フィリピン・セブ島留学で失敗しない留学を!初心者だからフィリピンの治安、安全性をブログでサポート。【営業時間9:00~18:00】

フィリピン・セブ島留学で失敗しない留学を!初心者だからフィリピンの治安、安全性をブログでサポート。

【民族衣装】フィリピンの正装「バロンタガログ」の歴史と特徴を紹介

シン
WRITER
 
フィリピン衣装(バロンタガログ)
この記事を書いている人 - WRITER -
シン
フィリピン・セブ島留学専門家//セブ&バギオ公認エージェント/ライフカウンセラー/2度のフィリピン留学でTOEIC900&IELTS6.5取得

ネットの情報があまりにも胡散臭いので、フィリピンに年間7~9回ほど視察に行って情報収集してます。

【好き】世界一周、フィリピン、マンゴー丸かじり、カレーライス、糸の力(納豆)、ドローンはMavic Pro 2 Zoom、DJI Osmo Pocket
詳しいプロフィールはこちら

フィリピンの伝統衣装と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?

東南アジアの国なら、色鮮やかな民族衣装が多いのではないでしょうか。でも、フィリピンの正装は、ヨーロッパ風のエレガントなものが多いです。その理由は、フィリピンがスペインやアメリカなどの植民地支配を受けた歴史にありました。

恐らくテレビのニュースなどでフィリピン大統領が来ていた服を覚えている方も少なくないんじゃないかな?

 

植民地時代には、ヨーロッパから伝わった服飾文化や宗教が影響を与えましたが、その中でフィリピン独自の素材や技法を用いて、伝統衣装が発展していったという流れです。今回は、フィリピンの伝統衣装の中でも、「バロンタガログ」について、その歴史と特徴を紹介しますよ。

フィリピンの民族衣装「バロンタガログ」とは

バロンタガログとは、フィリピンの男性の民族衣装で、正装用のシャツです。バロンタガログは、植民される前の先住文化と、スペイン帝国の服装の両方から要素を取り入れた独特のスタイルです。

僕もフィリピン人の結婚式に招待されたときはこれを着るべきかどうか相当悩みました(笑)

 

バロンタガログは、薄く透ける布地で作られており、刺繍やレースなどの装飾が施されています。バロンタガログは、通常白色や淡色で、下にアンダーシャツを着て、ズボンやドレスシューズと合わせます。結婚式や政治行事などのフォーマルな場面で着用されています。

「バロンタガログ」の素材と特徴

バロンタガログの素材には、伝統的にはピニャマニラ麻が使われます。ピニャはパイナップルの葉から抽出した繊維で、マニラ麻はアバカという植物から抽出した繊維です。

これらの素材は、軽くて涼しくて丈夫であるとともに、高級感やエレガンスを演出してくれます。最近では、シルクやポリエステルなどの安価な素材も使われますが、伝統的な素材は上流階級や特別な場合に着用されます。

実際に来てみても、軽くて丈夫なのがわかるよ。

 

バロンタガログの特徴は、刺繍やレースなどの装飾です。刺繍は主にシャツの前面にあるペチェラという部分に施されますが、袖や背中にもある場合があります。刺繍にはドロンワークやシャドウ刺繍などの技法が使われます。

レースは主に襟や袖口にあしらわれますが、全体にある場合もあり。装飾には手書きやプリーツ細工なども見られ、装飾のデザインや複雑さは、着用者の地位や富を表すこともあります。

作り方

民族衣装としての「バロンタガログ」の歴史

バロンタガログの歴史は、植民化以前のフィリピンから始まります。

当時は、男女ともにバロという襟なしのシンプルなシャツを着ていました。このシャツは南アジアのクルタに似ており、交易や近隣地域との接触が影響を与えたと考えられます。貴族や戦士は赤色や金色などを用いて区別されていました。

スペイン植民地時代(1565年-1898年)に入ると、フィリピンの服飾文化は大きく変化します。

スペイン人は、先住民の服装を軽蔑し、ヨーロッパ風の服装を強制しました。しかし、先住民はヨーロッパ風の服装に抵抗し、自分たちの素材や技法を用いて、バロンタガログという独自のスタイルを作り上げました。

バロンタガログは、先住民の衣装としてスペイン人と区別されましたが、同時にフィリピンの国民的な衣装としても認められました。

アメリカ植民地時代(1898年-1946年)になると、バロンタガログはさらに発展しました。

アメリカ人は、フィリピンの文化や伝統を尊重し、バロンタガログを公式な場で着用することを奨励し、結果的にその後フィリピンの独立運動やナショナリズムの象徴としても使われるようになったんだよ。

 

参考)フィリピンの歴史を知ろう!スペインから日本までの激動の500年

 

現代では、バロンタガログはフィリピンの正装として広く着用されています。結婚式や政治行事などのフォーマルな場ではもちろんですが、日常的な場でもカジュアルなバロンタガログが見られます。バロンタガログは、フィリピンの文化や歴史やアイデンティティを表す衣装として、国内外で高く評価されています。

 

バロンタガログは、元々は平民の服装で、武器を隠し持っていないかを確認しやすいようにするために透けていたとも言われているよ。

 

まとめ

この記事では、フィリピンの正装であるバロンタガログについて、その素材と特徴、歴史と変遷を紹介しました。

バロンタガログは、植民される前の先住文化とスペイン帝国の服装の両方から要素を取り入れた独特のスタイルです。バロンタガログは、薄く透ける布地で作られており、刺繍やレースなどの装飾が施されています。

バロンタガログは、フィリピンの国民的な衣装として誇りに思われており、結婚式や政治行事などのフォーマルな場面で着用されます。

 

バロンタガログは、フィリピンの文化や歴史やアイデンティティを表す衣装として、国内外で高く評価されているので、皆さんもフィリピンでフォーマルな儀式に参加するときは着用してみてください。

 

これらの動画は、バロンタガログの素材や刺繍、製造工程などを紹介しているものです。また、現地でバロンタガログの刺繍体験ができるツアーの情報もありますよ。

バロンタガログに興味がある方には参考になると思います。

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
シン
フィリピン・セブ島留学専門家//セブ&バギオ公認エージェント/ライフカウンセラー/2度のフィリピン留学でTOEIC900&IELTS6.5取得

ネットの情報があまりにも胡散臭いので、フィリピンに年間7~9回ほど視察に行って情報収集してます。

【好き】世界一周、フィリピン、マンゴー丸かじり、カレーライス、糸の力(納豆)、ドローンはMavic Pro 2 Zoom、DJI Osmo Pocket
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© フィリピン留学Hub(ハブ) , 2023 All Rights Reserved.