留学費用が安い国ランキング【2026年最新】1ドル160円で計算し直した1ヶ月・半年の総額

2026年最新・留学費用が安い国ランキング

「留学したいけれど、お金がない」「欧米は高すぎて諦めかけている」——ここ1〜2年、この相談が目に見えて増えました。

13年以上、年間1,000人以上の留学をサポートしてきましたが、2026年の留学費用は、正直に言って数年前の常識が通用しなくなっています。1ドル160円という円安と航空券の燃油サーチャージの値上がりで、ネットの古い見積もりを信じて予算を組み、現地でお金が足りなくなって帰国する方が実際に出ています。

この記事では、主要な留学先の費用を今の為替で計算し直し、安く行ける国をランキング形式で並べました。あわせて、「表面的な金額の安さ」に騙されないための見方と、国を選んだあとにさらに費用を抑える方法までまとめています。

この記事の30秒まとめ

  • 第1位 フィリピン(セブ島):1ヶ月 約40万円/半年 約170万円
  • 第2位 カナダ・オーストラリア・ニュージーランド:1ヶ月 69〜76万円/半年 318〜362万円
  • 第3位 マルタ:1ヶ月 約80万円/半年 約402万円
  • 参考 アメリカ:1ヶ月 約113万円/半年 500万円超

金額はすべて航空券・海外旅行保険・食費・生活費を含めた総額です。為替は1ドル160円・1ユーロ184円で計算しています。

動画でも同じ内容を解説しています。読むより聞くほうが早い方はこちらをどうぞ。

この記事の確認記録
執筆:田中慎一(代表・現地視察70校以上)/確認:フィリピン留学Hub編集部
最終確認:2026年9月11日
誤りに気づかれたらお問い合わせフォームへ。確認して訂正します。

2026年、留学費用はどれだけ上がったのか

ランキングの前に、なぜ「古い情報」が危険なのかを押さえておきます。理由は2つ、為替と航空券です。

為替:2019年と比べて約40%の円安

「自分が見た情報はそんなに高くなかった」という方は、その情報がいつの為替で計算されたものかを確認してみてください。現在の為替は1ドル110円でも120円でも130円でもなく、160円です。2019年と比べると約40%の円安なので、ドル建ての留学費用も、単純計算で40%ほど上がったことになります。

ユーロはさらに深刻で、1ユーロ184円ほど。コロナ前と比べて50%以上も円安が進んでいます。数年前に書かれた「マルタは安い」という紹介記事を読んでしまうと、現実の金額とはとんでもなくかけ離れてしまいます。

航空券:燃油サーチャージだけで往復11万2,000円

追い打ちをかけているのが航空券です。中東情勢の悪化や原油価格の高騰を背景に、各国の航空会社が2026年5月発券分から燃油サーチャージの大幅な値上げを発表しました。北米・ヨーロッパ・オセアニア路線は、チケット代とは別に、燃料の追加料金だけで往復11万2,000円です。

一方、フィリピンはアジア路線なので、燃油サーチャージは往復3万9,000円。渡航費の時点で、欧米・オセアニアと比べて7万円以上の差がついています。

アメリカ留学の現実:1ヶ月113万円・半年500万円超

まずは、多くの方が一度は憧れるアメリカから見ていきます。留学情報サイト各社が出している費用相場を、航空券・海外旅行保険・ビザ関連費まで含めて1ドル160円で計算し直すと、語学留学の費用は1ヶ月で約113万円。これが半年(6ヶ月)になると、500万円以上という金額になります。

しかも、この金額で終わりません。アメリカで外食をすると1食3,000〜5,000円ほどかかり、そこに18〜22%のチップが上乗せされます。食費を切り詰めようとすると、留学の楽しみそのものが削られていきます。

アメリカをはじめとする欧米留学は、普通の大学生や社会人が気軽に行ける金額から、完全にかけ離れてしまいました。行ける人がかなり限られてしまったというのが、2026年の現実です。

