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フィリピンの国公立大学について解説!私立大学との違いとは?

tomo-san
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フィリピン大学マニラ校
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ほとんど英語が話せない状態で社会人になってからフィリピン留学を経験。

2012年から5年間、フィリピンにある語学学校でマネジャーとして働き、数多くの日本人留学生の英語学習をサポート。最終的には副代表に就任。その後、複数の語学学校のコンサルティングも携わる。

これまでの経験からフィリピンの現地事情や語学学校の情報に精通している。スピーキングが伸びる英語学習アドバイスなども人気。TOEIC900(R/L)

フィリピンには約2300の大学があり、それらは主に国公立大学と私立大学の2つに分類できます。

日本では、国公立大学と私立大学で学費や入学難易度の違いなどがありますが、フィリピンではどうなのか、気になるところですよね。

そこでこちらの記事では、フィリピンの国立大学と私立大学の特徴や違いなどを開設していきます。

フィリピンの国公立大学の特徴

フィリピンの国公立大学の概要

フィリピンの国公立大学は、文字通り国や地方自治体など政府機関からの出資で建設された大学のことを指します。

フィリピンでは国立大学、公立大学(州立、市立大学)を総称して「Public University(パブリック・ユニバーシティ)」と呼びます。

フィリピンには607校の国公立大学があると言われています。

フィリピンの国立大学で一番有名なのは、フィリピン国内トップのフィリピン大学です。フィリピン大学は、フィリピン各地に姉妹校を持っている巨大フランチャイズでもあります。

厳密にいうと、国立大学はフィリピン大学系列の大学のみです。その他は全て、州立大学、市立大学などの公立大学になります。

フィリピンの国公立大学の学費

フィリピンの国立大学の学費は、フィリピン人と留学生とで異なります。

まず、フィリピン人の学生は学費が無料です。そのため、貧しいこでも一生懸命勉強して国立大学を目指します。

一方、留学生は、学費こそ支払う必要がありますが多くの大学で1年間3万円前後と私立大学に比べてかなり安価な学費で進学することがでます。(※いくつか例外はあります。)

ただし、国が運営している者なので予算が限られており、私立大学に比べて施設の設備が古い傾向があります。

フィリピンの国公立大学の入学難易度

フィリピンの国立大学への入学の難易度は高いです。特に外国人生徒にとってはより難易度も上がります。

なぜなら、基本的に試験は、英語、数学、科学など複数の科目を受験する必要がありますし英語も堪能でとびきり優秀な学生と定員の枠を競う必要があるからです。

また、公にはされていませんが、国立大学は政府のお金で運営されていますから、フィリピン人の優秀な学生が安い学費で学べるようフィリピン人学生を優先して考えるという事情もあるでしょう。

フィリピンの私立大学の特徴

フィリピンの私立大学の概要

ファティマ大学

私立大学は、財団や個人によって私費で設立、運営されている大学です。フィリピンでは私立大学を「Private University(プライベート・ユニバーシティ)」と呼びます。

フィリピンには1,573校の私立大学があります。

私立大学で有名な名門校は、アテネオ大学、デ・ラサール大学などです。こちらも、フィリピン各地に姉妹校を構える巨大フランチャイズです。

フィリピンの私立大学の学費

フィリピンの私立大学の学費は10~50万円と国立大学よりも高くなり、大学によっても大きく差があります。

学費が高額な大学はその分、施設の質が高く、設備がとても整っている傾向にあります。日本人でも全く違和感なく快適な生活を送れるレベルです。

フィリピンの私立大学の入学難易度

フィリピンの私立大学への入学の難易度は大学によって大きく異なります。

大学ランキングでトップ20以内に入るような名門校は、入学時点での英語力の条件が課されていたり、試験も英語、数学、科学、論文など多くの対策をしなければいけません。

しかし一方で、入学試験なしで出願ができたり、試験が英語力診断のみなど難易度が低い大学も存在します。

外国人留学生にとっては、試験がない大学の方が出願しやすいです。そのため、私立大学の方が留学生が多い傾向にあります。

しかも、試験がないからと言って質が悪いわけではありません。あくまで大学の方針の違いです。

フィリピンの国立大学と私立大学の比較ポイント

以下に、フィリピンの国立大学と私立大学の比較ポイントを表でまとめてみました。

 

