フィリピンの学校の学年制度

学年制度は、国によって内容が大きく異なります。

例えば、日本は小学校6年、中学校3年、高校3年、大学4年というスケジュールが一般的ですよね。アメリカは週によっても学年制度が若干異なり、飛び級などもあります。

では、フィリピンの学年制度はどうでしょうか。

こちらの記事ではフィリピンの学校の学年制度について、詳しく解説していきます。

目次

フィリピンの学校の学年制度

以下に幼稚園から高校までのフィリピンの学年制度をまとめました。

Kindergarten(幼稚園)

1年間

 

Grade School(小学校)

6年間

 一般的に6-7歳で入学

Juior High School(中学校)

4年間

日本でいう中学校

Seior High School(高校)

2年間

日本でいう高校

University/College(大学)

4年~

日本で言う大学

日本よりも中学校が1年間長いという特徴がありますが、大学に入る年齢は変わらなそうですね。

2012年までは、初等教育(小学校)が6年間、中等教育(High School=高校)が4年間の10年間しかありませんでしたが、2013年にアメリカで主流の教育制度K-12(k twelve)が導入され現在の形に移行しました。

フィリピンの大学の入学時期、卒業時期は?

セミスター(2学期)制の大学の場合

イベント

8月~9月

入学&1学期スタート

12月下旬

1学期終了。年末年始休暇(2週間程度)

1月中旬

2学期スタート

5月末

卒業式。在校生は8月まで長期休暇に入る。

トライミニスター(3学期)制の大学の場合

以下に、三学期制を採用している、デラサール大学のスケジュールをサンプルとして記載します。

イベント

10月

入学&1学期スタート

2月上旬

1学期終了。休暇(2週間程度)

2月下旬

2学期スタート

5月末

2学期目終了。休暇(2週間程度)

6月下旬

3学期目スタート

9月中旬

3学期目終了。休暇(2週間程度)

入学時期

大学の入学時期は、大学ごとに異なります。ここが日本の大学進学との大きな違いです。

一般的に8月から入学および授業開始という大学が多いですが、中には9月や10月という大学もあります。

また、バギオ大学やコーディリエラ大学のように2学期目からも新入生の受け入れを行うような大学もあります。つまり、年に2回(8月と1月)入学チャンスがあるということです。

こういった大学はチャンスが多いので非常に入学しやすいですね。

卒業の時期

卒業の時期は、5月の大学が多いです。

卒業式は、大学の一大イベントのひとつです。

夏休みの時期など

大学の長期休みは、1学期の終わりに当たる12月末から1月2週目ぐらいまでの短期の冬休みと、2学期目が終わる6月から8月の長期休みの2種類です。

大学によっては、7月に早期夏季講習を受けられるところもあります。

三学期制を採用している大学は、長期休みがほとんどありません。その分、1年から半年早く卒業できます。

日本の大学の入学・卒業時期と比較すると

   

日本

フィリピン

(17〜18歳)

大学受験

高校3年生/1月〜3月

高校3年生/10月~2月(大学により大きく異なる。)

高校卒業

高校3年生/3月

高校3年生/3月

(18〜19歳)

大学入学

大学1年生/4月

8月~10月

 

 

(20〜21歳)

就職活動開始

大学3年生/12月

大学4年生/○○月

(21〜22歳)

大学4年生へ進級

大学4年生/4月

大学4年生/8~10月

内定

大学4年生/5月〜8月

大学4年生/4月

大学卒業

大学4年生/3月

大学4年生/5月

(22〜23歳)

入社

社会人1年生/4月

入社

日本人のスケジュールで入学しやすい大学5選

1.シリマン大学

シリマン大学

シリマン大学は、セブ島から近いドゥマゲテに校舎を構える私立大学です。設立は1908年と歴史のある大学で生徒数は約9,000人です。

オープン・アドミッションポリシーという規定を掲げており、原則入学試験なしで出願が可能です。

教育、看護、ITの学部が政府の優良認定を受けています。

国内ランキング 12位
難易度 Bクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★★
学費 約15万円~/ 1年

2.サウスウェスタン大学

サウスウェスタン大学

サウスウェスタン大学は、フィリピンのセブに校舎を構える私立大学です。設立は1946年で、学生数は約13,000人です。

オープン・アドミッションポリシーという規定を掲げており、原則入学試験なしで出願が可能です。

医療&ヘルスケアの分野においてフィリピン国内で非常に評判が高い大学です。

国内ランキング 35位
難易度 Bクラス
教育レベル ★★★★
施設や設備 ★★★★
学費 約20万円~/ 1年

3.ホセリザール大学

ホセリザール大学

ホセリザール大学は、1919年に創立されたフ歴史ある大学です。フィリピンの首都マニラにあるマンダルヨンというエリアに校舎を構えています。生徒数は、約17,500人です。

入学試験無しで出願ができる大学です。設備がとてもいいことに加え学費がそこまで高くないのも魅力です。

経営学部が政府の優良認定を受けています。

国内ランキング 41位
難易度 Bクラス
教育レベル ★★★★
施設や設備 ★★★★★
学費 約16万円~/ 1年

4.ファティマ大学

ファティマ大学

ファティマ大学は、1967年に設立された私立大学です。学生数も約45,000人は大規模です。

ファティマ大学は、入試なしで出願できる大学です。学費の割には施設の設備もかなり整っているのでおすすめです。

観光学部と薬学部が政府の優良認定を受けています。

国内ランキング 52位
難易度 Bクラス
教育レベル ★★★★
施設や設備 ★★★★
学費 約22万円~/ 1年

5.アレラーノ大学

アレラーノ大学

アレラーノ大学は、フィリピンの首都マニラに7つのキャンパスを構える私立大学です。1938年に設立されました。学生数は約30,000人で大規模な大学と言えます。

アレラーノ大学は、「オープン・アドミッション」という制度を採用しており、入学試験無しで出願が可能です。

国内ランキング 78位
難易度 Bクラス
教育レベル ★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約15万円~/ 1年

6.バギオ大学

バギオ大学

バギオ大学は、フィリピン北部の教育都市バギオに校舎を構える私立大学です。設立は1948年で学生数は約15,000人です。

もともと「バギオ技術商業研究所」として始まった大学なので、ビジネス系、観光ホスピタリティー系、IT系エンジニア系などキャリアに繋がりやすい学部を開設してるのが特徴です。

日本、韓国、中国などの東アジア諸国や中東諸国から多くの留学生が訪れるのでます。試験が英語力試験のみでいいという進学のしやすさも魅力です。

国内ランキング 83位
難易度 Bクラス
教育レベル ★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約10万円~/ 1年

7.コーディリエラ大学

コーディリエラ大学

バギオ大学は、フィリピン北部の教育都市バギオに校舎を構える私立大学です。設立は1966年で学生数は約18,000人です。

キャリアに活きやすいビジネス系、IT系、観光ホスピタリティー系の学部を開設しています。

入学試験が英語力診断とIQテストのみという点も進学しやすいおすすめポイントです。

国内ランキング 84位
難易度 Bクラス
教育レベル ★★★★
施設や設備 ★★
学費 約10万円~/ 1年
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