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「フィリピンの大学に進学したいけど、費用が気になる」
そんな悩みを持っていませんか?確かに、フィリピンの大学進学の情報はまだそこまで多くないですから、学費や現地での生活費、交通費など気になることはたくさんありますよね。
結論から言うと、フィリピンの大学進学の学費は日本や欧米諸国に比べて格段に安いです。その費用は、日本の大学の約3分の1、カナダの大学の5分の1程度と言われます。
今回は、フィリピン大学留学のスペシャリストである私たちが、進学にかかる費用を徹底的に解説していきます。
フィリピンの大学正規留学についての詳細は「フィリピンの正規留学を徹底解説」をご参照ください。
以下にフィリピンの大学に進学した場合、4年間で総額いくらぐらいの費用が掛かるのかを計算してみました。
項目 | 費用 |
入学金 | 約1万5000円 |
学費/年 | 約10~30万円 |
家賃/年 | 約36万円 |
水道光熱費/年 | 約6万円 |
食費/年 | 約24万円 |
通信費/年 | 約5万円 |
交通費/年 | 約1万円 |
合計(1年) | 82~102万円 |
合計(4年) | 328~404万円 |
フィリピンの大学に進学した場合、1年間でだいたい100万円前後、4年間で400万円前後の費用がかかることが分かります。
大学の学費が格安なのはもちろんですが、家賃や水道光熱費など日本と比べてリビングコストが安い点も魅力です。
以下の比較表を見ると、フィリピンの大学留学が、日本や他国の留学と比べて格段に費用がどれだけ安いかが分かります。
項目 | フィリピン | 日本 | カナダ |
入学金 | 約1万5000円 | 約25万円 | × |
学費/年 | 約10~30万円 | 約55~90万円 | 約250~450万円 |
家賃/年 | 約36万円 | 約72万円 | 約72万円 |
水道光熱費/年 | 約6万円 | 約12万円 | 約8万円 |
食費/年 | 約24万円 | 約36万円 | 約36万円 |
通信費/年 | 約5万円 | 約12万円 | 約12万円 |
交通費/年 | 約1万円 | 約12万円 | 約12万円 |
保険/年 | 約3万円 | 約14万円 | 約6万円 |
合計(1年) | 約82~102万円 | 約238~273万円 | 約390~590万円 |
合計(4年) | 約328~404万円 | 約952~1092万円 | 約1560~2360万円 |
費用をさらに抑えるためには、地域選びがとても大事です。
具体的には、物価が安くて、気温も涼しくて、遊びの誘惑も少ないエリアを選ぶのがコツです。
以下の記事に詳細をまとめていますので、あわせて読んでみてください。
フィリピンの大学留学にかかる費用は、私立大学と国公立大学(州立大学)で若干の授業料が異なります。
国公立大学の年間授業料は3万円~10万円程度(大学により差はあります)、私立大学の場合は10万円~45万円程度です。
特にマニラのトップレベルの私立大学の授業料は年間20~45万円と地方の私立大学に比べると高額です。
代表的な3つの国公立大学(州立大学)の学費(年間)を以下に紹介します。
フィリピン大学デリマン(マニラ) | 約16万円 |
セブノーマル大学(セブ) | 約2万円 |
ベンゲット州立大学(バギオ) | 約3万円 |
代表的な3つの私立大学の学費(年間)を以下に紹介します。
デラサール大学マニラ校 | 約50万円 |
アテネオ大学 マニラ校 | 約30万円 |
セントルイス大学(バギオ) | 約15万円 |
フィリピンの大学の奨学金は基本的にフィリピン人に対して支給されるもので、外国人生徒は対象でない場合がほとんどです。
もし親族や保証人などがフィリピン国内におり、返済が行える条件があれば話は別ですが、それ以外では返済に関して信用がないということで奨学金を得ること自体がまず難しいでしょう。
また、フィリピンの学費でさえ奨学金を得なければならないという人は、経済的にチャレンジするのは危険なので、大学留学事態を考え直した方がいいかもしれません。
もしくは、日本の機関を活用して奨学金を借りるという手段もあります。
以下の記事に詳しくまとめたので参考にしてください。
大学に通う際は、大抵の場合、現地のアパートで独り暮らしをすることになります。
大学によっては学生寮を提供しているところもありますが、クオリティーが高くないのであまりお勧めはしていません。
日本人の学生は、アパートを借りて通学するのがおすすめ。生活費は、おおよそ以下の通りです。
生活費 | 家賃 | 約1,056,000円(480,000ペソ:10,000ペソ/月×4年間) |