【2026年最新】留学費用が安い国ランキング

「じゃあ、お金がない人は留学を諦めるしかないの?」というと、そんなことはありません。ここからは、費用を抑えて行ける国をランキング形式で紹介します。

各エージェント・情報サイトの最新相場を今の為替で計算し直し、航空券・海外旅行保険・食費・生活費まで含めた総額で並べています。予算を立てるときの目安にしてください。

順位1ヶ月の総額半年の総額燃油サーチャージ(往復)授業の形
1位フィリピン(セブ島)約40万円約170万円3万9,000円マンツーマン中心(1日8〜10時間)
2位カナダ・オーストラリア・ニュージーランド69〜76万円318〜362万円11万2,000円グループ授業(1日3〜4時間)
3位マルタ約80万円約402万円11万2,000円+乗り継ぎグループ授業(1日3〜4時間)
参考アメリカ約113万円500万円超11万2,000円グループ授業(1日3〜4時間)

第3位:マルタ|1ヶ月 約80万円・半年 約402万円

ヨーロッパの美しいリゾート地で、ヨーロッパの中では物価が安いことから人気を集めてきた留学先です。目安は1ヶ月およそ80万円、半年でおよそ402万円。

ただ、ドル円以上にユーロ円の円安が進んでいるため、「安いヨーロッパ留学」だったマルタが、ほかの欧米留学より高くなりつつあります。2019年と比べて総額が50%以上増えた計算です。さらに日本からの直行便がなく、航空券代と欧州路線の高い燃油サーチャージ(往復11万2,000円)がかさむのもネックです。

第2位:カナダ・オーストラリア・ニュージーランド|1ヶ月 69〜76万円・半年 318〜362万円

この3カ国は費用がそこまで大きく変わらないので、まとめて2位としました。目安は1ヶ月およそ69〜76万円、半年でおよそ318〜362万円です。

アメリカよりは安く、学生ビザでもアルバイトができたり、ワーキングホリデーで現地で稼げたりするのが強みです。ただし、語学学校にしっかり通うための初期費用としては依然として高く、往復11万2,000円の燃油サーチャージも重くのしかかります。

「ワーホリで稼ぐ前に、まず英語を仕上げたい」という方は、この3カ国へ行く前にフィリピンで基礎を固める組み立てもあります。詳しくはワーホリ前のフィリピン留学で解説しています。

第1位:フィリピン(セブ島)|1ヶ月 約40万円・半年 約170万円

圧倒的な1位はフィリピンです。フィリピン留学を専門にしている弊社の最新データでは、1ヶ月の総額が約40万円、半年で約170万円。選ぶ学校や部屋のタイプで幅があり、1ヶ月なら36.5万〜63.5万円、半年なら165万〜240万円の範囲に収まります。

フィリピンもほかの国と同じように物価高の影響を受けています。それでもこの金額で収まるのは、物価と人件費の水準が違うからです。燃油サーチャージも往復3万9,000円と、渡航費の段階から差がついています。

期間別の内訳は、それぞれのページで細かく出しています。

ただ、フィリピンの本当のすごさは、この「表面的な金額」ではありません。

「金額が安い国」と「コスパがいい国」は別物です

ここがいちばんお伝えしたいところです。パッと見の費用の安さに騙されないでください。フィリピンがほかの国と決定的に違う理由が2つあります。

理由①:寮費と食費が最初から「すべて込み」

欧米の費用目安は、家賃の安い郊外に住み、毎日自炊をして切り詰めた場合の食費で計算されていることがほとんどです。せっかくの留学で、毎日スーパーの安い食材を買って自炊し続けるのは、正直しんどいです。

実際、ギリギリの予算で欧米留学をした人の中には、食費を極限まで切り詰めるために味付けなしのパスタだけ、ジャガイモやリンゴだけ、格安のホットドッグだけで飢えをしのいだり、生活困窮者向けのフードバンク(食糧支援)に頼ったりした事例も報告されています。

一方、フィリピンの金額には全寮制の寮費と1日3食の食費が最初から含まれています。食事はビュッフェ形式が一般的で、部屋の掃除や洗濯までスタッフがやってくれます。そのため、現地で追加で使うお金が圧倒的に少なくて済みます。