国公立大学

私立大学

大学の数

607校

1,573校

学費

約3万円~ ※一部例外あり

約10~50万円

難易度

高い

大学による

施設

古いところが多い

学費が高いところは綺麗

留学生の数

少ない

多い

国立大学と私立大学で学べる科目や教員の質などに大きな差があるわけではありません。

フィリピンの大学の場合、トップレベルの大学はたくさんの学部を開設しており、政府の優良認定を受ける学部が多く、ミドルクラスの大学は学部の数が少なくかつキャリアに直結するような学部を開設している傾向がみられます。

学費の面では確かに差はありますが、あまり国立や私立という枠にとらわれずに学べる学部や大学の施設などの生活環境なども考慮して大学を選択することをおすすめします。

フィリピンでトップ100位以内に入る国立大学

1.フィリピン大学デリマン

フィリピン大学デリマン

フィリピン大学デリマンは、1909年にフィリピンの首都マニラのケソンに設立された歴史ある国立大学です。学生数は約47,000人です。

フィリピンの大学留学ランキングにおいて長年1位の座を維持する、文字通りフィリピンNo.1の大学といえます。

フィリピン国内で最多の20を超える学部が政府の優良認定を受けています。

教授陣も世界中からトップクラスの人材が集まっていますので、教育を受けるには最高の環境が整っていると言えます。

国内ランキング 1位
難易度 Sクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約16万円~/ 1年

フィリピン大学マニラ校

フィリピン大学マニラ校

フィリピン大学マニラ校はフィリピン大学の分校で医療分野ではフィリピントップの大学として知られています。マニラのエルミタに校舎を構え、学生数は6,000人ほどです。

フィリピン・ジェネラル・ホスピタルという大学病院も運営しています。

看護と医学部が政府の優良認定を受けています。医療系の学部を専攻するならかなりおすすめの大学です。

国内ランキング 5位
難易度 Sクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約16万円~/ 1年

サウスイースタン大学

サウスイースタンフィリピン大学

サウスイースタン・フィリピン大学は、ダバオにある公立大学です。

設立は、1978年で生徒数は、約10,000人です。学費が4万5000円からと安いため、金銭的恵まれなくても優秀な学生が集まります。

ただ、他校に比べて入学条件のレベルが高く、高校の成績(GPA)が85%以上であることという条件。すべての科目において8割以上の成績を収めているということ(GPA3以上)などかなり優秀な生徒を対象に募集を行っています。

IT系、教育系、農業系、言語系など政府から優良認定を受けている学部が多くあり特に農業と教育学はレベルが高いことで有名です。

国内ランキング 80位
難易度 Sクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約3万円~/ 1年

フィリピン大学ビサヤ校

フィリピン大学ビサヤ校

フィリピン大学ビサヤ校は、イロイロにある国立大学です。

マニラに本校を構えるフィリピンNo.1の名門フィリピン大学がビサヤに建てた姉妹校になります。設立は、1979年で生徒数は、約3,000人と小規模です。

入学の難易度は高いのでそれなりの覚悟を持って試験対策に挑みましょう。

海洋学部が政府の優良認定を受けています。フィリピン大学ビサヤ校がメインにしているのは、漁業です。

国内ランキング 37位
難易度 Sクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約16万円~/ 1年

フィリピン大学ミンダナオ校

フィリピン大学ミンダナオ校は、名門フィリピン大学のダバオキャンパスとして優秀な学生が集まる大学です。

入試の難易度が高いうえに、学生の定員が1500名程度と小規模なので競争率はより激しくなります。

優良認定を受けている生物学部で専攻できるエコロジーなどは、環境問題が話題になっている現代に適した学問であると思います。

国内ランキング 50位
難易度 Sクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約16万円~/ 1年