食費 | 約739,200円(336,000ペソ:7,000ペソ/月×4年間) | |
水道光熱費 | 約105,600円(48,000ペソ:1,000ペソ/月×4年間) | |
インターネット | 約105,600円(48,000ペソ:1,000ペソ/月×4年間) | |
お小遣い・雑費 | 約1,056,000円(480,000ペソ:10,000ペソ/月×4年間) |
フィリピンの場合、地域によって家賃なども大きく異なります。下記に相場をまとめましたので参考にしてください。
まずは、アパートの家賃の相場から見ていきましょう。
という条件のお部屋を選ぶ場合、以下の家賃が相場です。
マニラ | 約44,000~55,000円(20,000~25,000ペソ/月) |
地方都市(バギオなど) | 約17,600~28,600円(8,000~13,000ペソ/月) |
物件によっては、家具が一式揃っているお部屋もあります。
現地の物件探しは、フィリピンにあるサポートデスクのスタッフがお手伝いしますのでご安心ください。
水道光熱費は、マニラも地方都市も大きく変わらず、月1,000ペソ(2,200円)ほどになります。
食費は、だいたい月7,000ペソ(約1万5000円)で見積もっています。
これはアパートで自炊をすることを前提として、たまに外食もいれるというシチュエーションを想定して算出しています。
フィリピンには、露店から全世界チェーンのレストランまで様々な種類のレストランがあります。
もし、普段の食事を外食にする場合…
露店での食事 | 1食:約130円(60ペソ) |
ファストフード店 | 例)マクドナルドのビックマックセット:約374円(170ペソ) |
レストランでの食事 | 1人前:約660~1200円(300~500ペソ) |
自炊をする場合は、さらに安く抑えることができるでしょう。お米の値段は1キロ約130円(60ペソ)前後です。露店やスーパーでおかずだけ購入することもできます。
マニラや地方都市で多少値段は異なります。マニラの方が少しだけ物価が高いです。
アパートには、すでに無料Wi-Fiが入っているところが多いです。
個人で契約をした場合は、月々の支払いは約1,000ペソほどになります。(インターネットの契約の種類で値段は異なります。)
次に、お小遣いや雑費です。
結論から言うと、普段のちょっとした雑費やお友達とのお出かけなどを含めて、マニラでも地方でも1ヶ月に2~3万円ほどのお小遣いで十分足りると思います。
カフェでは、200~300円程度でおいしいコーヒーが飲めますし、バーなどに行って飲んでも(お酒の種類にはよりますが)1,000円ぐらいで6~7杯は飲めます。映画なども500円程で見ることができます。
日本から比べると遊びにかかるコストは格段に低いです。 もちろん、雑費は人により大きく異なりますので、上記は平均値として参考にしてください。
フィリピンの銀行のATMを使ってお金をおろせますのでご安心ください。
そのため事前に国際対応のクレジットカードかデイビットカードをお作りになることをお勧めします。
航空券、海外旅行保険、ビザ費用についてご説明します。
航空券 | 往路:20,000円(日本→フィリピン) 棄てチケット:5,000円 | |
海外旅行保険 | 約60万円(15万円/年×4年間) | |
ビザ代金 | 約60,000円(1年目250USD+約3,500ペソ/年更新×3年間) | |
ACR-Iカード | 約30,000円(50USD+500ペソ×4年間) |
日本からフィリピンには、キャリア航空会社から格安航空会社(LCC)まで、たくさんのフライトが運航しています。渡航時間は、約4時間半程度。
日本の主要空港である
などから直行便が出ています。
JALやANA、フィリピン航空など、「キャリア」と呼ばれる航空会社の便を使うと片道35,000円前後になります。
おすすめは格安航空会社です。価格は、片道約20,000円ぐらい。中でも、セブパシフィック航空やジェットスター航空が有名です。
最安値はジェットスター航空ですが、セブパシフィック航空はたまに爆発的に安いプロモチケットを販売するので要チェックです。
航空券に関して、注意すべき点が一つあります。
語学研修に行く留学生の方は、「観光ビザ」での入国になりますが、フィリピンに「観光ビザ」で入国する場合は、片道チケットだけでは入国できません。
対策としては、
のいずれかを購入する必要があります。
そこで、おすすめしているのが「棄てチケットを購入する」という手法です。
復路の便で、第三国へ行く格安航空券を購入し、入国するという手段です。人気の航空券は、マニラからマレーシアのコタキナバル行きで、5,000円ほどで購入できます。