これが「毎日3食ついてくる」というのが、欧米との差をいちばん実感する部分です。自炊も外食もしなくていいので、食費の心配をせずに勉強に集中できます。

理由②:1日8時間のマンツーマン。半年で欧米留学の1年分

もう1つが授業の密度、つまり自分が英語を話す量です。欧米やマルタの語学学校は、1日3〜4時間のグループ授業が主流です。15人のクラスで、あなたが英語を話す時間は1日に何分あるでしょうか。

フィリピンは1日8〜10時間のマンツーマン授業が中心です。1日8時間で単純計算すると、半年で約1,440時間。これは欧米留学の1年分に匹敵する学習密度です。マンツーマンだからこそ、嫌でも自分が話さなければいけない環境になり、スピーキング力が伸びます。

フィリピンの語学学校のマンツーマン授業。講師と留学生が机をはさんで1対1で向き合っている

ただし、マンツーマンは「時間数を増やせば増やすほど伸びる」というものでもありません。そのあたりの注意点はマンツーマン授業の落とし穴で書いています。

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英語圏ではないフィリピンで、英語は本当に身につくのか

「安いのは分かったけれど、英語圏じゃない国で大丈夫?」という不安は、よくいただきます。

フィリピンでは英語が公用語の1つで、学校教育もビジネスも英語で行われています。語学学校の講師は、英語を教えるための訓練を受けたフィリピン人です。フィリピンが安いのは物価と人件費の水準が理由であって、授業の中身が薄いからではありません。

「フィリピン人講師の訛りが移るのでは」という心配については、フィリピン英語の訛りは移るのかで検証しています。欧米留学との違いを授業・生活・伸び方まで細かく比べたい方は、セブ島留学と欧米留学の徹底比較をどうぞ。

国を選んだあと、さらに費用を抑える4つの方法

フィリピンに決めたあとも、組み立て方しだいで費用はまだ動きます。実際にお見積りを作っている立場から、効き目の大きい順に4つ挙げます。

①学校選びで、同じ1ヶ月でも約12万円変わる

セブ島の人気2校を、同じ1ヶ月・同じ4人部屋で比べると、総額はEVアカデミーが約50万円、SMEAGキャピタルが約38万円。約12万円の差が出ますが、受けられる授業の質や時間は基本的に変わりません。差はリゾートのような設備や食事といった「環境」の分です。この12万円を快適さに払うかどうかで選び方が決まります。

②部屋タイプで、1ヶ月 約4.2万円変わる

学校を変えなくても、部屋タイプを変えるだけで費用は動きます。SMEAGキャピタルの例では、学校へのお支払いが4人部屋で約21.4万円、1人部屋で約25.6万円。差は1ヶ月で約4.2万円、1日あたりに直すと1,400円ほどです。費用を抑えたい学生の方や、留学中に友人を作りたい方は4人部屋で十分です。

フィリピンの語学学校の4人部屋。カーテン付きの2段ベッドが並んでいる

③夏休み・年末年始のピークシーズンを避ける

繁忙期に留学する場合、学校によっては「ピークシーズン追加料金」が上乗せされます。目安は1ヶ月で約2万5,000円。金額そのものは大きくありませんが、予算に入れていない方がほとんどです。時期をずらせる方は、それだけで浮きます。学校ごとの有無と期間はピークシーズン追加料金の学校別まとめにあります。

④期間の組み立てを見直す(短期・2カ国留学)

まとまった期間が取れない方は、1週間からでも行けます。フィリピンなら1週間の総額が20万円台からで、日本国籍の方は30日以内の滞在ならビザの手続きも不要です。欧米では、往復の燃油サーチャージだけで11万円かかるため、短期になるほど割高になります。詳しくは1週間・2週間の短期留学の費用をご覧ください。