フィリピン・ノーマル大学

フィリピンノーマル大学

フィリピン・ノーマル大学は、1901年にマニラに建設された公立大学です。歴史的な趣を感じさせる古都メトロマニラのエルミタに校舎を構え、生徒数は、約10,000人ほどです。

学費が1万円からと非常に安いですが、施設は古くかなり老朽化が進んでいます。

教育学部が政府の優良認定を受けています。

国内ランキング 24位
難易度 Sクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費

約16万円~/ 1年

ベンゲット州立大学

ベンゲット州立大学

ベンゲット州立大学は、フィリピン北部の教育都市バギオの隣町のラ・トリニダッドに校舎を構える公立大学です。

設立は1916年で学生数は約10,000人です。

学費が約3万円からとかなり安いのも魅力ですが、入学の難易度は高いです。

もともと農業系の学部のみでスタートした大学で、農学部には非常に長い歴史があり、フィリピン国内でも有数の優良学部として知られています。

国内ランキング 69位
難易度 Sクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約3万円~/ 1年

マニラ市立大学

マニラ市立大学

マニラ市立大学は、1965年にフィリピンの首都マニラのイントラムロス内に設立された公立大学です。マニラ市の支援金によって建設された大学で生徒数は、約6,600人です。

授業料は3万円からと格安ですが、高校で上位10%の成績をとったものしか入ることのできない超難関校でもあります。

政府の優良認定を受けた学部はありません。

国内ランキング 66位
難易度 Sクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約3万円~/ 1年

フィリピン大学バギオ校

フィリピン大学バギオ校

フィリピン大学バギオ校はは、フィリピンのトップの名門大学であるフィリピン大学が1921年にバギオに設立した姉妹校です。学生数は約2,500人と小規模です。

フィリピン大学と同じUPCATという入学試験を受験する必要があるので地方にある姉妹校と言えど、入学の難易度は高いです。

生物学、数学、物理学のサイエンス系の学部が政府から優良認定を受けています。

国内ランキング 30位
難易度 Sクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約16万円~/ 1年

セブ・ノーマル大学

セブノーマル大学

セブ・ノーマル大学は、フィリピンのセブ島にある公立大学です。設立が1902年ととても歴史があり、2度の世界大戦を経て今もなお現存するフィリピンでも重要な大学のひとつです。

学費が約3万円からと他の大学と比べても格安ですが、海外からの留学生の受け入れ実績はあまりないようなので受け入れ態勢に心配があります。(※現在はコロナ禍で外国人留学生の受け入れを停止しています。)

教育系と看護系の学部が政府の優良認定を受けています。

国内ランキング 54位
難易度 Aクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約3万円~/ 1年

セブ工業大学

セブ技術大学

セブ技術大学は、1901年にてセブ島のセブシティに設立された歴史ある公立大学です。

授業料が4万円からと超安価なのが魅力ですが、校舎や施設の設備はそこまで新しくはないのであまり期待はしないでおきましょう。

優良認定を受けた学部はありませんが、IT系やエンジニア系の学部がとても評価が高いです。

国内ランキング 90位
難易度 Aクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約3万円~/ 1年

リーザル工科大学

リーザル工科大学

リサール工科大学は、フィリピンのマンダルヨンに校舎を構える公立大学です。工学系の学問を提供するリーダー大学としてフィリピン国内で一定の地位を持っています。

公立大学ではありますが、学費は一般の大学と比べ2倍ほど高額です。そのため、ある程度裕福な家庭の学生が多く集まります。

政府の優良認定を受けている学部はありませんが、IT、エンジニアリングの学部に強みを持っています。

国内ランキング 56位
難易度 Aクラス
教育レベル ★★★★★
施設や設備 ★★★
学費 約3万円~/ 1年
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2012年から5年間、フィリピンにある語学学校でマネジャーとして働き、数多くの日本人留学生の英語学習をサポート。最終的には副代表に就任。その後、複数の語学学校のコンサルティングも携わる。

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