学からは、ACR-I Cardの費用が加わります。

留学期間によって必要な許可証についてはフィリピン留学のビザの費用を参考にしてください。

ACR-I Cardとは

フィリピンに59日以上滞在する外国人に取得が義務付けられている「外国人登録証」です。

許可証の申請は語学学校で代行してもらえます。手数料がかかる場合もあるので確認しておきましょう!

 

フィリピンセブ島:4ヶ月の費用の総額

4ヶ月のフィリピン留学の費用の内訳・総額は以下を参考にしてください。

  内訳 料金
学費 入学金 1~3万円
授業料・滞在費・食費 58~145万円
現地で学校に支払う費用 空港送迎費(片道) 0.2~0.5万円
SSP費 1.8万円
ビザ代 3.3万円
デポジット 0.8~1.3万円
ACR-I Card 0.8万円
テキスト代 1.2万円
水道光熱費 2.1~3.7万円
管理費 1.1~2.1万円
その他の費用 航空券代(往復) 7~10万円
海外旅行保険 7.1万円
現地生活費(お小遣い) 12~15万円
総額 99~186万円

 

フィリピンセブ島:5ヶ月の費用の総額

5ヶ月セブ島に留学した費用の内訳・総額以下を参考にしてください。

  内訳 料金
学費 入学金 1~3万円
授業料・滞在費・食費 72.5~181万円
現地で学校に支払う費用 空港送迎費(片道) 0.2~0.5万円
SSP費 1.8万円
ビザ代 4.1万円
デポジット 0.8~1.3万円
ACR-I Card 0.8万円
テキスト代 1.5万円
水道光熱費  2.7~4.7万円
管理費 1.3~2.7万円
その他の費用 航空券代(往復) 7~10万円
海外旅行保険 9.2万円
現地生活費(お小遣い) 15~18万円
総額 121~228万円

 

フィリピンセブ島:半年の費用の総額

フィリピンセブ島に半年留学した場合の費用の内訳・総額は、以下を参考にしてください。

  内訳 料金
学費 入学金 1~3万円
授業料・滞在費・食費 87~217万円
現地で学校に支払う費用 空港送迎費(片道) 0.2~0.5万円
SSP費 1.8万円
ビザ代 5.4万円
デポジット 0.8~1.3万円
テキスト代 1.8万円
ACR-I Card 0.8万円
水道光熱費 3.2~5.6万円
管理費 1.6~3.2万円
その他の費用 航空券代(往復) 7~10万円
海外旅行保険 11.3万円
現地生活費(お小遣い) 18~21万円
総額 142~270万円

 

フィリピンセブ島:1年の費用の総額

1年間のセブ島留学の費用の内訳は以下を参考にしてください。

  内訳 料金
学費 入学金 1~3万円
授業料・滞在費・食費 174~434万円
現地で学校に支払う費用 空港送迎費(片道) 0.2~0.5万円
SSP費 1.8万円
ビザ代 10.2~11.1万円
デポジット 0.8~1.3万円
ACR-I Card 0.8万円
テキスト代 3.6万円
水道光熱費 6.2~11.2万円
管理費 0.1~0.3万円
その他の費用 航空券代(往復) 7~10万円
海外旅行保険 19.9万円
現地生活費(お小遣い) 36~42万円
総額 269~521万円

フィリピンの留学費用の平均についてはフィリピン留学費用の平均も参考にして下さい。

まとめ

フィリピン留学におすすめな時期は雨季の6月~11月です。

安い時期に留学したいなら4月~6月と10月~12月の大学生の留学が少ない時期がおすすめです。

フィリピン留学の目的や希望する過ごし方によって、適した時期は異なります。

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最新の現地の情報が豊富なので、自分にあった時期や語学学校を選ぶのに最適なアドバイスが期待できます。

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