逆に長期で考えている方は、フィリピンで基礎を固めてからワーホリで稼ぐ「2カ国留学」という組み立てもあります。全期間を欧米で過ごすより総額を抑えられます。ワーホリか2カ国留学かで迷っている方へで比較しています。

予算別:その予算で、フィリピンなら何ヶ月行けるか

「留学に◯万円まで出せる」という方向けに、予算ごとの目安をまとめました。フィリピンの金額は弊社の実際のお見積りにもとづく範囲、ほかの国はランキングの数字から計算しています。

用意できる予算フィリピンならカナダ・豪・NZならアメリカなら
40〜60万円1ヶ月(総額36.5万〜63.5万円)3週間ほど2週間ほど
100〜150万円3ヶ月(総額92万〜147万円)1ヶ月半〜2ヶ月1ヶ月前後
170〜240万円半年(総額165万〜240万円)2ヶ月半〜3ヶ月1ヶ月半〜2ヶ月

同じ170万円でも、フィリピンなら半年、カナダやオーストラリアなら3ヶ月弱、アメリカなら2ヶ月に届きません。しかもフィリピンは、その半年のあいだ毎日8時間のマンツーマンです。半年あれば、初心者からでもTOEIC800〜900点台や、ビジネス英会話のレベルまで目指せます。

よくある質問

留学費用がいちばん安い国はどこですか?

航空券・保険・食費・生活費まで含めた総額で見ると、フィリピンです。2026年の為替(1ドル160円)で計算して、1ヶ月の総額が約40万円、半年で約170万円。欧米やオセアニアの半分以下で、寮費と1日3食の食費が最初から含まれています。

安い国は、授業の質も低いのではないですか?

フィリピンが安いのは、物価と人件費の水準が違うからで、授業の中身が薄いからではありません。むしろ1日8〜10時間のマンツーマン授業が中心で、欧米の1日3〜4時間のグループ授業より、自分が英語を話す時間ははるかに多くなります。

1〜2週間の短期留学で、いちばん安い国はどこですか?

短期こそフィリピンが有利です。1週間の総額が20万円台からで、日本国籍の方は30日以内の滞在ならビザの手続きも要りません。欧米は往復の燃油サーチャージだけで11万2,000円かかるため、期間が短いほど渡航費の割合が大きくなります。

為替が変わったら、この記事の金額も変わりますか?

変わります。この記事は1ドル160円・1ユーロ184円で計算しています。円高に戻ればどの国も安くなりますが、国どうしの差の大きさは変わりません。フィリピンは寮費と食費が最初から総額に含まれているため、現地に着いてからの出費が為替でぶれにくいのも特徴です。

まとめ:同じ予算なら、フィリピンが実質コスパ1位

  • 2026年は1ドル160円と燃油サーチャージの値上げで、欧米留学の費用は数年前より4〜5割上がっている
  • 総額で安い順は、フィリピン → カナダ・オーストラリア・ニュージーランド → マルタ。アメリカは1ヶ月113万円
  • フィリピンの金額は寮費・食費込み。しかも1日8時間のマンツーマンで、半年で欧米の1年分の密度
  • 学校・部屋タイプ・時期・期間の組み立てで、フィリピンの中でもさらに抑えられる

同じ100万〜200万円という大金を使うなら、現地で高い生活費を心配しながら自炊に追われる欧米よりも、すべて込みの環境で1日8時間マンツーマンで鍛えられるフィリピンの方が、実質的な費用対効果はぶっちぎりです。

予算が足りないからといって、留学を諦める必要はまったくありません。「自分が用意できる予算で、フィリピンに何ヶ月行けるのか」「ワーホリ前に2〜3ヶ月だけ基礎を固めるといくらか」といったご相談は、無料でお見積りを作っています。お気軽にどうぞ。

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この記事を書いた人

フィリピン留学Hub代表。2013年からフィリピン・セブ島留学の支援を続けて13年。自身も2度のフィリピン留学を経験し、TOEIC900・IELTS6.5を取得。

語学学校70校以上を現地で視察し、年間1,000件以上の留学相談に対応。学校の良い点も弱点も、見てきたまま正直に書いています。