「学生ビザ」を取得できた後は、片道チケットのみで入国できます。
学留学の場合長期の滞在になるので、病気やけがなど万が一の事態に備えるために、海外旅行保険への加入を強くお勧めいたします。
最近では、保険会社が長期留学用の保険を販売しています。 費用は、1年間で15~20万円ほどの商品が多いようです。
保険料節約のためにご自身で内容をカスタマイズできる保険もあるようですが、以下の保証は万が一のために必ず入れておきましょう。
さらに詳しい情報は、保険のプロにアドバイスを受けましょう。
もし、補償内容が劣ってもいいから費用を少しでも抑えたいという方は、フィリピンの医療保険に加入するというのも手です。
医療保険を提供しているフィリピンの保険会社としては以下の4社が有名です。
簡単に3社の特徴を紹介します。
Philhealth(フィルヘルス)は、保健省に所属する政府所有の保険会社です。国民皆保険を実施するために1995年に設立されました。
労働者の加入は義務ですが、留学生は任意です。ACR-Iカードがあれば加入できます。
保険料は年間17,000ペソと地味に高いわりに補償内容がしょぼいです。保険料は年間17,000ペソ(4万近く)なのに医療費の1割程度がカバーされる程度(9割自己負担)と全くお勧めできません。
Maxicareは民間の保険会社です。以下の補償額と応じた4つのプランを選択選択できます。保険料は、プランと年齢によって変わってきます。
補償内容も通院や入院費用など医療に掛かる基本的な費用は負担してくれます。
保険料は年間支払の支払です。例えば、20万ペソの補償が受けられるPlatinum Plusに18歳で加入するとしたら年間の保険料は約38,679ペソ(約8万円)になります。
日本の保険会社の海外旅行保険に比べると割安ですが、次にご紹介するPacific Crossの保険に比べると少し割高です。
Pacific Crossは民間の保険会社です。特徴は、他社に比べて高額の補償額を提供しているプランが多いこと。補償内容も通院や入院費用など医療に掛かる基本的な費用は負担してくれます。
若年層におすすめなのが「Life Stlye」というプランでは、年間保険料が20代前半なら年間23,549ペソ(約5万円)、20代後半で年間25,376ペソ(約5万3千円)とそこそこリーズナブルで最大25万ペソ(約60万円)まで医療費を負担してくれます。
通常、フィリピンの保険会社の補償額は年間10万ペソ(約25万円)ぐらいが上限なので2倍以上の額ですね。
Pacific Crossを活用した保険料の節約は、以下の記事でも紹介していますので見てみてください。
フィリピンの大学で学ぶには学生ビザを取得する必要があります。
語学学校から大学に進学する場合は、観光ビザから学生ビザに切り替えることとなります。 費用は、250USD(約27,000円)になります。
学生ビザへの切り替えのプロセスに関しては、入学手続きを行う際に窓口から説明があります。また学生ビザの取得は、入学が決定した後に大学が代行して行ってくれますのでご安心ください。
学生ビザは1年ごとに更新が必要です。更新には、約3,500ペソの費用が掛かります。大学が手続を代行してくれますが、その際、大学によっては別途手数料がかかる可能性があります。ただ、恐らく500円前後と思われます。
また、学生ビザの他にACR-Iカードという外国人登録証も作らなければなりません。こちらの費用は、50アメリカドル+500ペソ(日本円で約7500円)ほどになります。こちらも1年ごとに更新が必要です。
外国人留学生がフィリピン国内でアルバイトをすることは、法律で禁じられています。
その代わりにおすすめしているのが、オンラインで「フリーランス」としてお仕事をすることや長期休み中に日本に帰国し、短期アルバイトをすることです。
ランサーズやクラウドワークスなどのサイトに登録し、英語の翻訳のバイトをしてお小遣いを稼ぐのがおすすめです。
大学生も夜は比較的時間がありますから、空き時間に1~2時間の仕事をすることは十分に可能です。
最近は、短期で稼げるリゾートバイトをする人も増えています。日本の観光地のホテルや旅館のスタッフとして住み込みで働ける高時給のバイトなどもあります。
日本の私立大学に通った場合の総額費用は、約1000万円と言われていますが、フィリピンでは、その半額以下で大学に進学できるわけですね。
もちろん、地域ごとに物価やアパートの家賃などの金額差はあります。
特に、マニラへの進学になると物価や家賃が高い傾向がありますし遊びの誘惑も多いので、バギオやダバオといった地方都市もおすすめです。
上記の費用を目安に、大学留学の予算計画をたてましょう。